信徒が保持すべきルール
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/27 14:55 UTC 版)
「東方福音キリスト教会」の記事における「信徒が保持すべきルール」の解説
東方福音キリスト教会は信徒に対し、以下のルールを守るよう、強く要求している。 教会内で音楽を演奏してはいけない。 異言で話をしてはいけない。カリスマ運動・ペンテコステ運動へ参加してはいけない。 十分の一献金を認めてはいけない。 左翼活動、反国家活動、および反日的な政治活動をしてはいけない。 各詳細は後述のとおりであるが、これらのルールを破ることは教会内において毒麦を生長させる可能性がある、として警告を発している。また、自己満足的な言動を自らの信仰のあり方と混同することを戒めている。 なお、禁止事項を犯した者は、破門される。 教会内における音楽演奏の廃止「わたしたちは、ツヴィングリの見解と同じく、教会内での音楽をすべて廃止する。賛美歌も一切歌わない。 礼拝では、音楽を演奏するよりも、聖書を朗読するべきである。なお、教会音楽の伝統を否定することはしない。 また、わたしたちが娯楽・趣味で音楽を演奏したり聴いたりすることを否定するものでもない。」 異言で話すこと、およびカリスマ運動・ペンテコステ運動へ参加することの禁止「聖書に記されている異言は、外国の言葉に関することを述べているのであって、 人間が理解できないことばを話したり、霊的・熱狂的なエクスタシーに浸ったりすることは、非聖書的である。 まして、異言を話せない信徒を見下したり、否定したりする者は、キリスト教徒でもない。 非聖書的な異言は、古くはモンタヌス主義に始まり、現代のペンテコステ運動に至るまで、女性からの発現が多く見られる。 これらは、悪魔による現象の発現であって、信じてはならない。関わってもならない。 婦人たちは、教会では黙っていなさい。婦人たちには語ることが許されていません。律法も言っているように、婦人たちは従う者でありなさい。 また、カリスマの異言を適切に正しく理解できると称する者は、楽園から追放されたきっかけを知らないか、もしくは反キリストである。 女は蛇に答えた。「わたしたちは園の木の果実を食べてもよいのです。」 主なる神は女に向かって言われた。「何ということをしたのか。」女は答えた。「蛇がだましたので、食べてしまいました。」 異言、預言、神癒などの現象は、新約聖書の完成をもって、終焉している。また終末論に関しても、千年王国は霊的な象徴であって、人は最後の審判がいつ行われるかを予言できない。 イエスはお答えになった。「人に惑わされないように気をつけなさい。わたしの名を名乗る者が大勢現れ、『わたしがメシアだ』と言って、多くの人を惑わすだろう。」 悪魔にだまされることはない、と言い切れる者は、すでに悪魔にだまされている。」 制度としての十分の一献金の禁止「教会にとって、献金は必要なものである。 しかし、十分の一献金などを教会や牧師に対して強制的に納めさせるような制度は、認めてはならない。 献金の類は、個人の良心にしたがって、個人の判断で納めるべきである。 また献金は、神への捧げものであって、教会を守る牧師に対するものではない。 十分の一献金の名のもとに、牧師の所有欲が満たされるようなことは、あってはならない。 献金が、牧師あるいは牧師家族にとっての贅沢品に姿を変えたり、散財されていたりする場合、 その牧師および牧師家族は悪魔であり、キリスト者でもない。 マラキ書に言う、「神への偽り(神からの盗み)」を行っているのは、その牧師自身である。 民衆が皆聞いているとき、イエスは弟子たちに言われた。「律法学者に気をつけなさい。彼らは長い衣をまとって歩き回りたがり、また、広場で挨拶されること、会堂では上席、宴会では上座に座ることを好む。そして、やもめの家を食い物にし、見せかけの長い祈りをする。このような者たちは、人一倍厳しい裁きを受けることになる。」イエスは目を上げて、金持ちたちが賽銭箱に献金を入れるのを見ておられた。そして、ある貧しいやもめがレプトン銅貨二枚を入れるのを見て、言われた。「確かに言っておくが、この貧しいやもめは、だれよりもたくさん入れた。あの金持ちたちは皆、有り余る中から献金したが、この人は、乏しい中から持っている生活費を全部入れたからである。」 強欲な牧師は、やもめの家を食い物にする律法学者と同じである。 そして、十分の一献金制度が旧約聖書に基づくものであるとか、私たちの信仰生活におけるチャレンジなのだ、と言う聖職者・信者がいれば、彼らに近づいてはならない。彼らは、金のやりとりを通して自己満足しているだけの、愚か者だからである。 また、もし十分の一献金制度が絶対に守るべき律法であるとして強制されるのであったとしても、十分の一献金を支払ってはならない。 このとき、信者にとって献金は未払金のようなものであり、負債である。強欲な牧師から、お金を借りているとみなされる。 したがって七年経過すれば、その負債は免除される。 なぜなら聖書に、 七年目ごとに負債を免除しなさい。負債免除のしかたは次のとおりである。だれでも隣人に貸した者は皆、負債を免除しなければならない。同胞である隣人から取り立ててはならない。主が負債の免除の布告をされたからである。外国人からは取り立ててもよいが、同胞である場合は負債を免除しなければならない。あなたの神、主は、あなたに嗣業として与える土地において、必ずあなたを祝福されるから、貧しい者はいなくなるが、そのために、あなたはあなたの神、主の御声に必ず聞き従い、今日あなたに命じるこの戒めをすべて忠実に守りなさい。 とあるからである。」 左翼活動、反国家活動の禁止「キリスト者は左翼思想と関わってはならない。支援してもならない。左翼思想は神の存在を憎む、悪魔の思想である。左翼思想に影響されて、平和主義や無抵抗主義を主張するのも、異端である。 わたしたちの信条に影響を与えない限り、自分の生まれた国を愛するべきである。 なぜなら、わたしたちの主が、わたしたちをこの国に遣わしてくださったからである。 国家、国旗、皇帝、国王の類は、神と同等の存在ではないし、崇拝してもいけないが、それらを敬重するこころは、当然もつべきである。敬重するこころをもてない者たちは、たとえ今、口ではキリストを信じていたとしても、いずれキリストと神の国に反旗を翻すことであろう。 人は皆、上に立つ権威に従うべきです。神に由来しない権威はなく、今ある権威はすべて神によって立てられたものだからです。 キリストの名を騙り聖書を捻じ曲げて、反国家的・反日的な政治活動しかできない教会は、悪魔の教会である。」
※この「信徒が保持すべきルール」の解説は、「東方福音キリスト教会」の解説の一部です。
「信徒が保持すべきルール」を含む「東方福音キリスト教会」の記事については、「東方福音キリスト教会」の概要を参照ください。
- 信徒が保持すべきルールのページへのリンク