保護の歴史
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/10 07:32 UTC 版)
1949年 非狩猟鳥獣に指定され、狩猟禁止。 1971年 国の天然記念物に指定。 1985年 「ツシマヤマネコ第一次生息特別調査」実施(〜1987年)。 1989年 国設伊奈鳥獣保護区設定、保護事業開始(長崎県に委託)。 1991年 環境庁「レッドデータブック」で「絶滅危惧種」に評価される。 1993年 「ツシマヤマネコを守る会」結成。 1994年 種の保存法(1992年)に基づき、「国内希少野生動植物種」に指定。「ツシマヤマネコ第二次生息特別調査」実施(〜1996年)。環境庁が長崎県に委託。 1995年 「ツシマヤマネコ保護増殖事業計画」告示。環境庁・林野庁ともに事業開始。 1996年 FIV(ネコエイズ)感染個体が発見される。 1997年 上県郡上県町(現在の対馬市上県町)に「対馬野生生物保護センター」開所。「ツシマヤマネコ第二次生息特別調査」調査結果発表。 1998年 「ツシマヤマネコ保護増殖事業連絡協議会」設置。環境庁の新レッドリストで「絶滅危惧IA類」に評価される。 2000年 福岡市動植物園において初の子ネコ(メス)が誕生。 2001年 「ツシマヤマネコを語る集い」開催(11月3日 そば道場)。約100名参加。 2002年 「ツシマヤマネコ第三次生息特別調査」実施(〜2004年)。「ツシマヤマネコ応援団」結成。 2003年 対馬野生生物保護センターにおいてFIV感染個体「つしまる」(オス)の一般公開開始。 2005年 「ツシマヤマネコ第三次生息特別調査」の結果発表。最新(2000年代前半)の推定生息数は約80-110頭。 2006年 ツシマヤマネコ保全計画づくり国際ワークショップ開催(1月9-11日 美津島文化会館)内外から約120名参加。 2007年 ツシマヤマネコ応援団 舟志の森づくりスタート ヤマネコの住環境である森林の保全活動を開始。センターの公開個体が「つつじ」(メス:FIV感染個体)に交代。初代公開個体の「つしまる」が死亡。鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する法律施行規則」が改正。長崎県「第10次鳥獣保護事業計画」策定。とらばさみの使用が禁止される。長崎県が厳原町内山地区に設置していた自動撮影カメラにツシマヤマネコが写る。下島で23年ぶりに生息が確認された。 2008年 センターの公開個体が「つつじ」から「福馬」(オス:福岡市動物園生まれ)に交代。ツシマヤマネコ保護に関する市民シンポジウム開催(3月23日 上県地区公民館) 2009年 「つつじ」死亡。厳原町小浦の九電工対馬営業所敷地内で同年春生まれと思われる亜成獣のオス(体重1130g)が保護。 2010年 対馬野生生物保護センター改装。対馬市ネコ適正飼養条例施行(7月1日)。 2011年 ツシマヤマネコ野生復帰シンポジウム開催(1月23日 対馬市交流センター。約320名参加)。「舟志の森自然学校」開校。過去一年間で7頭の交通死亡事故が発生したためツシマヤマネコ交通事故非常事態宣言を発令。美津島町黒瀬(下島)の山中において対馬市民が生体動画の撮影に成功。下島では、2007年以降2回の静止画撮影には成功しているが、動画撮影されたのは今回が初となる。 2012年 域外での繁殖のため捕獲した最初の個体(No.1 オス)が死亡。推定15歳。 2013年 下島の鮎もどし公園内に順化施設(対馬自然保護官事務所厳原事務室)が完成(4月11日)。ツシマヤマネコ生息調査(第四次調査、2010-2012)公表(5月)。
※この「保護の歴史」の解説は、「ツシマヤマネコ」の解説の一部です。
「保護の歴史」を含む「ツシマヤマネコ」の記事については、「ツシマヤマネコ」の概要を参照ください。
- 保護の歴史のページへのリンク