保護の実態
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/11 03:56 UTC 版)
「大連中山広場近代建築群」の記事における「保護の実態」の解説
中山広場とこれらの建物は大連一番の観光地になっているだけでなく、すべて銀行などの業務に実際に使われているため、21世紀の初頭には、建物の保護と実用化の矛盾で、次のような実態を呈している。 横浜正金銀行大連支店(中国銀行大連分行) 2005年に後方にガラス張りの大型新ビルが追加され、旧ビルの後方の外壁は取り壊されて、新ビルと繋がった。中国銀行大連分行の銀行業務はすべて新ビルの方で行なわれ、旧ビルは内装がすべて取り払われて、1・2階吹き抜けの大きなホールになり、そこに歴史的な写真が飾られていて、旧ビルは新ビルへの正面入り口のようになった。旧ビルの正面と両側面の外壁には変化はない。 朝鮮銀行大連支店(中国工商銀行中山広場支行) 2009年に内装は一新されて、1・2階吹き抜けの現代的な銀行サービス・フロアになって、内部には往時の面影はない。中国工商銀行は広場の向かいに大連支分があるので、ここを利用する顧客は少ない。建物の外壁には、以前と変化はない。
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