五糧液
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/27 17:25 UTC 版)
五糧液、五粮液(ごりょうえき、ピン音:Wǔliángyè[1])は、白酒の銘柄の1つ。白酒という中国酒のジャンルにおいては、「茅台酒」と並ぶメジャーな銘柄である[2][3]。名称は5種類の穀物(高粱、もち米、うるち米、とうもろこし、小麦)を原料とすることにちなむ[2]。1963年に北京で開催された全国評酒会議においては18種類の「国家銘酒」のひとつとして選出された[4]。中華人民共和国四川省宜賓市の企業、五糧液集団有限公司(五粮液集团有限公司)が製造しており、ラインナップにはアルコール度数が68度から39度、29度、25度まで様々ある[5]。日本ではあまり名前が知られていないが、中国においては茅台酒よりも人気があるとされる[1][2]。
- ^ a b c 杉山明『お食辞海: 読んでおいしい中国料理』牧歌舎、2007年、170-171頁。ISBN 9784434109393 。
- ^ a b c d e 中山時子; 陳舜臣 編『新・中国料理大全 4 四川料理:』小学館〈新中国料理大全〉、1997年、134頁。ISBN 9784096808641 。
- ^ a b c d e f g h 李大勇「中国四川省の酒とその発展について」『日本醸造協会誌』第87巻、公益財団法人 日本醸造協会、124-129頁、1992年 。
- ^ 胡金定「酒の中国文化」『言語と文化』第2巻、甲南大学、61-72頁、1998年 。
- ^ 公式サイトおよび前掲書 (李 1992, p. 126) 。
- ^ 以下、本段落は下記文献による。
- ^ 高坂明『中国「南通」』 59巻、公益社団法人 日本船舶海洋工学会、2003年、33-35頁 。
- ^ a b c “集団簡介”. 五粮液集団有限公司. 2018年11月10日閲覧。
- ^ 以下本段落は下記文献による。
- 王衍宇「中国におけるブランド消費市場の形成と企業ブランド戦略の生成」『桃山学院大学環太平洋圏経営研究』第8巻、桃山学院大学総合研究所、41-89頁、2007年 。
- ^ “自然の景観が美しく銘酒も味わえる、宜賓の知られざる観光名所6選!”. 株式会社アドベンチャー. 2018年11月10日閲覧。
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