事業の変遷とは? わかりやすく解説

事業の変遷

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/18 16:08 UTC 版)

王子製紙」の記事における「事業の変遷」の解説

その後王子製紙水力発電事業手掛けることになり、1926年には送電事業提携していた札幌水力電気株式会社買収同年末に「北海水力電気株式会社」を設立した。さらに1928年昭和3年)には雨竜川電力開発着手したのを機に子会社として「雨竜電力株会社」を設立北海道帝国大学演習林購入して雨竜発電所建設着手した。現在でも人造湖広さ日本一である朱鞠内湖形成する雨竜第一ダム」である。こうして王子製紙工場操業原動力である水力発電開発本格的に参入し物資輸送のための森林鉄道軌道各所敷設した。かつて深川市名寄市結んだ深名線はその一つでもある。 だが建設着手したばかりの1939年昭和14年)、戦時体制強化一環として電力国家統制策が取られ電力管理法施行されたことにより雨竜電力北海水力電気とともに半官半民トラスト事実上国営)である日発送電に強制的に吸収され解散余儀無くされた。雨竜発電所雨竜第一第二ダム1944年昭和19年)に完成したものの、何れも日本発送電接収されている。これにより王子製紙雨竜川電源開発から手を引き終戦後携わることは無かった事業1951年昭和26年)の日本発送電分割により北海道電力継承している)。ただし千歳川水力発電所に関して王子製紙日本発送電対し必死折衝行ったことで、例外的に接収免れている。日本発送電強制接収免れたのは日本軽金属水力発電所王子製紙千歳発電所のみであったと『王子製紙社史』には記されている。 戦後王子製紙分割され苫小牧製紙として再発足した後も、千歳発電所基幹施設である苫小牧工場電力供給した千歳発電所群は老朽化進行対処するため改築修繕が行われ現在に至るが、@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}尻別川系統尻別第一第二発電所2006年平成18年)に廃止[要出典]され、自社所有発電所施設をはじめ送電線王子尻別線)・鉄柱鉄塔類が撤去された。 現在では千歳川系統呼ばれる千歳発電所群(千歳川に5か所、漁川に1か所)が苫小牧工場支えている。民間企業ダムを含む水力発電施設有している例は東日本旅客鉄道JR東日本)や日本軽金属などごく少数限られているが、王子製紙その中で古くから水力発電自前で行う企業であり、特定規模電気事業者指定受けている数少ない民間企業でもある。千歳第一発電所見学は可能であるが、重要な発電施設であり貴重な土木遺産でもあるその他のダム発電所群は金網厳重に管理されており、立入ることはできない

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事業の変遷

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/07/03 06:32 UTC 版)

特定疾患治療研究事業」の記事における「事業の変遷」の解説

対象疾患医療費は、従来全額公費負担であったが、対象患者数の増加財政状況悪化理由1998年5月1日より、外来1日につき1000円(月2回まで)、入院1月につき14000円の一部自己負担導入された。その後2003年10月1日より、患者所得階層区分応じた月額限度額設定された。同時に更新審査において 疾患特異的治療必要ない。 臨床所見認定基準を満たさず、著し制限を受けることなく就労等を含む日常生活を営むことが可能である。 治療要する臓器合併症等がない。 の3要件1年以上満たした判定され場合軽快者と認定され受給者証に代わり特定疾患登録者証を交付される登録者証により公費負担を受けることはできない医師により症状悪化した確認され場合には、新規に申請し認定されることによって、悪化確認された日に遡って公費負担を受けることができる。 2015年1月1日からは難病医療費助成制度特定医療費助成制度)に移行したが、スモン難治性肝炎のうち劇症肝炎重症急性膵炎については本事業により公費助成を受けることができる。ただし、スモン以外の2疾病は、新たな申請をすることはできない

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