一審無罪判決から上訴審で有罪判決が下された殺人事件とは? わかりやすく解説

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一審無罪判決から上訴審で有罪判決が下された殺人事件

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/07/26 09:55 UTC 版)

日本の逆転有罪殺人事件一覧」の記事における「一審無罪判決から上訴審で有罪判決が下された殺人事件」の解説

一審無罪判決下されてその後逆転有罪判決となった殺人事件は、記録の残る中では以下の例がある(カッコ内は事件発生年)。 静岡県井川村強盗殺人事件1935年):一審無罪判決だったが、二審東京控訴院)は逆転死刑判決姫路喫茶店ケンカ殺人事件1949年):一審盗犯等ノ防止及処分ニ関スル法律適用して正当防衛として無罪判決控訴審で差戻され差戻審懲役3年執行猶予4年有罪判決受けた弘前大学教授夫人殺人事件1949年):一審無罪判決も、二審懲役15年有罪判決を受け最高裁確定。しかし、事件発生から28年後に真犯人名乗り出たことにより再審無罪確定ホテル日本閣殺人事件主犯元夫殺害事件1952年):一審では被疑者のうち1人殺人罪について無罪だったが、二審懲役10年判決最高裁確定竜門事件1953年):被疑者のうち1人一審無罪判決を受けるも、二審懲役8年有罪判決最高裁確定玉名継母毒殺事件1956年):一審無罪だったが、二審差戻し判決差戻し後の一審懲役12年判決を受け、最高裁確定宮崎三ヶ所雑貨商一家強盗殺傷事件1956年):起訴された3人のうち、1人共謀認めず一審無罪だったが二審無期懲役判決最高裁確定。(1人一審公判中に病死。もう1人一・二審とも無期懲役判決最高裁確定名張毒ぶどう酒事件1961年):一審無罪も、二審死刑判決最高裁確定事件発生から44年後の2005年再審開始決定出されたが、翌年取り消し最高裁特別抗告され、2010年高裁審理差し戻されたが2012年に再び再審開始取り消された。弁護側は特別抗告した。2015年病死CMソングプロダクション社長殺人事件1964年):一審無罪だったが二審無期懲役判決。ただし、この被告心神喪失認定され無罪判決受けたが、後にそれが仮病であることが判明したため有罪判決つながった一審では検察側は求刑放棄した)。 六甲山事件1965年):一審無罪判決控訴審での差戻し判決受けて差戻し一審逆転有罪無期懲役判決。しかし、第二次控訴審再度逆転無罪判決確定した守口少女殺人事件1966年):一審無罪判決だったが、二審懲役8年逆転有罪判決最高裁確定守口寿司店経営者殺人事件1971年):一審無罪判決だったが、二審懲役12年逆転有罪判決富山事件1974年):一審無罪判決だったが、二審懲役10年逆転有罪判決最高裁確定北本養父殺人事件1975年):養父殺害したとして起訴された娘に無罪判決。ところが、二審差戻し判決最高裁差戻し支持)、差戻し一審有罪判決受けた控訴上告棄却され懲役7年が確定。娘とその夫のいずれが真犯人争われた。 大阪市松林男児刺殺事件1982年):一審では無罪判決だったが、二審無期懲役逆転有罪判決最高裁確定堺市雑居ビル女児絞殺事件1984年):一審無罪も、二審懲役20年有罪判決最高裁確定福井女子中学生殺人事件1986年):一審無罪判決二審懲役7年逆転有罪最高裁確定事件発生から25年後の2011年再審開始決定なされたが、2013年決定取り消された。 上磯保険金殺人事件1986年):主犯とされた人物は、一審無罪判決二審逆転有罪無期懲役判決最高裁確定藤沢放火殺人事件1993年):一審では無罪判決だったが、二審懲役15年逆転有罪判決最高裁確定東電OL殺人事件1997年):一審無罪判決も、二審無期懲役有罪判決で、最高裁確定事件発生から15年後の2012年再審無罪確定京都日整学園女性理事長殺害事件1997年):一審無罪も、二審懲役12年最高裁確定神奈川2件強盗殺人事件1988年-1989年):一審では1件につき無判決無期懲役)だったが、控訴審で2件とも有罪判決死刑)。最高裁確定2009年病死手稲保険金殺人事件2000年):一審無罪だったが、二審殺人ほう助懲役3年執行猶予5年有罪判決最高裁確定豊川市男児連れ去り殺人事件2002年):一審無罪判決下されたが、二審懲役17年有罪判決下され最高裁確定した東京都北区塗装店主傷害致死事件2003年):一審では心神喪失として無罪判決控訴審では心神耗弱認定懲役3年有罪判決上告審では心神喪失疑いありとして高裁差戻したが、差戻し控訴審改め心神耗弱認定し懲役2年6月判決。再上告棄却され確定した土浦一家3人殺事件2004年):一審では心神喪失とされ無罪だったが、二審では心神耗弱とされて無期懲役判決最高裁確定旧清川村強盗殺人事件2005年):一審無罪だったが二審無期懲役判決最高裁確定神戸質店強盗殺人事件2005年):一審無罪だったが二審無期懲役判決最高裁確定山口組系多三郎一家組長刺殺事件2007年):殺害指揮したとして起訴され1人裁判員裁判無罪判決控訴審有罪懲役20年判決上告中。 津川組相談役射殺事件2008年):一審では二人とも無罪だったが、二審では一人対し無期懲役判決一人控訴棄却無罪確定有罪となった一人上告したが、最高裁確定志木母子放火殺人事件2008年):一審無罪だったが、二審差し戻し判決最高裁確定ひき逃げ強盗殺人事件2013年):一審強盗殺人無罪窃盗罪のみ有罪懲役6年だったが、二審差し戻し判決最高裁確定。 このほか、一・二審で有罪第一次差戻し審無罪第二次差戻し審有罪第二次上告審無罪と三転した末に無罪判決確定した八海事件がある。

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