ロックと仲間たち
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 05:58 UTC 版)
「ロックマンDASHシリーズ」の記事における「ロックと仲間たち」の解説
ロック・ヴォルナット(Rock Volnutt) 声 - 田中真弓 本作の主人公。14歳。14年前に赤ん坊だったロックを古代遺跡の中でバレルが発見し、キャスケット家の一員として生活している。ロールやバレルと共に、遺跡を発掘しお宝を手に入れて生活するディグアウターとして旅をする、ディグアウト(発掘)では実際に遺跡に入るメインダイバーを担当し、ロールのサポートと彼女の開発した様々な武装をもって各地の遺跡を探索している。少年ながらディグアウターとして類稀な才能を発揮。 ロックという名前の由来は、遺跡で彼を拾ったバレルが、孫娘の名前がロールであることから「ロックとロール、ロックンロール」とダジャレで名付けたことを日記に書き残している。 その正体は、古代文明最後の人間「マスター」によって作られた一等粛清官(イレギュラーハンター)「ロックマン・トリッガー」。本来は文明の秩序を乱す「イレギュラー」を抹殺する立場だったが、「人類再生プログラム」によって新しい人類と認めた「デコイ」たちを消去してまで、既に滅んだ古代人を再生させることを憂いた「マスター」からの直々の依頼により、自ら「システム史上最大のイレギュラー」となって文明を管理する“システム”の破壊を目論む。戦いの末、システムの最高位の存在「マザー」の一体であるセラと相討ちとなり、ボロボロになってしまったボディを修復するために初期化し、赤ん坊の状態で永い眠りについていたところをバレルに発見されて「ロック・ヴォルナット」として育てられており、現在に至っている。初期化の影響で記憶(メモリ)を失っているが、古代文字が読めるなど記憶が僅かに影響している描写がある。ヘブン(『DASH2』の終盤にて登場する舞台。「ロックマンDASH2」の項目を参照)にて戦いに決着を付けた後は地球に戻れなくなってしまうが、ロール達が迎えに来てくれると信じて待っている事となる。 ロール・キャスケット(Roll Casket) 声 - よこざわけい子 本作のヒロイン。ロックのガールフレンド。ディグアウトのナビゲーター。14歳。母親からは愛らしい容姿と不屈のディグアウター魂を、父親からは天才的なメカニックの才能と形見の帽子を受け継いでいる。彼女が幼い頃、両親が「大いなる遺産」を求めて「禁断の地」へ向かったきり行方不明になってしまい、バレルの元に引き取られた後、二人の足跡を探すため、ロックやバレルと共にディグアウターとしての道を歩む。ディグアウトでは遺跡の外からサポートを行うオペレーターを担当。またその卓越したメカニックの腕で、飛空船「フラッター号」の整備・操縦はもちろん、ロックの武器を開発・強化したりすることもできる。 バレルは孫が生まれた時に女の子と知ってオペレーターとして鍛えることをほのめかしており、オペレーターとしての教育をバレルから受けているらしい。 開発には安さよりも性能を重視し、フラッター号改造のため、ロックの断りも得ずに手に入れていた特殊武器やアイテムを売り払っていたり、特殊武器の改造費が異常に高いなど、メカに関しては極端に妥協を許さない一面がある。戦いが終わった後も、ロック達を迎えに行く為のロケットの開発にトロンと協同で取り掛かるも、コスト重視のトロンとはソリが合わず難航している。 バレル・キャスケット(Barrel Casket) 声 - 緒方賢一 ロールの祖父。昔は一流のディグアウターとして活躍しており、「不死身のバレル」の異名をもつ。年齢を重ねた現在は引退し、ロック達に助言などをする立場をとっている。また、数々の著書も発行している。 データ(Data) 声 - 大谷育江 14年前にロックが発見されたときから常にロックのそばにいる、謎のサル。ロックだけその言葉を理解することが出来る。ロックと共にバレルに引き取られ、以来キャスケット家の一員となる。独特な動きの踊りを常に踊っている。これからの行動に関する助言やライフ・武器エネルギーなどの回復をしたりと、ロールとは別の形でロックの冒険をサポートする。 その正体はロックマン・トリッガーの外部記憶装置。彼のメモリ(記憶)をマザーにスキャンされないよう、マスターの遺伝子コード等の重要なデータの避難先として作られた存在。ロック以外の相手とも通用する言語を用いて普通に会話することが可能。当初はロックの秘密を守るためにそのことを隠していたが、「DASH」の最終決戦の際にカトルオックス島を救う為にロックマン・トリッガー名義の命令を実行し、「DASH2」終盤にロックに全てを明かした。 街やダンジョンの中などロックの行く先々で先回りして単独で移動しており、『DASH2』のエンディングにてロックらがヘブンに取り残された時もデータだけが地球へと帰還していた。ロックの奪還を目指しロケット開発に携わるロールとトロンに助言をしようとしていたが聞き入れられず、ロックのいるヘブンに向かって謝っていた。
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