ロイコクロリディウム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/31 07:25 UTC 版)
ロイコクロリディウム / レウコクロリディウム(学名:Leucochloridium)は、吸虫の属の一つ、寄生虫の一種である。カタツムリの触角に寄生してイモムシのように擬態し、だまされた鳥がこれを捕食し、鳥の体内で卵を産み、鳥の糞と共に卵が排出され、その糞をカタツムリが食べて再びカタツムリに侵入する。
注釈
- ^ 「トランスリンガル」とは、第1義には、「複数の言語で存在する」または「多くの言語で同じ意味を持つ」ことを意味する。「トランスリンガル」について、インターネット上にはここでの用法とは違った語義で説明しているものが散見されるので、注意すること。
- ^ 生物学、解剖学、化学など。
- ^ cf. Wikt:en:Category:Translingual words suffixed with -idium
- ^ ラテン語形は規定であるが、ラテン語発音すべきとの規定は存在せず、あくまで、それが「道理だ」ということ。
- ^ よく勘違いされているが、和風の名称のみが和名ではない。例えば「ティラノサウルスの和名は『暴君竜』だ」という解説があるとすればそれは間違いで、「ティラノサウルス」が現在の標準和名であり、「ボウクンリュウ」は和名の一つ、「暴君竜」は「ボウクンリュウ」の漢字表記にすぎない。また、古くは「チラノザウルス」が標準和名であった。
- ^ この議論はインターネット上でも散見されるが、いずれかを「正しい」とする回答は、それこそが間違いである。学会が標準和名を決定しない限り、「学会が認めているという意味での“正式な”和名」は存在しないのであり、「いずれが正しいのか」という問いは意味を成さない。「分類学の父リンネの意図に沿っているか無視しているか」の違いと、「どれだけ通用しているか」という観点で「優勢と劣勢」があるのみである。なお、和名(生物の和名)の場合、ズブの素人や分類学には精通していても言語には無頓着な人が、何語の音写でもないテキトーな語感で矛盾だらけの名付けをしてしまい、それが普及してしまうというカオスな現象が頻繁に起きているのであり、本属の「ロイコクロリディウム」もその一例である可能性があることを書き添えておく(本属の研究先進国ドイツの言語に倣った可能性がある。今でもこういうこと、すなわち、当該生物種の原産国や研究先進国の言語発音に準拠しようとする研究者はおり、学名の読み方にカオスを持ち込んでいる。)。
- ^ 例えば、y を「ィュ」、ry を「リュ」と読むのは原音準拠、y を「イ」、ry を「リ」と読みやすく変えているのが慣習的音写形。また、v を u と区別せずに「ウ」と読むのは古典発音で、区別して「ヴ」と読むのは中世以降の発音。
出典
- ^ a b Carus (1835).
- ^ 佐々木 20190702.
- ^ a b 佐々木 20190724.
- ^ Robinson Jr. (1947).
- ^ Wesołowska et Wesołowski (2013).
- ^ Animal Diversity Web[1]
- ^ a b c d e f g Nakao et al. (2019).
- ^ a b c d Bakke (1980).
- ^ a b Casey et al. (2003).
- ^ Ataev et al. (2016).
- ^ a b c Castillo et González (2021).
- ^ a b Fried, Lewis Jr. et Beers (1995).
- ^ Barger et Hnida (2008).
- ^ Bakke (1982).
- ^ Burky et Hornbach (1979).
- ^ Fried, Beers et Lewis Jr. (1993).
- ^ Nolan, Thomas J. (2009年6月). “Parasites of the Robin” (英語). University of Pennsylvania. 2010年7月4日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2022年8月8日閲覧。
- 1 ロイコクロリディウムとは
- 2 ロイコクロリディウムの概要
- 3 分類
- 4 関係者
- 5 記載論文
- 6 脚注
固有名詞の分類
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