ロイコシジン

微生物の用語解説

ロイコシジン [Leucocidin]

　黄色ブドウ球菌や緑膿菌などが産生するヒトや他の動物の白血球(好中球)を特異的に破壊する細菌毒素である。病原因子の一つで白血球溶解毒素ともよばれ、一般には単一のタンパク質である。ブドウ球菌では感染初期におきる化膿性炎症の原因になる。なお、魚類のせっそう病菌病も白血球溶解因子を産生する。

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ロイコシジン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2019/08/24 16:05 UTC 版)

ロイコシジン (英: leukocidin) とは細菌により産生される孔形成毒素 (en)。ロイコシジンの名前は白血球の破壊（leukocytes+cide）に由来する。

ロイコシジンは黄色ブドウ球菌や連鎖球菌などによって産生され、ヒトやウサギの白血球を破壊する。

Panton-Valentine leukocidin (PVL) はロイコシジンの1型である。

参考文献

• 明石博臣ほか3名編『動物微生物学』朝倉書店、2008年、ISBN 9784254460285

関連項目

• 細胞毒性
• 細胞溶解毒