チオール活性の有無による分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/23 01:59 UTC 版)
「細胞溶解素」の記事における「チオール活性の有無による分類」の解説
チオール化合物によって活性化されるか否かで2つに大別される。 チオール活性酵素によって可逆的に失活し、チオール化合物(システインやチオグリコール酸など)によって活性を復活させる。コレステロールとよく結合し、結合されると活性が阻害される。 非チオール活性ブドウ球菌α毒素、ブドウ球菌ロイコシジン、緑膿菌ロイコシジンがよく研究されている。 チオール活性の有無による細胞溶解素の分類細胞溶解素産生細菌分子量チオール活性 ストレプトリジンO Streptococcus属 50-53 (A, B, C, G) 61-69 θ-毒素 Clostridium perfringens 59-62 テタノリジン Clostridium tetani 41-47 ニューモリシン Streptococcus pneumoniae 45 セレオリシン Bacillus cereus 52 非チオール活性 ブドウ球菌α毒素 Staphylococcus aureus 36 ブドウ球菌β毒素 〃 59 ブドウ球菌δ毒素 〃 68 ロイコシジンS成分 〃 31 ロイコシジンF成分 〃 32 ウェルシュ菌α毒素 Clostridium perfringens 43 緑膿菌ロイコシジン Pseudomonas aeruginosa 42
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