メインドラマ
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「京都人の密かな愉しみ」の記事における「メインドラマ」の解説
エドワード・ヒースロー 演 - 団時朗 洛志社大学文化人類学教授。イギリスヨークシャー出身。独身。京都に移住して10年ほど経っている。京都の、それも観光旅行では見えにくい内面の文化に興味がある。それらを体現していると思われる和菓子屋の若女将に関心を持ち、一歩間違えばストーカーまがいに尾行したりもしている。イギリスで許婚となったエミリー・コッツフィールドに京都の自宅を探しあてられ、同居をしはじめたため家出(「冬」編)、逃亡先の丹後で行脚修行中の清哲と遭遇、「月夜の告白」編では清哲の取り成しで興聖寺の客人となり、寺男のような役割をしている。最後のシーンで出家姿(「桜散る」編で明らかになるが、龍仁老師の入れ知恵による嘘の出家だった)になり、エミリーのいる自宅を訪ね、決着を付けようとする。しかし、逆にエミリーの怒りをかって失敗し、興聖寺に逆戻りする羽目になる。「桜散る編」で興聖寺を訪ねた三八子と遭遇、彼女のアドバイスで意を決して帰宅することに。甘い物、とりわけあんこが嫌い。 沢藤三八子 演 - 常盤貴子 エドワードの住まいの隣にある老舗和菓子屋「久楽屋春信(くらやはるのぶ)」の若女将で跡取り娘。美人だが全く浮いた噂もなく、母親が持ってくる数多くの見合い話を断り続けている。その理由は長く明かされなかったが、「月夜の告白」編で父の遺言に従って清哲に後を嗣がせようとしていることが原因であることが分かった。跡取り娘として数多くのお稽古事などに追われ、友人とも遊べない寂しい青春時代を過ごし(「月夜の告白」編)、清哲も後を嗣いでくれないため、人生の幸せを見失いかけている。フランスに思い人がいるが、既婚者だったため結婚を諦めていた。しかし「桜散る」編で、相手の妻が亡くなっていたことが分かり話が急展開、結局パリに向かい結婚することになった。 沢藤鶴子 演 - 銀粉蝶 「久楽屋春信」の女将(8代目)で三八子の母。なかなか結婚に踏み切らない娘に手を焼いているが、彼女自身も跡取り娘で婿養子を迎えていたことが「夏」編で明らかにされた。更に「月夜の告白」編では娘に迷惑を掛けないため自分の代で店の廃業を考えていることが明らかになった。清哲の存在は全く知らないが、「夏」編で宇治のお茶問屋に挨拶周りした後に、興聖寺に向かう清哲を偶然見かけ、辰春の目元とよく似ていると感じ、察する所がある様子である。京都市上京区生まれの生粋の「京都人」だが「鉄輪の井戸」のことを知らずにエドワードに教えてもらうなど抜けたところがある。 清哲 演 - 深水元基 エドワードが「三八子の密かな恋の相手」と見ていた謎の托鉢僧。当初役名は「雲水はん」とだけ表示されていた。「夏」編で実は三八子の父(故人)が祇園の芸妓との間に儲けていた隠し子であることが明らかとなった。司法試験にも合格した秀才だが、自分の生母の死をきっかけに興聖寺で出家し、久楽屋を継いで欲しいと迫る三八子の願いを断り続けている。本名は堂辻悟。 エミリー・コッツフィールド 演 - シャーロット・ケイト・フォックス(心の声 - 友近) 洛志社大学言語言語学教授。イギリスヨークシャー出身。独身。「夏」編の最後のシーンで、突如夜中にエドワードの家にやってきた女性。「冬」編において、実はエドワードの親子ほど年の離れた許婚であり、彼女を避けて故郷を捨てたエドワードを追いかけ、京都へ来たことが明らかとなった。基本的に京都は好きではなく、京都の文化や人となりを熟知し表向きはそつなく過ごす一方で、内心では毒舌を吐いている。家出したエドワードの不在が続くため、心中おだやかでなくカラオケしたり、毎日のように酒を飲んでいる。「桜散る」編のラストで、パリへ行った三八子の代わりに久楽屋の下宿人となり、鶴子と仲良くしていたり、京都人独特の言い回しを披露するなど、すっかり京都に馴染んでいる様子が描かれた。 龍仁老師 演 - 伊武雅刀 「冬」編から登場した興聖寺の高僧。清哲の師匠。失明しているふりをして、相手の様子を観察する変わり者として知られる。しかしかなりの事情通で、エドワードに金髪の同居人がいることも既に知っている。清哲の行脚修行中に訪れた沢藤鶴子が清哲と面会するのを止めるように諭した(「冬」編)。 沢藤辰春 演 - 峰蘭太郎 沢藤三八子、清哲の父、鶴子の夫(婿養子)。故人。遺言で三八子だけに清哲の存在を明かし、また清哲に後を嗣がせたい希望を伝える。三八子が思いを寄せていた菓子職人の三上が既婚者だったため、パリに開店した虎屋に飛ばしたこともある。存命中は女遊びと着道楽で、祇園で「きざ辰」と呼ばれた洒落者。 繁野順 演 - 森永悠希 エミリーのゼミに参加している洛志社大学文学部4回生。京都の老舗豆腐店の孫。 繁野の祖父 演 - 芦屋小雁 三上驍 演 - 石丸幹二 かつて久楽屋晴信で一番の腕をもっていると言われた菓子職人。三八子が思いを寄せていたが、当時既婚者だったため、心配した辰春によって虎屋のパリ店に飛ばされてしまう。妻は7年前にガンで死去しているが周囲には隠していた。ちなみに「桜散る」編の予告では背中のシルエットのみが登場し、正体は放送直前まで伏せられていた。 たま春 演 - 湖条千秋 清哲の母。かつては祇園の芸妓だった。 石原茂 演 - いわすとおる 久楽屋春信の職人頭。 番頭はん 演 - 木村康志 山田誠一 演 - 永沼伊久也 エミリーのゼミに参加している洛志社大学文学部4回生。 その他 松島紫代、周防ゆう、池田琴弥、神山繁、納富有沙
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