ジュディとランディの協力者とその関係者
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「アルペンローゼ (漫画)」の記事における「ジュディとランディの協力者とその関係者」の解説
フランツ・アッシェンバッハ レオンの父親。音楽家。フリードリヒ達の反ナチグループの主催。1932年の襲撃事件でナチに逮捕・投獄され、獄中で死亡している。アニメ版は第6話「赤いバラの旋律」に反ナチ名簿の写真で登場。 エレオノーラ・アッシェンバッハ レオンの母親。1932年の襲撃事件で、フランツと一緒にナチに捕らえられ獄中で死亡している。白い棚の一番上にあるカップがお気に入りだったという。アニメ版は第6話「赤いバラの旋律」に反ナチ名簿の写真で登場。 ハインリヒ・グラーフ 声 - 鈴置洋孝 レオンの親友で、ナチス親衛隊員。ナチに入る前はピアニスト志望だったが、喧嘩で手の筋を切って弾けなくなっている(ハインリヒが手の筋を切るエピソードは、赤石路代同人誌「碧玉夜想曲」、フラワーコミックス9巻収録の「テンポ・ルバート」にある)。そうした事情もあり、レオンの才能を惜しみ、親衛隊員でありながらその立場を逆に利用し、レオンやジュディたちに協力する。レオンの亡命に協力した折に、総統暗殺の意思を匂わせており、その後、本編終了後に掲載された番外短編、「テンポ・ルバート」にて、総統暗殺未遂事件の犯人として逮捕・処刑されたことが明かされている。 アニメでは、7話でレオンたちをスイスに逃がした後に、19話で再登場。グールモン伯爵が「ギザン将軍暗殺」を企んでいることを知り、ナチに追われていた。パリでジュディとレオンに再会し、ランディ、ロバートを含め5人で阻止行動を取る。伯爵の計画は無事阻止でき、ロバートに安全な所まで送ってもらっている。 ロバート・ルイス 声 - 小滝進 アメリカ人カメラマン。ポーランドへ取材に行く途中、ジュディたちと出会う。この時に写真を撮ってランディに注意される(アニメ第4話ではランディにものすごい剣幕で殴られそうになった)。ポーランドの野戦病院で、ジュディの父フリードリヒ=ブレンデルに出会う。列車で撮ったジュディの写真がジュディの両親探しの重要な手がかりとなった。アニメ第4話では、アメリカンデイリー紙のカメラマンであり、両親は大火事で死亡したことをジュディとランディに話す。原作では、後にトロンシャンの娘・マドゥレーヌと結婚する。 キャラクターのモデルはロバート・キャパ(口絵コメントより)。 マドゥレーヌ・トロンシャン 初登場は6巻。ミシェル・トロンシャンの長女で、マチルダの異母姉。武器商人である父親に反抗して、反ナチ活動をしていた。パリでタランチュラ暗殺をもくろむが、失敗してケガを負い、ロバートのアパルトマンに転がり込む。そこで留守番のジュディと出会い、スイスに帰国する彼女達のために色々と手配をしてくれた。探していたマチルダがデュナン家にいることを知り、訪ねる。父・トロンシャンがジュディの家にひどいことをしたことを詫びた。その後、ロバートと結婚。夫婦で世界中を飛び歩いている。 リーズル 声 - 佐々木るん 鉄橋爆破事件の時にジュディと同じ列車に乗っていた少女。 列車の廊下で立ち話をしていたジュディ達の話に出ていたアルペンローゼの歌に反応して入ってきた。彼女は5年前、ルツェルンでザルツブルクから来た30代の明るい金髪の男性に、アルペンローゼの歌を教わったという。ランディ行方不明後は、彼女の家が情報と連絡の拠点となっていた。ヨハンと一緒にジュディとレオンがスイスに亡命する手助けをした。 ヨハン 声 - 中原茂 鉄橋爆破事件の時にジュディと同じ列車に乗っていた。リーズルの婚約者。良家のお坊ちゃん。 鉄橋爆破事件に巻き込まれた際、何もしないことをリーズルに責められ、無謀にも爆弾を捨てに行こうとして足を滑らせ、ランディに助けられる。ランディが行方不明になった後は、リーズルと共に情報収集していて、ジュディにランディが見つからなかったことを伝えた。ジュディとレオンがスイスへ亡命する手助けもした。 マリエ・ミュラー 声 - 高橋美紀 鉄橋爆破事件でケガを負ったランディの世話をする少女。ランディのことが好き。原作では18歳前後。フリードリヒの葬儀に父ともに参列した。アニメでは髪の色は緑で、ジュディやランディと同じくらいの14歳前後になっていた。 ミュラー 声 - 石塚運昇 マリエの父親。ランディがケガをしている間は彼の後見人のような立場。フラワーコミックス4巻では、マリエとともにジュディの父・フリードリヒの葬儀に参列していた。 ルドルフ・ルーデンドルフ フリードリヒの仲間。スイス・チューリヒ在住、反ナチのピアニスト。7年前の飛行機事故以来、フリードリヒの世話をしていた。気難しいがいい人。家族は妻。他に使用人がいる。アニメには未登場。 クララ 声 - 横沢啓子 ハンスの妹。大病を患っていたが、ジュディ達のおかげで完治した。ハンスの死後は施設に入っていたが、その後、デュナン家の養女となりジュディの妹になる。 ハンス 声 - 塩屋翼 ベルンで妹クララと2人で暮らしている少年。野菜の荷運びをしたり、密入国の手引きをしたりしている。ランディと町中でとっくみあいをした。クララの入院費のためにジュディ達をグールモン伯爵に売るが、後で裏切り伯爵に射殺される。 マルタ 声 - 日髙のり子 ベルンに住んでいる花売り少女。街でアルペンローゼの歌を歌ったことから、ジュディ達と知り合う。ジュディにアルペンローゼの歌の作曲者がオーストリア・ザルツブルクにいることを話した。ハンスのことが好き。ランディが重体になった時には、クララと一緒に輸血者を集めるために奔走した。アニメ第14話では、クララと一緒にデュナン家の養女となる。 エバ・フィッシャー アッシェンバッハ家の隣の家に住んでいる少女。レオンと同い年で、同じ学校に通っていた。当時はピアノを学んでいた。 レオンの才能にコンプレックスを感じていた時、ハインリヒと知り合い、互いに通じるものを感じ取る。 第二次大戦後はソプラノ歌手に転身して成功しており、レオンが指揮するオペラに参加する。顔合わせの折、ハインリヒと知己であることを話し、「私たちは仲間だったんです」と語った後、ハインリヒの死亡を伝え、報道記事を手渡した。 エバの母 エバの母親、アッシェンバッハ家の暮らしぶりをうらやましがっている。
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