ジェノヴァ出身またはそこで初めて登場した人物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/02 15:59 UTC 版)
「母をたずねて三千里」の記事における「ジェノヴァ出身またはそこで初めて登場した人物」の解説
ペッピーノ 声 - 永井一郎 人形劇の旅芸人であり、ペッピーノ一座の座長。本名はジュゼッペで、姓は不明。父親と言うより、いつまでも夢を追い続けている少年のような人。コンチエッタが過労で倒れた時に、お祈りしかできないほど頼りなく妻に逃げられてしまった。しかし夢は大きく持っており、バイアブランカではモレッティの計らいにより劇場建設計画が打ち立てられたほど。結局実現することはなかったが、マルコの母親探しのためにひとはだ脱いで馬車を改造したり、汽車に乗れなかったマルコをその馬車でバイアブランカまで送っていったり、ジェノバでは一緒にアルゼンチンへ行こうと告げたり(このアルゼンチンへの件だけは実現しなかったが)とマルコの旅には欠かせない存在となった。 コンチエッタ 声 - 小原乃梨子 ペッピーノの長女。グラマーな美人で、人形劇の主演を務めるほか、歌やダンスも披露する。母が家出してからは母親代わりを務めている。頼りにならないペッピーノに代わってペッピーノ一座の切り盛りをしている。 フィオリーナ 声 - 信沢三恵子 ペッピーノの次女。どことなく影があり決して明るいとは言えない女の子。友達もいなかったが、マルコと知り合ってからは少しずつ明るさを取り戻し、アルゼンチンでは逆にマルコを励ます立場へ変わる。一座では当初劇に合わせてシンバルを鳴らしたり、客からお金を集めることしかしていなかったが、後半では人形劇に出演するようになった。 ジュリエッタ 声 - 千々松幸子 ペッピーノの三女。まだ幼く、言葉もろくに喋れない。とてもかわいく、動かなければ人形と間違えてしまうほどである。アメデオをとても気に入っている。 カタリナ 声 - 麻生美代子 マルコの家の隣に住むおばさん。アンナがアルゼンチンに行ってからはマルコの母親代わり。 ルキーノ 声 - 細井重之 カタリナの旦那。職を転々としているが、最後に瓦を作る下働きの職を決めたところでは懸命に働いている模様。 カルロ 声 - 辻村真人 第1話にてピエトロ一家がアペニン峠に行く際、馬を貸した人物。またロッシ家が引っ越しをする際にも手伝いをしている。 ヤコボ 声 - 槐柳二 マルコの家の屋根裏に住んでいるおじいさん。仕事もなく一日外を眺めて暮しているが、人柄は良い。 ジーナ・クリスティーニ 声 - 坪井章子 船会社で郵便物の集配の仕事をしているおばさん。定期船の一等航海士として勤めていた夫がいたが、その夫が31歳の時に遭難死している。いつもマルコを心配しており、マルコの為に仕事を探してくれる。 ジョルジョ ジーナがアルゼンチンで暴動が起きているかもしれないという噂を耳にした際、ジーナの船会社に入ってきた人物でマルコにアルゼンチンでストライキが起こっていると伝えた人物。 ベルラ 声 - 友部光子 6人の子供を持つ母親。マルコにお遣いを頼んだりしたこともあった。 フェルディナンド 声 - 松岡文雄 ベルラの主人。エンディングにて「ビルティナント」と表示されているが正しくは「フェルディナンド」。 ニーナ 声 - 牛崎敬子 ベルラとフェルディナンドの5番目の子供で、いつもベルラのすぐ後ろを横取りし歩き出す。 エミリオ 声 - 北川智絵→駒村クリ子 マルコの兄貴分。学年はマルコと同じだが3つ年上。学校にも行かず生活費を稼ぐ為、働いている。マルコにビン洗いの仕事を紹介したり、アルゼンチンへの旅費を稼ぐため一緒にアイスクリームを売ったり、レナートにだまし取られたお金を奪い返したりしてくれた。 ベルナルド 声 - 千々松幸子 エミリオの弟。ルイジやドメニコから兄のことについて苛(いじ)められるがマルコに助けられる。 ドメニコ 声 - 白川澄子 ベルナルドをいじめていた生徒の1人でマルコの隣の席に座っている男の子。ベルナルドを助けたマルコに忠告をする。根は悪い奴ではない模様。 ルイジ 声 - 野沢雅子 ベルナルドをいじめていた上級生。ベルナルドを助けたマルコを執拗に追いかけ、最終的に追い詰めるが、マルコが腕に噛みついてその場を去った。 ルチア 声 - 松金よね子 マルコが通っていた学校にいる女の子。お金持ちで庭付き一戸立てに暮らしており、庭にはプールまで付いている贅沢振り。マルコに恋心を抱いているように見える。 ジロッティー 声 - 塩見竜介 ビン屋の主人。マルコの働きぶりに感心して子供のマルコを雇うが、ビン洗いの機械が工場に導入された為、仕事を失ってしまう。 ロンバルディーニ 声 - 上田敏也 ピエトロの経営する診療所で働いている医者。病人からお金も取らずに診察するピエトロの方針に愛想をつかしているが、医術の心だけは忘れていない。風邪(肺炎という説あり)になったペッピーノやコンチェッタを治療している。 サンドロ・ゴッビ 声 - 家弓家正 ピエトロ・ロッシの親友。ドイツ帰りの医者。第9話にてファビオが連れてきたルクレチアの母親を、当時悪魔の業と呼ばれていた輸血という手段を使って助ける。輸血者はピエトロ・ロッシ。 レナート 声 - 納谷六朗 エミリオの知り合いだが、かなりいかがわしい。マルコに20リラでアルゼンチンに行かせてやると話を持ちかけ、その金を着服しようとしていたが、エミリオにあっさり見破られ、結局は金を返す羽目になる。 フォスティーニ 本編未登場。ジーナから配達を頼まれた4通の手紙で最初に届けた人物。その手紙はインドからの物であることが作中でわかる。手紙を渡した人物は本人ではなく執事の模様。 マルケザーニ 本編未登場。ジーナから配達を頼まれた4通の手紙で2番目に届けた人物。手紙を受け取ったシーンはなく、サインをもらったシーンもない(マルコが配達から帰ってきてジーナが確認した時はサインがあった)。 コルベット 声 - 緒方賢一 ジーナから配達を頼まれた4通の手紙で3番目に届けた人。本人は登場しているものの、マルコがサインをもらっているシーンはない(このサインについてもジーナが確認した時にはあった)。 モンタルド 声 - 山田俊司 ジーナから配達を頼まれた4通の手紙で最後に届けた人。本人は登場しているものの、サインをもらっているシーンはない。マルコに執拗に昼食を勧めるが、マルコは断っている(父や兄が海辺で待っていたため)。 ベラッティ ピエトロにお金を貸している人。お金の返済を執拗に迫る。 モレーニ 本編未登場。ピエトロと診療所へのお金の工面について話し合いの場がもたれていたようだが、結局モレーニからお断りの電話が入り、彼からの融資を受けることは出来なかった。その後、ピエトロはモレーニと何としても会う必要があるという台詞があるが、実際に会えたかどうかは不明。 マルディ ピエトロの診療所に勤めている医師。一度きりの登場のみ。 セベリーノ マルコとトニオが勧めるピッツァの店の店主。本編未登場。 ロレンツォ 本編未登場。アルゼンチンへと渡ったが大損をし、結局ジェノバに戻ってきた。 ファビオ 顔が真っ青な患者をピエトロの診療所に運んできた男。 ルクレチア その患者の子供。 ベッティーノ ベルラが第3話、第15話にて声をかけているが、本人は登場していない。 ルチアーノ エミリオの親戚で船会社の小間使い。
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