シリアルATAとは? わかりやすく解説

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シリアル‐エーティーエー【シリアルATA】


シリアルATA

読み方シリアルエーティーエー
【英】Serial Advanced Technology Attachment, Serial ATA, SATA

シリアルATAとは、パソコン記憶装置接続するためのインターフェース規格であるATAAdvanced Technology Attachment)の拡張仕様で、シリアル転送方式採用した規格のことである。

従来より単にATAIDE)と呼ばれていた規格は、パラレル転送方式採用されている。シリアルATAとの対比パラレルATA呼ばれることも多い。シリアルATAでは7ケーブル採用されケーブル長パラレルATA最大457mmから最大1000mmへと延長されている。パラレルATAでは転送速度が100MB/s程度上限としているのに対し、シリアルATAでは150MB/sの速度転送可能であり、300MB/sの速度実現可能とされている。

シリアルATAとパラレルATAはプロトコルレベルで互換性持っており、ソフトウェアレベルでは従来パラレルATA同様に扱うことができる。また、1本のケーブルマスタースレーブの2台を接続する方式から、1本のケーブルに1台のHDD接続する方式変更された。その他、シリアルATAではホットプラグが可能となっており、システム停止させることなくHDD取り外した交換したりすることができるようになっている

シリアルATAは、シリアルATAワーキンググループSerial ATA Working Group)という名称の業界団体によって仕様策定管理運用が行われている。


参照リンク
Serial ATA - (英文
接続インターフェースのほかの用語一覧
IDE/ATA:  SCSI-2  SCSI-3  SCSI-1  シリアルATA  シリアルSCSI  シングルエンド  シリアルATA2

シリアルATA

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/09 10:50 UTC 版)

シリアルATA対応のハードディスクにケーブルが接続された状態。左のピンク色の幅広のケーブルがデータケーブル、右の4本が電源ケーブル。
シリアルATA対応のハードディスク
シリアルATA拡張カード

シリアルATASATASerial ATA、シリアルエーティーエー、エスエーティーエー[1]、エスアタ[2]、サタ[2])とは、コンピュータにHDDSSD光学ドライブを接続する為のインタフェース規格である。2010年時点において、SCSIパラレルATAに代わって主流となっている。 英語ではセイタまたはサタと発音する[3]

概要

半二重1.5Gb/s・3 Gb/s・6 Gb/sの転送速度を持つ3つの規格があり、いずれも互換性がある。異なる規格を接続した場合、低い性能に合わせて機能する。ただし、内蔵機器用、外部機器用、小型機器用でコネクタが異なりこれらは物理的に接続できない。

上記規格は一般にそれぞれ「シリアルATA 1・2・3」(Serial ATA I/II/III) とも呼ばれるがこれは公式な規格名称ではない。規格番号と性能は必ずしも一致しないこと[4]から通称ではなく「SATA 6Gb/s」のような表記が求められている[5]。規格仕様自体を特定したいときは「Serial ATA Revision 3.0」のように表記する。

経緯

旧規格のATAパラレルATA)はデータを複数の信号線に分割して転送するため、クロックスキュー(伝送経路間に起きる信号のずれ)が発生する。分割されたデータを再結合するには全ての経路でデータの到着を待つ必要がある。この待ち時間が転送速度向上の制限となっていた。SATAはこれを解決するため信号を分割せず一つの経路で転送する規格として誕生した。

シリアルATA ワーキンググループが2000年2月に発足。2000年11月にSerial ATA Revision 1.0が発表された。2007年頃(第三世代、後のSerial ATA Revision 3.0)までの大まかな開発予定も示された。なお最初はUltra SATA/1500の名で規格が発表された[6]

シリアルATA 2 ワーキンググループ(Serial ATA II Working Group)の発足は2002年2月。「シリアルATA 2」(Serial ATA II) という間違った通称はこの組織名に由来する。本来は組織名であって規格を指す言葉ではなかった[5]。後にSerial ATA International Organization (SATA-IO) へと改名。

また当初シリアルATA 2とは、NCQという特定の機能や転送速度3 Gb/sを表すという誤解があった[4]。実際には機能と速度が別々の規格であり特定部分のみを採用した製品も可能である[4]。2005年、このような誤解を避けるためこれらを単一規格にまとめたSerial ATA Revision 2.5が発表された[4]

パラレルATAとの違い

  • 信号経路のシリアル
  • ホットスワップ[注釈 1]への対応[4]
  • 通信速度の向上。UDMA6の133.3 MB/sから150 MB/sに
  • ケーブル長が最大45.7 cmから1 mに延長[4]。外付け用の規格eSATAでは2 m
  • 信号伝送の電圧が5 Vから0.5 Vに低減 (LVDS技術を採用)。消費電力と信号干渉の低減、ケーブル長の延長を実現
  • 80芯40ピンコネクターのフラットケーブルを7ピンのケーブルへ簡略化。配線の取り回しやコンピュータ内部のエアフローを改善[4]
  • コネクタ部も変更。これにより両者の互換性は絶たれた (パラレルATAのマザーボードにシリアルATAのデバイスは接続できずその逆も不可)
    • 変換アダプタも販売されているが仕様が大きく異なるため正常に利用出来る保証は無い(特にATAPIデバイス[7]
  • マスタースレーブ接続の廃止。1本のケーブルに1台のデバイスを接続するようになった
  • USB同様にホストコントローラレジスタインタフェースは規格範囲外になった (ホストコントローラのAHCI規格はシリアルATAと独立)
    • パラレルATAでも明示的な規定はなかったが「タスクファイル」を実際のレジスタと見做す実装がほとんどであった
  • リンクレイヤはパラレルATA同等の機能。パラレルATAのレジスタインタフェースをエミュレートするホストコントローラを容易に実装可能
  • 電源及び信号コネクタの物理寸法と配置が規格化。デバイスメーカを問わず共通のバックプレーンに直接着脱できる

Advanced Host Controller Interface

Advanced Host Controller Interface (AHCI) は、Serial ATA Revision 2.0 と密接な関連があるがホストコントローラーの独立した規格でありシリアルATA規格には含まれない。

シリアルATA対応のホストコントローラーの内、動作モードに"AHCI"やIDEエミュレーションモード("IDE"や"PATA"などと表記)を持つものがある。これら動作モードではオペレーティングシステムデバイスドライバを正しく設定する必要がある[注釈 2]

プロトコル

トポロジ
エンコード
物理層では8b/10bエンコードを行うためデータリンク帯域は物理レートの80%となる。(例:SATA 3 Gb/sでの実効転送速度は2.4 Gb/s、300 MB/s)

リビジョン

Serial ATA Revision 1.0 (1.5 Gbit/s, 150 MB/s, Serial ATA-150)

  • 物理転送速度 - 半二重1.5 Gb/s
  • 実効転送速度[注釈 3] - 半二重1.2 Gb/s (150 MB/s)
  • インターフェイス名 - First generation

Serial ATA Revision 1.0a

2003年1月7日にリリース

Serial ATA Revision 2.0 (3 Gbit/s, 300 MB/s, Serial ATA-300)

Serial ATA Revision 1.0aを基に拡張したもの。Serial ATA Revision 1.0a策定後から2004年頃までにとりまとめられた技術的な拡張全体を指す。

  • 物理転送速度 - 半二重3 Gb/s
  • 実効転送速度 - 半二重2.4 Gb/s (300 MB/s)
  • インターフェイス名 - Second generation
  • NCQ (Native Command Queuing) やマルチポート等の概念を入れる
  • 15ピン電源端子にアクティブLEDやスピンアップ制御機能をオプション扱いで盛り込む
  • インタフェース仕様の統一の為、AHCIが規格化された。ATAエミュレートが不要な為性能も向上する。

Serial ATA Revision 2.5

2005年8月23日付 SATA-IO、シリアルATAのRevision 2.5仕様を策定

  • SATA 1.0aとSATA 2.0の拡張仕様を統合

Serial ATA Revision 2.6

2007年3月5日付 SATA-IO、シリアルATAのRevision 2.6仕様を策定

  • 小型フォームファクタ用スリムドライブ向けのスリムケーブルとコネクタ[4]
  • 1.8インチHDD向けのMicro SATAコネクタ[4]
  • Mini SATAの内蔵/外付けマルチレーンケーブルとコネクタ[4]
  • 複雑なワークロード環境のデータに対するネイティブコマンドキューイング (NCQ) の優先度の強化[4]
  • NCQのアンロードの強化[4]

Serial ATA Revision 3.0 (6 Gbit/s, 600 MB/s, Serial ATA-600)

2008年8月18日付 SATA-IO 発表、2009年5月27日策定完了[8][9]。米マーベル社からSerial ATA Revision 3.0コントローラチップが出荷されており、マザーボードやインタフェースカードに搭載、販売されている。パソコン向けチップセットにおけるサポート(機能の内蔵)は、AMDが890GXのサウスブリッジのSB850へSerial ATA Revision 3.0コントローラを実装し、インテルはSandy Bridgeに対応するチップセット6x世代から実装した。

  • 物理転送速度 - 半二重6 Gb/s (750 MB/s)
  • 実効転送速度 - 半二重4.8 Gb/s (600 MB/s)
  • インターフェイス名 - Third generation
  • 電力管理能力の向上
  • アイソクロナス転送(帯域保証)によるNCQ (Native Command Queuing) ストリーミングコマンドの追加(オーディオ動画等の広帯域データ転送向け)
  • NCQコマンドのホストコントローラ処理や管理強化によるパフォーマンスの最適化
  • 1.8インチドライブ向け小型LIF (Low Insertion Force) コネクタのサポート
  • ノートPC用7mmスリム光学ドライブ向けコネクタのサポート
  • INCITS ATA8-ACS 規格適合(HDDとSSDの識別が可能となる)
  • 低コスト・低消費電力の方向性を継続

Serial ATA Revision 3.1

Serial ATA Revision 3.2

Serial ATA Revision 3.3

Serial ATA Revision 3.4

Serial ATA Revision 3.5[11]

Serial ATA Revision 3.5a

ケーブル、コネクタ、ポート

3.5インチHDDの上に乗った2.5インチHDD。データ及び電源のコネクタのクローズアップ。コネクタの規格が同じであることを確認できる。

コネクタとケーブルはSATAとパラレルATAを比較した時に最も顕著に異なる箇所である。PATAとは異なり、主にデスクトップやサーバーコンピューター用に使用される3.5インチの記憶装置と、ノートパソコンなどの小型パソコンに使用される2.5インチの記憶装置で同じコネクタが使用される。[12]

microSATAコネクタは1.8インチの記憶装置のほか、DVDBlu-rayなどの小型デバイスにて使用される。[13]

外部装置用にはeSATAコネクタが指定される。この場合SATAドライブはSASコントローラに接続されネイティブSASディスクと同じケーブルで通信できるが、SATAコントローラではSASディスクを処理はできない。

マザーボードなどが備えるSATAポートは誤って抜けないようにロックやクリップのついたデータケーブルを使用。一部のケーブルは接続を容易にするためにL字型のコネクタとなっている場合がある。

データ用

標準データコネクタのピン配置[14]
ピン 接続順 機能
1 1st GND
2 2nd A+(転送)
3 2nd A−(転送)
4 1st GND
5 2nd B−(受信)
6 2nd B+(受信)
7 1st GND
 — N/C(カギ部)

SATA規格は、7本の導線(3つのGNDと4本2対データ線)と両端に8 mm幅のコネクタを持つデータケーブルを定義している。

SATAケーブルの長さは最大1 mで、1つのマザーボードソケットを1つの記憶装置に接続できる。PATAのリボンケーブルでは、1つのマザーボードソケットを1つまたは2つのハードドライブに接続し、40本または80本の導線で長さ45.7 cmに制限されている。このため、SATAケーブルはPATAケーブルに比べて取り付け易く、空冷の障害となりにくい。なお、PATAに比べ偶発的に抜けやすくなるが、これについてはロック機能を持ったケーブルを使用することで回避できる。

電源

標準コネクター

各電圧は3ピンで構成され、1ピン当たり1.5 Aを供給できる。

ピン 接続順 機能
 — N/C(カギ部)
1 3 3.3 V
2 3
3 2
4 1 GND
5 2
6 2
7 2 5 V
8 3
9 3
10 2 GND
11 3 ドライブアクティブ信号/スタッガードスピンアップ無効
(サポートドライブのみ)
12 1 GND
13 2 12 V
14 3
15 3
15ピン 電源用メスコネクター
このコネクターは3.3 V給電を備えていない[15][要検証]

スリムコネクター

ノートPC光学ドライブなど向けに、Serial ATA Revision 2.6 で規格化。

ピン 機能
 — N/C(カギ部)
1 デバイス存在
2 5 V
3
4 診断用
5 GND
6
6ピン 電源用スリムコネクター。1ピンは他のピンよりも短い

マイクロコネクター

1.8インチHDDなど向けに、Serial ATA Revision 2.6 で規格化。なお、データ用のマイクロコネクターもあり、データ用の標準コネクターに似ているが、少しだけ薄い。

ピン 機能
1 3.3 V
2
3 GND
4
5 5 V
6
7 予約
 — N/C(カギ部)
8 ベンダー依存
9

eSATA

eSATA対応HDDスタンド(背面)。向かって右端にeSATAポートが見える。
ウィキメディア・コモンズには、eSATAに関するカテゴリがあります。

External Serial ATAの略称。Serial ATA Revision 1.0aの拡張規格で、字の綴りから「イーサタ」等とも呼ばれる。外付けドライブ向けに定義されたもの。

  • 誤接続を防ぐ為、eSATAのコネクター形状はシリアルATAのコネクター形状とは違うものになっている
  • 接続ケーブルの長さは最大2 m
  • ホスト(コンピュータ)の電源を入れたまま、接続ケーブルを抜き差し出来るホットスワップ[注釈 1]に対応
  • eSATA外部用コネクターとケーブルは規格上、5000回以上の抜き差しに耐えること、となっている(SATA内部用コネクターは、規格上は50回以上となっている)
  • eSATA (3 Gb/s) はUSB 2.0接続の5倍以上の速度で通信可能、eSATA (6 Gb/s) はUSB 3.0と同程度
  • コネクタ中央の台座部分がUSBコネクタと同じサイズであり、またeSATAもUSBも端子がコネクタの片面にしかついていないことを利用して、片面にUSB用の端子を、もう片面にeSATA用の端子を実装することで、USBケーブルとeSATAケーブルの両方を排他利用して接続できる、コンボコネクタと呼ばれるものも存在し、一部のマザーボードやUSBとeSATAの両方に対応する外付けハードディスクなどで採用されている
    • なお、コネクタの厚みはUSBケーブルの方が厚くなっており、横幅はeSATAケーブルの方が長くなっているため、逆差しをすることはできなくなっている
  • eSATA接続ケーブルはシングルシールドの短距離ケーブルか、デュアルシールドの長距離ケーブルのいずれかであり、必ず平衡型のフィーダー線接続でなくてはならない。線を束ねて「ラウンドケーブル」と称するケーブルはeSATAの規格外であり、高速転送時にエラーが多発するなど問題が多い(フィーダー線を丸く加工した物は問題ない)。
  • SATA-eSATA変換において、いずれがホストアダプター側となっても良い。例えば、SATA-eSATA変換アダプタ間をeSATAケーブルで結んだ物はそのままSATAケーブルとみなして使用できる。外部エンクロージャーや、ハードディスクを裸で使用する場合に、この様なケーブルトポロジーは便利である。
  • 専用のブートROMを搭載したeSATA対応マザーボード又はホストバスアダプタと対応したハードドライブを組み合わせることで、マルチブート環境の構築も簡単に行える。LinuxなどのUNIX系OSのみならず、Windowsのインストールも可能であることに加え、信号変換に伴う転送速度のロスも全く発生せず、AHCIやNCQを含むSATAが持つメリットを最大限に享受することができる。このため、USB 3.0などの後継規格が普及した現在においても、複数のOSを切り替えて使用するユーザーの間では、根強い人気がある。

eSATAp

eSATAp対応メモリーカードリーダライタ(左)とPCI express 1x形式の拡張カード(右)。
ウィキメディア・コモンズには、eSATApに関するカテゴリがあります。

eSATAに5Vと12Vの端子を加えてバスパワー対応にした規格。 eSATAポートの両端に給電用のコネクタを備えており、ケーブルもeSATAp専用品である。 eSATApポートでも通常のeSATAの周辺機器が使用でき、eSATAケーブルも使用できるため下位互換性はあるものの、バスパワーでの使用はパソコン・周辺機器側のポートのeSATApへの対応が必須で、ケーブルもeSATAp専用品が必要であり、eSATApポートを備えたパソコン・インターフェイスカード・周辺機器・eSATAp専用ケーブルは日本では発売されていないため、日本では全く普及していない。

Pre-standard implementations

Mini-SATA (mSATA)

SFF-8784 connector

SATA Express

2011年8月10日付 SATA-IO 発表。内部インターフェースとしてPCIeを、ソフトウェア基盤としてSATAを用いることでコストを抑え、従来のアプリケーション資産と互換性を保ちつつ、規格上の最大転送速度 8 Gbps (1 GB/s)(X1接続)および16 Gbps (2 GB/s)(X2接続)を実現。新たなデバイス側およびマザーボード側コネクタ規格も制定することで、高速なSATA Express 製品と従来のSATA製品への両対応を可能。2本のSATAケーブルと特殊端子を使用している。

2019年現在、SATA Express を搭載しているマザーボードはほとんどなく、M.2に移行している[16][出典無効]

M.2 (NGFF)

U.2 (SFF-8639)

他の接続規格との比較

通称ないしは略記 保証されている帯域幅 (Mbit/s) 最大転送速度 (MByte/s)[注釈 4] 最大ケーブル長 (m) 電源供給 チャンネル毎の最大デバイス数
SATA 3.0 6,000 600[17] 1 No 1[注釈 5]
SATA 2.0 3,000 300[17]
SATA 1.0 1,500 150[17] 1
eSATA 6,000 600[17] 2 with eSATA HBA[注釈 6] 1[注釈 5]
eSATAp 5 V/12 V[18]
PATA 133 1,064 133.5 0.46 (18 in) No 2
SAS 3.0 12,000 1200[17] 10 No 128[注釈 7]
SAS 2.0 6,000 600[17]
SAS-1.0 3,000 300[17]
FireWire 3200 3,144 393 100[注釈 8] 15 W, 12–25 V 63 [注釈 9]
FireWire 800 786 98.25 100[注釈 10]
FireWire 400 393 49.13 4.5[注釈 10][注釈 11]
USB 3.2 Gen2x2 20,000 2,500 2 4.5 W, 5 V 127[注釈 9][19]
USB 3.1 Gen2 / USB 3.2 Gen 2x1 10,000 1,250 2
USB 3.0 / USB 3.1 Gen 1 4,000 400[17] 3[19]
USB 2.0 480 60 5[注釈 12] 2.5 W, 5 V
USB 1.0 12 1.5 3 Yes
SCSI Ultra-640 5,120 640 12 No 15[注釈 13]
SCSI Ultra-320 2,560 320
Fibre Channel over optic fiber 10,520 2,000 2 – 50,000 No 126[注釈 14]
Fibre Channel over copper cable 4,000 400 12
InfiniBand Quad Rate 10,000 1,000
No
Thunderbolt 3 40,000 5,000 2 100 W (20 V) Many
Thunderbolt 2 20,000 2,500 3 10 W Many
Thunderbolt (Light Peak) 10,000 1,250 3,100 10 W[注釈 17] Many

脚注

注釈

  1. ^ a b 実際にホットスワップを使用するにはストレージケーブルコネクターホストバスアダプタ(SATAコントローラー、チップセット)、BIOSデバイスドライバOSの全てが対応している事が必須である。
  2. ^ コントローラーがマザーボードに内蔵の場合BIOS画面で設定する
  3. ^ ケーブル上では1byte(8bit)のデータが10bitに符号化されるため、実際の転送速度は1.5 Gb/s x (8bit / 10bit) = 1.2 Gb/s = 150 MB/sとなる。以降の規格も計算方法は同じ。
  4. ^ 8b/10bエンコード前の生のビットレート
  5. ^ a b ポートマルチプライヤを使用した場合は1チャンネル(ポート)に15台の機器を接続することができる(ただし2006年11月現在で6台以上をサポートした製品は存在していない)。
  6. ^ パッシブアダプターでは1 m
  7. ^ SAS Expanderを用いる事により1チャンネル(ポート)に65000台超の機器を接続することができる。
  8. ^ 特別なケーブルを用いた場合。通常のケーブルで数珠つなぎ(ディジーチェーン)する場合は72 mまで。
  9. ^ a b ハブを用いた場合
  10. ^ a b FireWire Developer Note: FireWire Concepts”. Apple Developer Connection. 2009年7月13日閲覧。
  11. ^ 16 cables can be daisy chained up to 72 m
  12. ^ USB hubs can be daisy chained up to 25 m
  13. ^ ホストバスアダプタによって増やされる
  14. ^ スイッチングにより16,777,216個
  15. ^ point to pointの場合
  16. ^ switched fabricの場合
  17. ^ 2012年製品化の銅線では最大10 W

出典

  1. ^ デジタル大辞泉. “SATA”. コトバンク. 2018年9月29日閲覧。
  2. ^ a b IT用語がわかる辞典. “SATA”. コトバンク. 2018年9月29日閲覧。
  3. ^ https://en.wiktionary.org/wiki/SATA
  4. ^ a b c d e f g h i j k l 大原雄介 (2009年6月30日). “Serial ATA 3.0編その2”. 大原雄介の最新インターフェイス動向. Impress Watch. 2013年7月3日閲覧。
  5. ^ a b Serial ATA International Organization. “SATA Naming Guidelines”. 2013年7月3日閲覧。
  6. ^ News:ATAの転送速度が1.5Gbpsに──Ultra SATA/1500の仕様が決定”. ITmedia (2000年11月24日). 2013年7月3日閲覧。
  7. ^ SATA-PATA変換アダプタを介してATAPIデバイスが動かないワケ”. 伊勢雅英のIT見聞録. PC Watch. 2009年2月11日閲覧。
  8. ^ The Path from 3Gb/s to SATA 6Gb/s: How to Migrate Current Designs to the SATA Revision 3.0 Specification” (pdf) (2009年). 2009年12月2日閲覧。
  9. ^ “Serial ATA 3.0編その1”. PC Watch. https://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/interface/20090616_294113.html 2012年8月14日閲覧。  {{cite news}}: |work=|newspaper=引数が重複しています。 (説明)
  10. ^ SATA 3.2 規格公開。転送速度 2GB/秒に高速化、SATA Express やM.2フォームファクタ対応など - Engadget 日本版”. Engadget JP. 2021年10月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年10月9日閲覧。
  11. ^ Gourav (2020年7月17日). “SATA Revision 3.5 specification published” (英語). Latest Mobiles / Latest Smartphone Launches | New Mobiles | Technology News. 2021年10月9日閲覧。
  12. ^ Can I install a laptop 2.5" SATA drive on a desktop without any adapters?”. superuser.com (2009年). 2013年12月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年12月4日閲覧。
  13. ^ Get ready for mini-SATA”. The Tech Report (2009年9月21日). 2009年9月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年1月26日閲覧。
  14. ^ Serial ATA (SATA) pinout diagram”. pinoutsguide.com (2013年12月16日). 2014年2月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年4月2日閲覧。
  15. ^ Hardware issues”. 2009年12月2日閲覧。
  16. ^ どう違う?「SATA Express」と「M.2」の違いについて”. 2019年2月22日閲覧。
  17. ^ a b c d e f g h Technologies That Use 8b/10b Encoding [出典無効]
  18. ^ eSATAp Application”. Delock.de. 2010年1月26日閲覧。
  19. ^ a b Frenzel, Louis E. (2008年9月25日). “USB 3.0 Protocol Analyzer Jumpstarts 4.8-Gbit/s I/O Projects”. Electronic Design. 2009年7月3日閲覧。
  20. ^ Minich, Makia (2007年6月19日). “Infiniband Based Cable Comparison” (PDF). 2008年2月11日閲覧。
  21. ^ Feldman, Michael (2007年7月17日). “Optical Cables Light Up InfiniBand”. HPCwire (Tabor Publications & Events): p. 1. http://www.hpcwire.com/hpc/1729056.html 2014年1月14日閲覧。 

関連項目

外部リンク


シリアルATA

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/12 18:04 UTC 版)

Advanced Technology Attachment」の記事における「シリアルATA」の解説

Serial ATA Working Group Tom's Hardware controller tests 表 話 編 歴 バス 主要項目システムバス フロントサイドバス バックサイドバス英語版デイジーチェーン コントロールバス(英語版アドレスバス バスコンテンション(英語版バスマスタリング ネットワークオンチップ(英語版プラグアンドプレイ バス帯域幅の一覧 コンピュータバス規格デスクトップS-100バス Unibus VAXBI(英語版MBus STD Bus英語版) SMBus(英語版Q-bus Europe Card Bus英語版ISA STEbus(英語版Zorro II英語版Zorro III英語版CAMAC英語版) FASTBUS(英語版LPC HP Precision Bus英語版EISA VME VXIバス NuBus TURBOchannel(英語版MCA SBus Cバス NESAEバス98ローカルバス VLB PCI PXI(英語版HP GSC bus英語版) CoreConnect(英語版InfiniBand UPA英語版PCI-X AGP PCI Express Direct Media Interface (DMI) RapidIO インテル QuickPath インターコネクト HyperTransport NVLink APバス ストレージバス規格ST-506 ESDI SMD英語版Parallel ATA SSA英語版DSSI英語版HIPPI シリアルATA eSATA eSATAp(英語版mSATA英語版SCSI Parallel SCSI英語版Serial Attached SCSI ファイバーチャネル SATA Express英語版U.2 (SFF-8639) M.2 NVM Express ペリフェラルバス規格Apple Desktop Bus HP-IL HIL英語版MIDI マルチパス RS-232 (シリアルポート) EIA/RS-422 RS-423(英語版RS-485 DMX512-A IEEE-488 (GPIB) IEEE 1284 (パラレルポート) UNI/O(英語版) ACCESS.bus(英語版1-Wire I²C SPI EIA/RS-485 Parallel SCSI英語版Profibus USB (USB Type-C) FireWire (1394) Camera Link英語版External PCI Express x16 Thunderbolt オーディオ規格ADAT Lightpipe英語版AES3英語版Intel HD Audio英語版Inter-IC Sound MADI英語版) McASP(英語版S/PDIF トスリンク コンピュータバス規格ポータブルPCカード ExpressCard コンピュータバス規格組み込み)Multidrop bus英語版) AMBA(英語版Wishbone英語版ビークルバスLIN英語版) J1708(英語版) J1587(英語版FMS英語版) J1939(英語版) CAN VAN英語版FlexRay IDB-1394 MOST 補足:インタフェースリスト通信速度おおよそ速い順。セクション最後に挙げているインタフェースが最も速いカテゴリ 典拠管理 GND: 4442466-8 MA: 2779219724

※この「シリアルATA」の解説は、「Advanced Technology Attachment」の解説の一部です。
「シリアルATA」を含む「Advanced Technology Attachment」の記事については、「Advanced Technology Attachment」の概要を参照ください。

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