エス‐エー‐ティー‐エー【SATA】
読み方:えすえーてぃーえー
《Serial ATA》⇒シリアルATA
サタ【SATA】
読み方:さた
《Serial ATA》⇒シリアルATA
シリアル‐エーティーエー【シリアルATA】
シリアルATA
【英】Serial Advanced Technology Attachment, Serial ATA, SATA
シリアルATAとは、パソコンと記憶装置を接続するためのインターフェース規格であるATA(Advanced Technology Attachment)の拡張仕様で、シリアル転送方式を採用した規格のことである。
従来より単にATA(IDE)と呼ばれていた規格は、パラレル転送方式が採用されている。シリアルATAとの対比でパラレルATAと呼ばれることも多い。シリアルATAでは7芯のケーブルが採用され、ケーブル長もパラレルATAの最大457mmから最大1000mmへと延長されている。パラレルATAでは転送速度が100MB/s程度を上限としているのに対し、シリアルATAでは150MB/sの速度で転送可能であり、300MB/sの速度も実現可能とされている。
シリアルATAとパラレルATAはプロトコルレベルで互換性を持っており、ソフトウェアレベルでは従来のパラレルATAと同様に扱うことができる。また、1本のケーブルにマスターとスレーブの2台を接続する方式から、1本のケーブルに1台のHDDを接続する方式に変更された。その他、シリアルATAではホットプラグが可能となっており、システムを停止させることなくHDDを取り外したり交換したりすることができるようになっている。
シリアルATAは、シリアルATAワーキンググループ(Serial ATA Working Group)という名称の業界団体によって仕様の策定や管理運用が行われている。
参照リンク
Serial ATA - (英文)
シリアルATA
(Serial ATA から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/20 22:43 UTC 版)
シリアルATA(SATA、Serial ATA、シリアルエーティーエー、エスエーティーエー[1]、エスアタ[2]、サタ[2])とは、コンピュータにHDD、SSDや光学ドライブを接続する為のインタフェース規格である。2010年時点において、SCSIやパラレルATAに代わって主流となっている。 英語ではセイタまたはサタと発音する[3]。
注釈
- ^ a b 実際にホットスワップを使用するにはストレージ、ケーブル、コネクター、ホストバスアダプタ(SATAコントローラー、チップセット)、BIOS、デバイスドライバ、OSの全てが対応している事が必須である。
- ^ コントローラーがマザーボードに内蔵の場合BIOS画面で設定する
- ^ ケーブル上では1byte(8bit)のデータが10bitに符号化されるため、実際の転送速度は1.5 Gb/s x (8bit / 10bit) = 1.2 Gb/s = 150 MB/sとなる。以降の規格も計算方法は同じ。
- ^ 8b/10bエンコード前の生のビットレート
- ^ a b ポートマルチプライヤを使用した場合は1チャンネル(ポート)に15台の機器を接続することができる(ただし2006年11月現在で6台以上をサポートした製品は存在していない)。
- ^ パッシブアダプターでは1 m
- ^ SAS Expanderを用いる事により1チャンネル(ポート)に65000台超の機器を接続することができる。
- ^ 特別なケーブルを用いた場合。通常のケーブルで数珠つなぎ(ディジーチェーン)する場合は72 mまで。
- ^ a b ハブを用いた場合
- ^ a b “FireWire Developer Note: FireWire Concepts”. Apple Developer Connection. 2009年7月13日閲覧。
- ^ 16 cables can be daisy chained up to 72 m
- ^ USB hubs can be daisy chained up to 25 m
- ^ ホストバスアダプタによって増やされる
- ^ スイッチングにより16,777,216個
- ^ point to pointの場合
- ^ switched fabricの場合
- ^ 2012年製品化の銅線では最大10 W
出典
- ^ デジタル大辞泉. “SATA”. コトバンク. 2018年9月29日閲覧。
- ^ a b IT用語がわかる辞典. “SATA”. コトバンク. 2018年9月29日閲覧。
- ^ https://en.wiktionary.org/wiki/SATA
- ^ a b c d e f g h i j k l 大原雄介 (2009年6月30日). “Serial ATA 3.0編その2”. 大原雄介の最新インターフェイス動向. Impress Watch. 2013年7月3日閲覧。
- ^ a b Serial ATA International Organization. “SATA Naming Guidelines”. 2013年7月3日閲覧。
- ^ “News:ATAの転送速度が1.5Gbpsに──Ultra SATA/1500の仕様が決定”. ITmedia (2000年11月24日). 2013年7月3日閲覧。
- ^ “SATA-PATA変換アダプタを介してATAPIデバイスが動かないワケ”. 伊勢雅英のIT見聞録. PC Watch. 2009年2月11日閲覧。
- ^ “The Path from 3Gb/s to SATA 6Gb/s: How to Migrate Current Designs to the SATA Revision 3.0 Specification” (pdf) (2009年). 2009年12月2日閲覧。
- ^ “Serial ATA 3.0編その1”. PC Watch 2012年8月14日閲覧。
- ^ “SATA 3.2 規格公開。転送速度 2GB/秒に高速化、SATA Express やM.2フォームファクタ対応など - Engadget 日本版”. Engadget JP. 2021年10月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年10月9日閲覧。
- ^ Gourav (2020年7月17日). “SATA Revision 3.5 specification published” (英語). Latest Mobiles / Latest Smartphone Launches | New Mobiles | Technology News. 2021年10月9日閲覧。
- ^ “Can I install a laptop 2.5" SATA drive on a desktop without any adapters?”. superuser.com (2009年). 2013年12月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年12月4日閲覧。
- ^ “Get ready for mini-SATA”. The Tech Report (2009年9月21日). 2009年9月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年1月26日閲覧。
- ^ “Serial ATA (SATA) pinout diagram”. pinoutsguide.com (2013年12月16日). 2014年2月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年4月2日閲覧。
- ^ “Hardware issues”. 2009年12月2日閲覧。
- ^ “どう違う?「SATA Express」と「M.2」の違いについて”. 2019年2月22日閲覧。
- ^ a b c d e f g h Technologies That Use 8b/10b Encoding[出典無効]
- ^ “eSATAp Application”. Delock.de. 2010年1月26日閲覧。
- ^ a b Frenzel, Louis E. (2008年9月25日). “USB 3.0 Protocol Analyzer Jumpstarts 4.8-Gbit/s I/O Projects”. Electronic Design. 2009年7月3日閲覧。
- ^ Minich, Makia (2007年6月19日). “Infiniband Based Cable Comparison” (PDF). 2008年2月11日閲覧。
- ^ Feldman, Michael (2007年7月17日). “Optical Cables Light Up InfiniBand”. HPCwire (Tabor Publications & Events): p. 1 2014年1月14日閲覧。
- 1 シリアルATAとは
- 2 シリアルATAの概要
- 3 ケーブル、コネクタ、ポート
- 4 他の接続規格との比較
- 5 脚注
- Serial ATAのページへのリンク