AHCI
読み方:エーエイチシーアイ
別名:アドバンスト・ホスト・コントローラ・インターフェース
AHCIとは、PCとハードディスクなどを接続するインターフェース規格の一種であるシリアルATA(SATA)の拡張機能に対応した、ホストコントローラの仕様のことである。
AHCIはシリアルATAのために新しく策定された仕様であり、シリアルATAにおけるネイティブなホストコントローラの仕様となっている。シリアルATAはAHCI以外のIDE互換モードなどでも動作するが、AHCIを用いることで初めて、シリアルATAの高速データ転送を充分に発揮することができる。
また、シリアルATAの上位規格であるシリアルATA IIを使用するにはAHCIに対応している必要がある。シリアルATA IIでは、ネイティブコマンドキューイング(NCQ)やホットプラグなどが可能となっている。
AHCIはWindows Vistaでは標準対応となっているが、Windows XPにはドライバ標準で対応されておらず、従来のATA規格のホストコントローラ仕様であるIDE互換モードが代わりに用いられる。この状態ではシリアルATAの高速転送は利用できない。Windows XP上でAHCIを利用するには、AHCI対応のチップセットを搭載し、OSにドライバをインストールする必要がある。AHCI用のドライバはIntelのWebサイトからダウンロード可能である。
参照リンク
プレスリリース アドバンスト・ホスト・コントローラ・インターフェース仕様を発行 - (Intel)
Advanced Host Controller Interface
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/02 08:35 UTC 版)
Advanced Host Controller Interface (AHCI) とは、インテルが策定したシリアルATA (SATA) ホストバスアダプタのインタフェース仕様である。
- ^ https://www.freebsd.org/cgi/man.cgi?ahci(4)
- ^ インテルの場合多くはI/O コントローラー・ハブ (ICH) に内蔵される
- 1 Advanced Host Controller Interfaceとは
- 2 Advanced Host Controller Interfaceの概要
- 3 関連項目
- Advanced_Host_Controller_Interfaceのページへのリンク