シナプス
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ダイダロス 声 - 大亀あすか 智樹が幼い頃からいつも夢の中で語りかけてくる、背中に翼を生やした少女。ただし、容貌こそ少女だが実年齢は、かなりのもので、約7千万年前に製造されたイカロスや、智樹の人生の何億倍もの製作期間を要する石板(ルール)の製作者でもある。何故か顔の上半分が見えないように描かれている上、イカロスや他のシナプス人とは異なり、翼が2対あるのが特徴。当初は「助けて、空に捕まってる」という抽象的な語りかけに過ぎなかったが、イカロスが降りてからは彼女を託したり、危険を知らせるなどといった具体的な語りかけを行うようになった。 シナプスで天才と呼ばれた二人の科学者の内の一人で、イカロス達を作った人物(名前の由来のダイダロスも、ギリシア神話でイカロスの父に当たる)である。シナプスに纏わる物のほとんどが彼女が発明者であり、石板も彼女が作った。 地上で幸せに暮らす智樹達を巻き込まないため、助けの求めを止めたが、第2世代エンジェロイドの完成に危機を感じ再び智樹に呼びかけ、英四郎にも接触する。イカロス達のことは「娘」と呼び、愛情を持って見守っており、智樹のことは「トモくん」と親しみを込めて呼んでいる。 ミーノースとは敵対関係にあり、シナプス人の居城とは別の居城に住んでいる。 「非現実」として幼少期の見月そはらの姿で地上で暮らしていた(本体はシナプスで眠っていた)。幼少期のそはらが病死したため本体が目覚めたが、地上の智樹から亡失されることを恐れて自身の複製として現在のそはらを作った。最終話で露わにした素顔はそはらそのものであった。そはらが病死した明確な時期については劇中では触れられてはないが、そはら同様(むしろ、こちらが元祖だが)殺人チョップを使えることから、「殺人チョップ誕生秘話」まではダイダロスの「非現実」であったと思われる。 後日談では地上に複製のそはらと共に降り立っている。 ミーノース(シナプスのマスター) 声 - 三木眞一郎 テレビアニメ版のエンディングクレジットでは「空(シナプス)のマスター」と表記される。ダイダロスと同じく顔の上半分が見えないように描かれている。元はイカロスのマスターであったが、彼女が地上へ落ちて智樹をマスターとしたため、彼女を取り戻すためにニンフやハーピー達を地上へ遣わした。 シナプスの王であり、シナプスで天才と呼ばれた二人の科学者の一人であり、カオスを開発したり、シナプス人の風音日和をエンジェロイドタイプZ(ゼータ)に改造した。ダイダロスと比べて大型の兵器の開発に長けており、彼女にはライバル心のようなものを抱いていた。シナプス最強といわれる防空システム「ZEUS」(ゼウス)などの強力な兵器を開発する能力を持っていながら、彼女が開発したエンジェロイドであるイカロス達との決着を、自分が開発したエンジェロイドで成すことを望んでいる(彼がそう語っている様子をハーピー達は「楽しそう」と表現しており、彼自身もそれを肯定した)。 性格は完全に破綻しており、エンジェロイドを精神的かつ肉体的に虐めることが娯楽。特にニンフに対してはたびたび「廃棄処分」をちらつかせてはトラウマとなるような無理難題を実行させ、その褒美に処分を取り消しては感謝の言葉を発させている。また常々退屈を口実に弱者をいたぶることを快楽としており、かつてのイカロスに地上の都市の破壊とそこに住まう人々の大量虐殺を命じ、その間に賭博を楽しむような冷酷さを持つ。地上に暮らす翼のない人々を人間と見なしておらず、「地蟲(ダウナー)」と呼んで見下している(ニンフやアストレアが人類全体を指してそう呼んでいたのもこの影響と思われる)。 イカロス達を惹きつける智樹の存在に危機感を抱いており、エンジェロイド達に抹殺を命じている。しかし、地上人やエンジェロイドを見下していたことに加え、智樹の優しさや意志の強さを推し量れなかったことが誤算となり、結果的にニンフやアストレアに裏切られて失敗に終わっている。 時間が経つにつれて、ニンフへの未練と執着が大きくなってゆき、どんな手を使ってでもニンフに自分との再インプリンティングをさせるために連れ戻そうとしていた。結果的には、決死の覚悟で臨んだニンフ自らがミーノースとのインプリンティングを行い、その直後にニンフの自爆で再び鎖が切れた。 最終話では、智樹との戦いに敗れるも、止めを刺さずに立ち去ろうとする智樹に対して、「情けは受けぬ」として自害したが、智樹の「みんなを元通りに」という願いによって復活した。再び強力なエンジェロイドを開発して智樹に挑もうと企むが、智樹の「一度、地上に来てみろよ」という言葉に再戦を躊躇するような描写がある。
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シナプス
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空にある天上世界で、英四郎の言う「新大陸」。常に移動を繰り返していたが、智樹がイカロスのマスターになってからは空美町上空で停滞中。翼の生えた住人が住んでいる。住人は地上人を「地を這うだけの地蟲(ダウナー)」と呼ぶ一方で、その翼で飛翔する描写はない。逆にダイダロスは移動に小型の浮遊メカを使い、シナプス人が自殺の手段として墜死や縊死を選択している描写がある(これは人間が足の着く高さで縊死を選択するのと同様極めて不自然である)。幾つかの浮遊大地が存在しているほか、石や煉瓦作りの建物が全体を占めており、緑豊かで穏やかな雰囲気を持つ。
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