天上世界(天上連邦)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/05 03:43 UTC 版)
「ドラえもん のび太と雲の王国」の記事における「天上世界(天上連邦)」の解説
12の雲から成り立つ連邦国家。大統領を頂点にした州制度を用い、首都は中央州中央市。宇宙との交流が盛んであり、テクノロジーは地上よりもはるかに高い。ここに住む人間は天上人と呼ばれるが、生物学的には地上のヒトと同種。外見も同一だが、元首、要人、役人等は皆背中に羽の生えた衣服を身に着けており、その羽で空を飛ぶことが可能。創世神話によれば、戦争により高地に逃れた古代人が、彗星落下によって発生した特殊なガスにより、固体化した雲に乗ることを発見、移住した末に発展した国家であることが示唆されている。 事実上地上資源が使えないために、酸素・水等から合成した食料および太陽光によるクリーンエネルギーの技術が発展。地上との接触を避けつつ、太古から絶滅危惧種の保護に力をいれ、結果として地上で絶滅した動物・植物が生き残っている。 一見すると地上社会から隔絶された楽園のように思えるが、実際は地上世界の環境破壊が原因で年々人口が減少し続けており、彼らの多くは地上人を激しく敵視している。 ノア計画への対抗のためにドラえもんが用意した雲戻しガスの主砲が密猟者たちに強奪された結果、エネルギー州が壊滅してしまうが、ドラえもんの捨て身の特攻によって主砲を設置していた雲の王国が崩壊したことから、天上世界そのものの滅亡は免れた。ドラえもんの犠牲的行為への評価と植物星大使キー坊の説得によりノア計画の中止が決定され、天上連邦の人々は地球環境が回復するまで植物星へ移住する事になった。 中央州 天上連邦の首都。巨大な空港、公園、ホテル、裁判所、シティホールなどが立ち並ぶ大都会。 エネルギー州 天上連邦で用いるエネルギーのほとんどを生産する州。北海道ほどの広さで、その一面に無数のソーラーパネルが設置されている。ここで作られたエネルギーは、マイクロ波に変換して他の州に送られている。 絶滅動物保護州 地上で絶滅した動物(画面に登場したのは新生代のもの)、および絶滅危惧種の動物を集め、保護している。作中に登場した動物としては、マンモス、モア、ドードー、フクロオオカミ、クアッガ、ジャイアントモア、メガテリウム、スミロドン、ネッシー、グリプトドン、ムカシダイダラアホウドリ(後述)、フォルスラコスがいる。
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