サニーサイド保育園のおもちゃたち
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 05:25 UTC 版)
「トイ・ストーリー3」の記事における「サニーサイド保育園のおもちゃたち」の解説
サニーサイドのおもちゃは「チョウチョ組」と、より幼い(=おもちゃを乱暴に扱う)子供たちの「イモムシ組」に分けられている。両部屋のおもちゃの間にはロッツォの恐怖支配による階級差があり、サニーサイドに来たおもちゃは初めにイモムシ組に入れられ、ロッツォの寵愛を受けたおもちゃがチョウチョ組へと昇進する。夜間は脱走者がないようにミニカーや保安カメラ、監視役の猿によるパトロールが行われている。基本、ロッツォを除くサニーサイドのおもちゃの性格は悪くないが、ロッツォの独裁が始まってからは新入りが決して生き残れない場所となってしまう。 ロッツォ・ハグベア (Lots-o'-Huggin' Bear/Lotso) 本作のディズニー・ヴィランズ。長年サニーサイドにいるピンクの熊のぬいぐるみ。苺のにおいがするらしい。一人称は「私」または「俺」。 以前の持ち主である少女「デイジー」に後述のビッグ・ベビー、チャックルズと共に手違いで置き去りにされてしまい、自力で帰りついたデイジーの家で新しいロッツォが可愛がられているのを見て以降、性格が歪んでしまう。 サニーサイドを力で支配しており、チョウチョ組のおもちゃが壊されないように、新入りのおもちゃをイモムシ組に閉じ込めている。 劇中では杖(おもちゃのハンマー)をついているが、これはサニーサイドの前でピザ・プラネットの車から転落し怪我をしたためである。そのシーンの前後で歩き方が異なっている。 終盤で反省したかに見えたが、歪んだ性格は直らず、ウッディ達を見殺しにしようとしたものの、結局は失敗に終わった。 ビッグ・ベビー (Big Baby) 等身大(身長46cm)の赤ちゃん人形。サニーサイドへ来る以前からのロッツォの仲間。 片目の瞼が常に半分閉じたままで、塗装が割れている。とあるシーンで発した「ママ」(=デイジーのこと。日本語では吹き替えされている)しか話さない。 脱走を試みたおもちゃを捕まえるなど、ロッツォに従順な態度を取っていたが、終盤で持ち主のデイジーの名前が書かれたネームプレートをロッツォにハンマーで壊されたことで激昂し、ロッツォをダストボックスに投げ込んだ。 ケン (Ken) 着せ替え人形。ロッツォの補佐役に近い立場。「女の子のおもちゃ」呼ばわりされると怒る。服をかなりコレクションしている。 バービーのボーイフレンドとして作られた実在のおもちゃ。サニーサイドを訪れたバービーと出会い恋に落ちる。 エンドロールを見るにサニーサイドのおもちゃ達の新たなリーダーに就任したようであり、ウッディ達にサニーサイドの暮らしが良くなったことを記載した手紙を書いている。 ストレッチ (Stretch) 紫色のタコのおもちゃ。ゴム製で伸縮できる。ロッツォ一味の紅一点。 エンドロールにて、ケンの手紙をポニーのリュックに入れている。 DVDの特典映像に登場する構想図を見ると、当初はロッツォ一味としてデザインされていなかったことがわかる。逆にロッツォ一味の中にバターカップが描かれており、バターカップとポジションが交替されたと思われる。 チャンク (Chunk) 岩石のモンスターのおもちゃ。ロッツォ一味の一人。 顔がローラー状になっており、スイッチを押すと表情が変わる(青い目の親しげな顔と、赤い目の怖い顔)。 トゥイッチ (Twitch) 昆虫人間のアクションフィギュア。ロッツォ一味の一人。 スパークス (Sparks) ロボットのおもちゃ。キャタピラを動かすと胸から火花が散る。ロッツォ一味の一人。 チャターフォン (Chatter Telephone) 台座に車輪がついた電話機のおもちゃ。サニーサイドの古株であり、ウッディたちの脱走計画に助力する。 フィッシャープライス社から発売している実在のおもちゃで、台座が木製の第二世代ビンテージトイ。 猿 (Monkey) 受付に飾られている、シンバルをもった猿のおもちゃ。脱走を試みるおもちゃたちを保安カメラのモニターで監視し、ロッツォらに通報している。 1970年代に「わんぱくスージー(英語名:Musical Jolly Chimp)」という名前で売られていた実在のビンテージトイが元になっている。言葉は喋らず、ただ鳴いている。 ブックワーム (Bookworm) 懐中電灯を抱え、眼鏡をかけたイモムシ。ベッドサイドでの読書を助けるおもちゃ。図書室の主。図書室の本とともに各種おもちゃの説明書も管理している。彼の存在は数ある脱獄映画へのオマージュである。ロッツォの支配下にあるが、変装して「あるもの」を取りに行ったバービーの正体を知りながら見逃す。脱獄映画における図書係がそうであるように、彼は中立の立場を保ち、騒ぎの渦中に巻き込まれるのを嫌がり、かつ物語のカギを握る人物のひとりである。 びっくり箱 (Jack-in-the-Box) サニーサイドにいるおもちゃの一つ。原語版ではリー・アンクリッチ監督自ら声を担当する。 シーンセイ (See'n Say) 自動販売機の賭場でルーレットとして使われていた、実在のおもちゃ。家畜の絵が描かれており、矢印が止まるとそれに対応する動物の鳴き声がする。 過去にアンディの部屋にあったものより年代が古い、レバーではなく紐を引いて動かすタイプのビンテージトイ。アンディが所有していたものと異なり、自意識を持っている様子は見られない。
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