シュナイダー・クロイツナッハ
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シュナイダー・クロイツナッハ(Jos. Schneider Optische Werke GmbH )は、ヨーゼフ・シュナイダーによって創業されたドイツのレンズメーカー。シュナイダーと略称される。傘下にはレンズメーカーのイスコ(Isco )がある。またドイツ統一に伴い苦境に陥っていたペンタコンを傘下に収めた。
- 1 シュナイダー・クロイツナッハとは
- 2 シュナイダー・クロイツナッハの概要
- 3 歴史
- 4 レンズ供給先
コンポノン
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「シュナイダー・クロイツナッハのレンズ製品一覧」の記事における「コンポノン」の解説
コンポノン(Componon )は2-12倍用の拡大接写用や引伸用レンズ。 引伸用レンズとして上級版でローデンシュトックのロダゴンと双璧をなす逸品として知られる。WAコンポノンは広角版。コンポノンSは高級版。Gコンポノンは20倍を超える高倍率用。ライカLマウントの製品が多いが、φ32.5ねじマウント、φ50ねじマウント、Tマウントの製品や、シュナイダー独自規格のマウントの製品なども過去にはあった。現在は、引伸用レンズとしての役目はほとんどなくなり、超高解像力を生かした、工業用7000万画素級ラインセンサーカメラ向けレンズとして、ヘリコイド接写リング、 ユニホック 58/76 ・ヘリカル・マウント・システム(Schneider-Kreuznach UNIFOC 58/76 Helical Focus Mount System )での使用がメインになりつつある。高精度なコンポノンSやアポ・コンポノンHM の40mmから135mm あたりが主に利用されている。このユニホック 58/76 ・ヘリカル・マウント・システムは後部の鏡筒のすげ替えや、リングの継ぎ足しなどで工業用システムに柔軟な対応をするように、工業用で使用される主な各種マウントが用意されている。 コンポノン16mmF2.8 コンポノン25mmF4 コンポノン28mmF4 - ライカLマウントとバレルがある。 コンポノン35mmF4 - ライカLマウントとバレルがある。 コンポノン40mmF4 コンポノン50mmF4 - 4群6枚。 コンポノン60mmF5.6 - ライカLマウント。4群6枚。 コンポノン80mmF5.6 - 4群6枚。 コンポノン100mmF5.6 コンポノン105mmF5.6 - 4群6枚。 コンポノン135mmF5.6 - 4群6枚。φ32.5mmねじマウント。アタッチメントはφ49mmレンズ前ねじ込み。18枚完全真円絞り。金属鏡筒。モノコート。 コンポノン150mmF5.6 - 4群6枚。 コンポノン180mmF5.6 - 4群6枚。元来は鼓型をしたライカLマウントのレンズであるが、ライカLマウント→φ60mmねじマウント変換リングにはめ込まれている。各自のシステムによりカスタマイズができる。一般的には、φ60mmねじマウント座金に取り付けて使用されていた。アタッチメントはφ58mmレンズ前ねじ込み。19枚完全真円絞り。金属鏡筒。モノコート。大判カメラで撮影に使用しても極めてシャープで階調が豊で高解像力である。 コンポノン210mmF5.6 コンポノン240mmF5.6 コンポノン300mmF5.6 コンポノン360mmF5.6 WAコンポノン40mmF4 - 3群6枚。 WAコンポノン60mmF5.6 - ライカLマウント。3群6枚。 WAコンポノン80mmF5.6 - ライカLマウント。3群6枚。 コンポノンS 50mmF2.8 - 4群6枚。オルソメター型光学系。ライカLマウントとバレルがある。現行品の物はライカLマウントである。アタッチメントはφ43mmレンズ前ねじ込み。初期の物は金属製鏡筒で絞りクリックとフリーをスイッチノブで切り替えができた。絞りは角の尖った独特の五角形。その後の現行品は、合成樹脂製鏡筒で、角型の瞬間絞り込み用のレバーが新設された。ユニホック 58/76 ・ヘリカル・マウント・システムにて使用する際は、このレバーはねじ一本で止められているがこれを外す必要がある。現行品の絞りは丸みのある五角形。一般的な接写撮影では非常にシャープで適しておりボケも良い。ユニホック 58/76 ・ヘリカル・マウント・システムでの標準レンズ的存在である。合成樹脂製鏡筒の現行品以前の物と光学系は変わらないが、現行品の方が高解像力である。 コンポノンS 80mmF4 - 4群6枚。オルソメター型光学系。ライカLマウントとバレルがある。現行品の物はライカLマウントである。アタッチメントはφ43mmレンズ前ねじ込み。現行品は合成樹脂製鏡筒で角型の瞬間手動絞り込み用のレバーが付いている。ユニホック 58/76 ・ヘリカル・マウント・システムにて使用する際は、このレバーはねじ一本で止められているがこれを外す必要がある。絞りは丸みのある五角形。一般的な接写撮影では非常にシャープで適しておりボケも良い。ユニホック 58/76 ・ヘリカル・マウント・システムと併用するとキヤノン EOS DSLR で∞から合焦でき、一般的なマクロレンズとしても高解像力で活躍が出来る。ただし、ユニホック専用接写リングを継ぎ足すとこれには内面処理がされていないため、内面反射が非常に激しく、激しいフレアーが出る。この為一般撮影ではハレ切りに注意を必要とする。工業用の限定的環境に対して開発された為そのようになったが価格が高い部品の割に、非常にお粗末な仕上げである。接写リングの件は旭PENTAX のねじマウント接写リングを使用すれば問題は解決できる。 コンポノンS 80mmF5.6 - 4群6枚。オルソメター型光学系。現行品の物はライカLマウントである。アタッチメントはφ43mmレンズ前ねじ込み。現行品は合成樹脂製鏡筒で角型の瞬間手動絞り込み用のレバーが付いている。ユニホック 58/76 ・ヘリカル・マウント・システムにて使用する際は、このレバーはねじ一本で止められているがこれを外す必要がある。絞りは丸みのある五角形。一般的な接写撮影では非常にシャープで適しておりボケも良い。ユニホック 58/76 ・ヘリカル・マウント・システムと併用するとキヤノン EOS DSLR で∞から合焦でき、一般的なマクロレンズ以上の高解像力で活躍が出来る。ただし、ユニホック専用接写リングを継ぎ足すとこれには内面処理がされていないため、内面反射が非常に激しく、激しいフレアーが出る。この為一般撮影ではハレ切りに注意を必要とする。工業用の限定的環境に対して開発された為そのようになったが価格が高い部品の割に、非常にお粗末な仕上げである。接写リングの件は旭PENTAX のねじマウント接写リングを使用すれば問題は解決できる。 コンポノンS 100mmF5.6 - 4群6枚。オルソメター型光学系。現行品の物はライカLマウントである。アタッチメントはφ43mmレンズ前ねじ込み。現行品は合成樹脂製鏡筒で角型の瞬間手動絞り込み用のレバーが付いている。ユニホック 58/76 ・ヘリカル・マウント・システムにて使用する際は、このレバーはねじ一本で止められているがこれを外す必要がある。絞りは丸みのある五角形。一般的な接写撮影では非常にシャープで適しておりボケも良い。ユニホック 58/76 ・ヘリカル・マウント・システムと併用するとニコン DSLR で∞から合焦でき、一般的なマクロレンズ以上の解像力がある。ただし専用接写リングを継ぎ足すとこれには工業用の限定的環境に対して開発されたため内面処理がされておらず内面反射が非常に激しく、激しいフレアーが出、このため一般撮影ではハレ切りに注意を必要とする。接写リングの件は旭PENTAX のねじマウント接写リングを使用すれば問題は解決できる。 コンポノンS 135mmF5.6 - 4群6枚。オルソメター型光学系。Tマウントとバレルがある。現行品の物はφ50P=0.75ねじマウントである。アタッチメントはφ49mmレンズ前ねじ込み。以下は全て光学系は同一だが、シリアルNo.12000000番台はTマウント。鏡筒がφ51mmと小型で金属製鏡筒。絞り環のクリックストップがなく、代わりにネジで任意に固定できる。いずれも絞りは独特なとがった五角形。一般撮影に使用した場合大変髙解像力だが、この絞り形状が災いしてボケが汚くなるものの、上手くいかせれば他種のレンズにない背景の光源ボケを得られる。シリアルNo.14000000番台はTマウント。鏡筒がφ58mmで絞り環にクリックストップのあるなしを選択できるスイッチノブを備える金属製鏡筒。現行品の物は、シリアルNo.140000000番台以降で、光学系は同一だが、主な改良点は絞り表示が青地で数値がバックライトで光る様に改良された。また、ねじマウントもφ50P=0.75ねじマウント に変更された。コーティングも改善され、カラーバランスは依り優れたが、絞りユニット部は据え置きで今まで同様、絞り羽根は5枚。独特の角の尖った五角形。金属製鏡筒。撮影に使用する場合、小型鏡筒のタイプは内面反射でフレアーが出ることがある。14000000番台以降は問題ない。一般的なマクロレンズ以上の高解像力が得られるため、大判カメラなどではレンズシャッターに組み込み、一般接写撮影にも使用が可能。一般的に、Tマウントのロットのレンズは光学系の前群と後群の間に隠し鏡筒がはめ込まれており、Tマウントしか使用できないように見えるが、この隠し鏡筒を外してしまえば、ライカLマウントとして機能する。 コンポノンS150mmF5.6 - 4群6枚。オルソメター型光学系。アタッチメントはφ52mmレンズ前ねじ込み。マウントはφ50mmねじマウント(現行品)。それ以前の物はTマウント。光学系は同一だが、シリアルNo.12000000番台のレンズは、レンズ鏡筒がφ51mmと小型で金属製鏡筒。レンズのクリックストップはあるが切り替えスイッチノブが無く、クリックストップをフリーにできない。逆にコンポノンS 135mmF5.6 と異なり、ストッパーネジはない。シリアルNo.14000000番台は鏡筒がφ58mmで絞り環にクリックストップのあるなしを選択できるスイッチノブを備える。一貫して絞りは独特な尖った五角形。一般撮影に使用した場合大変髙解像力だが、この絞り形状が災いしてボケが汚くなることがあるが、うまく活かせれば他種のレンズにない背景の光源ボケを得られる。また、古い番手の小型のレンズの方はフレアーが出やすい。総じて、コンポノンS135mmF5.6 と絞りユニットは共通の物を使用している。一般的に、Tマウントのロットのレンズは光学系の前群と後群の間に隠し鏡筒がはめ込まれており、Tマウントしか使用できないように見えるが、この隠し鏡筒を外してしまえば、ライカLマウントとして機能する。 コンポノンS180mmF5.6 - 4群6枚。 コンポノンS210mmF5.6 - 4群6枚。ライカLマウント。別に後群レンズの部分にもφ55mmねじマウントがある。アタッチメントはφ72mmレンズ前ねじ込み。形状が独特の鼓型をしたレンズ。撮影装置や引き伸ばし機に装着するときは大きく広がっている後玉をはずしてからレンズ座金で装着し、後玉をはめ戻す必要がある。また、後玉の後部のマウントねじも使用できる。品目に依っては、前群と後群の間にアタッチメント部材(隠し鏡筒)を挟み込み、レンズが一体化させられたような、筒型形状に仕上げたロットの製品もあり。これは後玉の後部にあるφ55mmねじマウントのみでカメラや引き伸ばし機に装着する。絞り羽根は5枚。独特の角の尖った五角形。金属製鏡筒。総じて、コンポノンS135mmF5.6と絞りユニットは共通の物を使用している。非常にシャープでボケも良く意外に一般撮影にも向いている。一般的にφ55mmねじマウントだけのロットのレンズは光学系の前群と後群の間に隠し鏡筒がはめ込まれており、φ55mmねじマウントだけしか使用できないように見えるが、この隠し鏡筒を外してしまえば、ライカLマウントとして機能する。 コンポノンS240mmF5.6 コンポノンS300mmF5.6 コンポノンS360mmF6.8 Gコンポノン100mmF5.6 - 4群6枚。 Gコンポノン150mmF5.6 - 4群6枚。 Gコンポノン210mmF5.6 - 4群6枚。 Gコンポノン240mmF5.6 - 4群6枚。 Gコンポノン300mmF5.6 - 4群6枚。 Gコンポノン360mmF6.8 - 4群6枚。 Gコンポノン480mmF9.4 - 4群6枚。 アポ・コンポノンHM40mmF2.8 - 4群6枚。ライカLマウント。アタッチメントはφ43mmねじ込み。 アポ・コンポノンHM45mmF4 - 4群6枚。ライカLマウント。アタッチメントはφ43mmねじ込み。 アポ・コンポノンHM60mmF4 - 4群6枚。ライカLマウント。アタッチメントはφ43mmねじ込み。 アポ・コンポノンHM90mmF4.5 - 4群6枚。ライカLマウント。アタッチメントはφ43mmねじ込み。理由は不明だがコンポノンS80mmF4 とは異なり、角が尖った独特の5枚羽根絞りである。この焦点距離だと一般的な一眼レフデジカメで∞が出せるため一般撮影に使用する者も多い。絞りの角が尖っているので、ボケ味は時に堅くなる場合があるが、目視では残存色収差も確認できない。使いやすいねじマウントで便利である。3600万画素のローパス・レス・デジタルカメラの使用でも、まだレンズに余裕がありきわめて高解像力を誇る。ライバルメーカーのローデンシュトック製アポ・ロダゴン-N105mmF4とほぼ互角の性能である。 アポ・コンポノンHM120mmF5.6 - 4群6枚。φ50mmねじマウント。アタッチメントはφ40.5mmねじ込み。 アポ・コンポノンHM150mmF4 - 4群6枚。φ55mmねじマウント。アタッチメントはφ55mmねじ込み。
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