グラウンドワーク三島とは? わかりやすく解説

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グラウンドワーク三島

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団体名 グラウンドワーク三島
所轄 静岡県
主たる事務所所在地 三島市芝本町6番2号
従たる事務所所在地 静岡市葵区東鷹匠町103番1、宮城県石巻市鹿妻南5丁目1番69
代表者氏名 小松 幸子
法人設立認証年月日 1999/10/01 
定款記載され目的
この法人は、市民行政企業パ-トナシップにより『水の 都三島』の自然環境再生創造に向け、連携し協働しながら、地域環境改善活動環境教育取 り組むための体制づくりに対して助言援助実践事業行い、よって地域参加型の自立した地域シ ステム構築寄与することを目的とする。 また、この法人が「市民会社」として自立成長す ることにより、高齢者女性に対して新たな雇用機会創出等、行政企業では担えない社会的ニ -ズに対応できる継続的発展的な市民活動団体と なることを目指す。 
活動分野
保健・医療福祉     社会教育     まちづくり    
観光     農山漁村中山間地域     学術・文化芸術スポーツ    
環境保全     災害救援     地域安全    
人権・平和     国際協力     男女共同参画社会    
子どもの健全育成     情報化社会     科学技術振興    
経済活動活性化     職業能力雇用機会     消費者保護    
連絡助言援助     条例指定    
認定
認定・仮認定
認定   認定   旧制度国税庁)による認定   認定更新中  
PST基準
相対値基準     絶対値基準     条例指定()    
認定開始日:       認定満了日:       認定取消日:   
認定年月日:    認定満了日:    認定取消日:   
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解散理由  

グラウンドワーク三島

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/19 17:19 UTC 版)

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中郷温水池

グラウンドワーク三島(グラウンドワークみしま)は、日本特定非営利活動法人(NPO法人)の1つ。静岡県三島市の水辺自然環境の再生と復活を目的として、市内の市民団体により1992年9月に結成され、イギリス発祥の市民・NPO法人・企業・行政のパートナーシップによる環境改善活動である「グラウンドワーク活動」を日本で初めて導入した。

概要

源兵衛川

環境悪化に問題意識を持った市内の8市民団体が、水辺自然環境の再生と復活を目指し、1992年9月に「グラウンドワーク三島実行委員会」を発足させた。1999年10月には特定非営利活動法人の認証を受け、現在では多くの市民団体が参加したネットワーク組織となっている。これまでに、ドブ川と化した源兵衛川の再生、市内から姿を消した水中花(水草)・ミシマバイカモの復活、ホタルの里づくり、学校ビオトープの建設、住民主体による手作り公園の維持管理等、60か所以上のプロジェクトを実践している。

水辺の環境再生から始まった活動は、地域再生、人材育成へと拡大している。現在は地域の人的資源・環境資源を生かし、間伐材を活用した木・竹製品作りや遊休農地を活用した三島そば栽培などの「環境コミュニティ・ビジネス」、中心市街地の空き店舗の活用によるにぎわい再生、実践地を活用した社会的起業やまちづくりの担い手育成、国際環境交流、被災地の子どもの心のケアを目的とした、東日本大震災・熊本地震復興支援「子どもを元気に富士山プロジェクト」などに取り組んでいる[1]

理事長は小松幸子、副理事長は小野徹、専務理事・事務局長は渡辺豊博都留文科大学特任教授)。

主な活動

ミシマバイカモ
  • 水辺環境再生
    • 源兵衛川・中郷温水池の水辺環境の再生
  • 自然環境保全再生
    • 松毛川(灰塚川)
    • 境川・清住緑地
    • 宮さんの川・ほたるの里
  • 地域の宝再生
    • 三島梅花藻の里
    • 雷井戸
    • 鏡池ミニ公園
    • 腰切不動尊
    • 窪の湧水
  • 手作り公園
    • みどり野ふれあいの園
    • 鎧坂ミニ公園
    • 沢地グローバルガーデン
  • 環境教育・視察研修
    • 学校ビオトープ(三島市立長伏小学校、静岡県立三島南高等学校、函南さくら保育園など)
    • 自然観察会(「鎮守の森探検隊」など)
    • 人材育成研修
  • 環境コミュニティ・ビジネス
    • せせらぎシニア元気工房
    • そばつくり隊
    • 三島街中カフェ(3店舗)
    • 三島農村カフェ
  • 海外事業
    • 日英若者交流
    • 日韓バイカモ交流
    • ネパール若者交流
  • 震災支援活動「子どもを元気に富士山プロジェクト」
    • 「心を元気にするショートツアー」(東日本大震災復興支援活動、熊本地震復興支援活動)
    • 「富士山に登って元気になろうツアー」(東日本大震災復興支援活動)
    • 「大学生出前寺子屋教室」(東日本大震災復興支援活動)

評価

  • 2005年、土木学会デザイン賞2004「最優秀賞」を受賞。
  • 2005年、都市景観大賞「美しいまちなみ大賞」を受賞。
  • 2006年、第7回明日への環境賞を受賞[2]
  • 2006年、あしたのまち・くらしづくり活動賞「内閣総理大臣賞」を受賞。
  • 2009年、第18回地球環境大賞「環境地域貢献賞」を受賞。
  • 2010年、第16回「日韓国際環境賞」を受賞。
  • 2011年、第1回地域再生大賞「大賞」を受賞[3]
  • 2014年、市民普請大賞「グランプリ」を受賞。
  • 2015年、第4回生物多様性アワード「優秀賞」を受賞。
  • 2015年、第26回緑の環境デザイン賞「国土交通大臣賞」を受賞。
  • 2016年、第18回日本水大賞「環境大臣賞」を受賞。

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ グラウンドワーク三島・組織概要
  2. ^ 第7回 明日への環境賞 受賞の記録”. 朝日新聞 (2006年4月14日). 2014年7月18日閲覧。
  3. ^ 初の地域再生大賞は静岡の団体に 準大賞は兵庫と岡山”. 福井新聞 (2011年2月12日). 2014年7月18日閲覧。

参考文献

  • 渡辺豊博『先生、NPOって儲かりますか?―若者たちが地元で賢く生きる方法ぶ』春風社、2016年。
  • 渡辺豊博『失敗しないNPO グラウンドワーク三島の20年とイギリスに学ぶ』春風社、2013年。
  • 渡辺豊博『共助社会の戦士たち―NPO・社会的企業 成功への処方箋』静岡新聞社、2012年。
  • 渡辺豊博『英国発グラウンドワーク―「新しい公共」を実現するために』春風社、2010年。
  • 渡辺豊博『清流の街がよみがえった 地域力を結集 グラウンドワーク三島の挑戦』中央法規出版、2005年。

関連項目

外部リンク




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