クインシーホテル常連客
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/18 07:02 UTC 版)
「コンシェルジュ (漫画)」の記事における「クインシーホテル常連客」の解説
藤原 貴梨花(ふじわら きりか) 実力派女優の大食漢。最上のニューヨーク時代からの顧客の一人。最上がクインシーホテルへ移籍したと聞きつけ顔を出し、その際に涼子も気に入り常連客になった。スタジオ撮影用の露出過多な衣装や際どい水着姿のまま一般客の前に現れるなど、端麗な容姿とは裏腹に自由奔放かつ豪気な性格。気性も激しく学生時代から現在に至るまで、数々の武勇伝を持つ。また、桁外れな大食漢でもあり、アメリカへ進出した際には、演技だけでなく食べる姿も評価されたほどだが、全く太らない体質で抜群のプロポーションを維持している為、涼子を始めとする女性陣からは羨望の的。涼子と同年齢であり、共に認める親友となった。 初登場時は、周囲が求める「演技力は後回し。番組に華を添える存在であれば良い、若手女優・藤原貴梨花」と、女優として本気で勝負・表現したいが押し殺さざるを得ない立場の、まだまだ力の無い自分との間でジレンマに苦しみ、悩みを抱えていた。クインシーホテル内で、最上が画策して解決させた「ある事件」に立ち会った折に何かが吹っ切れ、以後、堂々と自分の仕事の幅を拡げるべく、積極的に色々なことにチャレンジしている(アメリカへの進出もその一つであった)。その後、やや過剰なほど自分を信じ、大層な自信を持って仕事に当たっている。その言動に批判する人間も多いが、横槍の言葉などは一蹴にしてしまうほど、前に前に突き進み、実績を積み上げて有無を言わせなくしてしまうパワフルさがある。千葉県出身。誕生日は3月3日。 有明 光成(ありあけ みつなり) 漫画家。複数のジャンルで4本の連載を抱え、月に平均200ページを執筆する売れっ子。自宅マンションの工事の際にクインシーホテルの一室を仕事場としたことから、半常連客となった。自宅マンションの工事が完了した後も、管理規則違反である猫を飼っていたことがバレ、マンションを追い出され、ホテルを仕事場にすることが継続する。 容姿がやや不気味で、偏屈かつ毒舌な性格。大学教授だった父に漫画家を仕事として認めてもらえず、またデビューから10年近く売れずに下積み生活を強いられたことへの怒りが、旺盛な執筆活動のエネルギー源となっている所がある。同じ雑誌で連載している同業者のことも、手を抜いていた場合には平気で罵倒するなど仕事については厳しいが、一方でバイキングの宴席でシェフ達の労力を無駄にしないように残されやすいものを選んで食べたり、ホテル内で知り合った子供に親切に接するなど、人の良い所も見せる。最上たちと親しくなって以降、彼らをモデルにした“こんしぇるじゅ”なる作品の連載も開始した。色恋沙汰は自分には縁がないとしており、目下、仕事に情熱の全てを注いでいる。しかし、小姫と徐々に接近して行き、最終エピソードではすっかり尻に敷かれた状態になっている。初登場時33歳。 高岡 清張(たかおか せいちょう) 小説家。第19話から登場。クインシーホテルにはカンヅメ作業のために宿泊に来る。有明が登場してからはあまり登場することは無くなったが、小姫がコンシェルジュとしてやっていける自信をつけるきっかけを与えた人物である。 満田(みつた) 関西弁でコミカルに話す常連客の一人。男性。コンシェルジュデスクにやってきて、アクシデントの解決などを求めてくる。彼の応対は常に麗美が担当している。普段から口数の少ない麗美がさらに言葉を話さずにボディランゲージで応対している。 このやり取りは物語とは一切関係無い箸休め的なもの。満田が言っている「言葉通りのもの」に対し、的外れな応対をする麗美に思いっきりノリツッコミする様が背景等によく描かれている(例えば「お着物」と「置物」、「締めて」と「閉めて」など)。 マッシュルームカットに大きなメガネ、取って着けたような鼻に白いスーツを愛用する容姿。加えて片言っぽい日本語で関西弁。第55話で「ガイジンの家に呼ばれた際に手ぶらで行くと日本人はケチだと思われる」旨の発言をしており、オクラホマ州出身の外国人であるBATERとは違い日本人のようである。 初登場時から長らく名前が不明だったが、第90話で涼子の口から苗字が判明した。また、彼の相手を常に麗美が務めているのは、彼からの指名であることも判明している。
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