アリス救出チーム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 05:19 UTC 版)
「バイオハザードV リトリビューション」の記事における「アリス救出チーム」の解説
レオン・S・ケネディ(Leon S. Kennedy) 演:ヨハン・アーブ ウェスカーにより派遣されたアリス救出チームのリーダー。元は警察官で、現在はアメリカ合衆国の特別エージェントという肩書を持ち、世界中のアンブレラの施設の場所を把握している。また、とある救出任務において多大な成果を上げたことから、救出任務のスペシャリストであるとも解説されている。 ワシントンD.C.のホワイトハウスで、合衆国大統領の代わりを務めていたアルバート・ウェスカーの命を受けて、アリス救出のためにロシアに存在する施設アンブレラ・プライムに派遣される。 ウェスカーに関しては、素性が不明な点が多く、完全に信用しているわけではないが、レッドクイーンの攻撃によって文明社会最後の砦であるワシントンD.C.が壊滅寸前になったため、やむを得ずウェスカーの言葉を信じ、この窮地を打破することができるアリスの救出に来たと劇中で語っている。 救出チームメンバーの一人であるエイダ・ウォンとは昔から付き合いがあり、彼女に絶大な信頼を寄せている。彼女がアンブレラに捕まって生死不明の状態になり、アリスやメンバーの全員が生存を絶望視していた中でも一人彼女の生存を信じていた。 アリス一人の救出のために仲間が多く犠牲になっていることに不満を持ち、クローンの少女ベッキーが巨大リッカーに連れ去らわれた際に、単独で行動しようとするアリスと意見がぶつかる一幕もあったが、最終的にアリス達と共にアンブレラ・プライムからの脱出に成功した。 その後、地上に追撃してきたクローンレインとの肉弾戦で、骨折させられて戦闘不能に陥ったが、アリスやジルの活躍によって窮地を打破し、アリス達と共に生還した。その後に訪れたワシントンD.C.でレッドクイーン率いるアンデッド軍団との最後の戦いに臨んだ。 劇中ではレインが寄生生物「プラーガ」を注射して自身を強化した際に、「プラーガ寄生体(The Las Plagas parasite)」とつぶやいて正式名称を把握していた他、小説版ではプラーガの詳細な効能も把握していたことなど、プラーガに関する造詣は深く、過去に何か因縁があったことが示唆されている。 小説版では、警察官時代の情報も記載されており、原作同様、ラクーンシティ警察(R.P.D.)所属の警官で、ラクーンシティ壊滅前に、シティ郊外にあるアークレイ山地で発生していた地猟奇殺人事件の捜査中に消息を絶ち、表向きは事故による殉職となっていた。同事件を追っていたジルはアンブレラ社の正体を知ったが、レオンが死亡した(と思われていた)ことの責任を追及されて停職(圧力)を受けてしまう。 原作ゲームシリーズでは複数の作品で主人公などを務める重要人物の一人であり、実写映画版シリーズでは本作で初登場となった。本作における合衆国エージェントといった肩書や衣装などの設定は、主に原作ゲーム『4』に準じており、カムチャッツカ半島の雪原に初登場した際には、原作『4』の序盤で彼が着用していたボンバージャケット姿で登場する。アンブレラ・プライムに潜入した後は、ジャケットを脱ぎ捨て、『4』のChapter1-3以降の姿と同様の出で立ちになった。 エイダ・ウォン(Ada Wong) 演:リー・ビンビン(声:サリー・カーヒル) アンブレラ社の元工作員(スパイ)。色白肌のアジアンビューティー。アンブレラではウェスカー直属の部下で、ウェスカーがアンブレラを離脱した際に共にアンブレラから離脱した。 社会に溶け込み、諜報機関や情報施設に潜入することを得意 とし、救出チームの中ではレオン達より先んじてアンブレラ・プライムに派遣された。さまざまな小型道具を扱うことに長け、原作ゲーム『4』に登場したフックショットや、施設の情報などがHUDとして表示されるメガネ等を所持している。なお、フックショットに関しては、本作では本来の使い方以外にも、敵に向かって発射し、引き寄せるなどの攻撃にも使用している。 先んじて潜入した実験施設で救出したアリスと共に、施設から脱出すべく共闘する。戦闘力はアリスに負けず劣らずで、ハイヒールを履いたまま華麗に戦う。 中盤でアリスを逃がすために囮となって戦うが、ジルに人質として捕らわれる。アリスを追ってきたジルに捕虜として連行された際、クローンレインに殴られて気絶する。アリス達がレインを退けた後は、レオンによって救出されて生還した。 赤いカクテルドレスとハイヒールという彼女の衣装は、主に原作ゲーム『4』の衣装に準じている。 バリー・バートン(Barry Burton) 演:ケヴィン・デュランド レオン率いるアリス救出チームの一員。原作ゲームと同様にマグナム銃を愛用している。 チームの前衛を任されており、危険地帯には基本的にバリーが突入してから、レオン達が続くという形をとっている。 潜水艦ドックでアンブレラの兵隊を一掃し、モスクワエリアでプラーガ・アンデッドや巨大リッカーの襲撃を生き延びてアリスの救出に成功するが、終盤で再び巨大リッカーに襲われ、重傷を負いながらもクローンワンらと激しい銃撃戦を繰り広げる。 最後は人質に捕らわれたエイダを助けるため、無抵抗で敵の眼前に赴き銃撃を受けるが、クローンワンが油断した隙を狙い、最後の力を振り絞って切り札のマグナム銃でクローンワンを射殺して一矢報いた。その後、クローンカルロスの銃撃を浴びて死亡する。 原作ゲームシリーズでは初代『1』に登場する特殊部隊S.T.A.R.S.の隊員の一人である。本作における彼の纏う衣装は、『1』で彼が着用していた赤を基調とした特殊部隊S.T.A.R.S.の制服に準じている。ただし、原作と異なり本作にはS.T.A.R.S.に所属している設定がないため、原作の衣装からS.T.A.R.S.に関するロゴや刺繍などを取り除いた形となっている。 ルーサー・ウエスト(Luther West) 演:ボリス・コジョー レオン率いるアリス救出チームの一員。前作でマジニの襲撃を受けた際にアリス達と離れ離れになったが生還しており、今作ではアリス救出チームの一員として登場する。 終盤でアンブレラ・プライムからの脱出に成功し、レオンと共にクローンレインと肉弾戦を繰り広げるも、プラーガ寄生体を注射した彼女に終始圧倒され、強烈な掌底打ちを受けて心停止したために死亡する。 セルゲイ・ウラジミール(Sergei Vladimir) 演:ロビン・カシヤノフ レオン率いるアリス救出チームの一員。チーム内では電子端末による現在地の確認や救出ルートの計算を担当する。 アンブレラ・プライムのモスクワエリアにおいて、プラーガ・アンデッド部隊の攻撃から逃げ切るための迂回ルートを探し出すも、迂回先のルートで巨大リッカーに捕えられ、頭部を喰いちぎられて死亡する。 映画劇中ではファーストネームである「Sergei(セルゲイ)」としか呼ばれないが、映画序盤の潜水艦ドッグにレオン達が潜入した際に、レッドクイーンに感知される場面で、画面に救出チーム全員のフルネームが表示されており、ラストネームが「Vladimir(ウラジミール)」であることが確認できる。なお、原作ゲーム『バイオハザード アンブレラ・クロニクルズ』にも、アンブレラ社のロシア支部、コーカサス研究所に所属するアンブレラの幹部として「セルゲイ・ウラジミール大佐」というキャラクターが登場している。 アンダーソン監督は、ファミ通のインタビューにて、本作の舞台である生物兵器のシミュレーション施設「アンブレラ・プライム」は、上記のコーカサス研究所のオマージュであると語っているため、彼の名前もそれに因んだと思われる。ただし同姓同名である以外に両キャラクターに共通点は無い。 トニー・ロサト(Tony Rosato) 演:オフィリオ・ポルティージョ レオン率いるアリス救出チームの一員。 アンブレラ・プライムのモスクワエリアにおけるプラーガ・アンデッド部隊との銃撃戦の最中、銃器のリロード中にプラーガ・アンデッド(チェーンソー男)に殺害される。
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