アメリカ西海岸ジュニア選抜チーム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 13:48 UTC 版)
「テニスの王子様の登場人物」の記事における「アメリカ西海岸ジュニア選抜チーム」の解説
全国大会開催前に日米親善ジュニア選抜テニス大会が開催され、関東地区ジュニア選抜と対決する。本来であれば全国からメンバーを選抜し、大会も全国大会終了後に開催予定だったが、アメリカ側の要請により全国大会前の開催となったため関東地区限定でメンバーを選抜する事になった。元々はリチャード・ベイカーのアメリカ西海岸ジュニア選抜チームを日本財界への売込むことが目的であり、日本選抜への勝利はチームを売込む為のステータスに過ぎなかった。チームメイトもそれを理解しておりテニスは自らの出世の為の手段としか捉えてなかった。しかし、ベイカーの思惑通りに対戦が進まず敗退。しかし、選手達の戦う姿に感心したとある企業がメンバー全員にスポンサーにつく申出があり、今後もテニスができる未来があると希望を胸に選手達は帰国した。 ケビン・スミス 声 - 木内レイコ 利き腕:左 南次郎に敗れて以来豹変した父に虐待まがいの厳しいテニス教育を受けていた。そのためリョーマをライバル視し、都内のテニスクラブや中学校に次々乗り込みリョーマを探す。 亜久津との野試合ではマッチポイントまでの試合展開を再現するなど、リョーマをビデオで研究し尽くしており、リョーマの技を全て使えるまで特訓し取得した。しかし、関東大会決勝のデータは取れなかったため「サイクロンスマッシュ」は使えない。 S1で切原と対戦し、「ファントムボール」に苦戦するもライジングで打破する。切原が怪我を負ってからはゲームカウントを引き継いだままリョーマと対戦。タイブレーク時にリョーマに大幅にリードを許し、父と同じように堕落することを危惧し精神的に追い込まれた時、「無我の境地」に到達するが惜敗。後にリョーマが渡米してからはリョーマを応援し、よきライバルとなる。イリュージョン 自身が特訓の末に編み出した唯一のオリジナルの技で、打球が分裂するフレームショット。なお、同名の仁王の技とはまったくの別技である。 ビリー・キャシディ 声 - 風間勇刀 利き腕:右 元ロデオの天才児。ケビンとともに、他のメンバーより先に来日。都会に引っ越した後、好きになったステファニーの気を引こうとテニスを始める。 D2でマイケルと組み、跡部・真田ペアと対戦。ショットガンボレーで跡部のペースを乱したが、破滅へのタンゴを決められて以降相手のコンビネーションが高まり敗北。試合には敗れたが、懸命に試合に臨んだ姿にステファニーが感動し、彼女にテニスを教える約束を取り付けた。 技一覧 ショットガンボレー 「破滅への輪舞曲」をも破る強力なボレー。 ブルロープサーブ カウボーイの投げ縄の要領で放つサーブ。 マイケル・リー 声 - 千葉一伸 利き腕:右 元カンフーの天才児。実家はかなりの資産家。元は中国からの移民で一文無しからアメリカ経済界のトップにのし上がった父親から、弱肉強食の思想を幼少期から叩き込まれる。 得意のスピードテニスは真田をもしのぎ、見えないサーブを返球した上、彼と超高速ボレーのラッシュ戦を繰り広げた。試合中に跡部のテニスが安っぽいと非難していたが、試合後にはその実力を認めていた。 トム・グリフィー 声 - 小嶋一成 利き腕:右 テリー・グリフィー 声 - 伊藤舞子 利き腕:右 ダブルスを組み、ファンクラブがあるほどの美少年兄弟。兄のトムは髪色が緑、弟のテリーは髪色がオレンジで微妙に女顔をしており女性口調。両親を亡くし、冷酷な叔母に怯えながら貧乏生活をしていた時にベイカーに出会い、叔母に売られる。 D1で忍足・菊丸ペアと対戦。前衛のテリーを盾に球筋を見せない攻撃で圧倒したが、途中でベイカーに「負け」を強要される。しかし、負けないければならない意識とは裏腹にテニスに対する気持ちが上回り、タイブレークの末勝利をおさめた。試合後、ベイカーから決別することを選んだ。 ボビー・マックス 声 - 金子はりい 利き腕:右 体重100kgを越える巨体。スポーツ万能だがすぐに暴力沙汰を起こし、居場所を探していた所、ベイカーとテニスに出会う。 S3で千石と対戦。持ち前のパワーを生かしリードしていたが、千石が緩急をつけはじめシーソーゲームとなる。一時マッチポイントまで追い詰めスマッシュを決めるも、タッチネットによりチャンスを逃す。6-6になったところで、お互い体力切れによりノーゲームとなる。 アーノルド・イグニショフ 声 - 松本吉朗 利き腕:右 家も身よりもない孤児だった頃にベイカーとテニスに会う。正確なショットを打つ技術と、相手の打球を冷静に分析する洞察力から「テニスマシン」と呼ばれ、不二と対戦するまでの戦績は無敗であった。 S2で不二と対戦。つばめ返しと羆落としをすぐに分析し、トップスピンとスマッシュを打たず、無回転の打球を打ち続けた。しかし、不二の策で打球がコードボールになったところでつばめ返しを打たれ接戦となる。最後は負けられない気持ちからスマッシュを打ち、羆落としで返され敗北となる。その後ベイカーから戦力外宣告され肩をおとしていたが、チームメイトの助言により立ち直る。 リチャード・ベイカー 声 - 西前忠久 選手には「ボス」と呼ばせる。テニスを「ショー」と考え、勝敗より観客を沸かすことを重視し、自分が考えた筋書き通りに試合をしなかった選手たちを冷遇し、また彼についていけないと思った選手から決別されることもある。記者会見を開く為の資金をテニス協会の資金から不正流用した事が発覚し、テニス界を追放される。 ジョージ・スミス 声 - 松本吉朗 ケビンの父親。南次郎がアメリカに渡っていた当時、彼を甘く見て試合を申し込み惨敗した。以来アルコール依存症になり、息子にも厳しいテニス特訓を受けさせる。妻と息子からは恐れられている。 性格は原作Genius0のスミスコーチで、容姿はマイケル。
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