無回転
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/22 06:05 UTC 版)
ボールがほとんど回転していない場合(毎秒1回転程度)はマグヌス効果による揚力は発生しないが、ボール後流の変化が球の軌道に大きな影響を及ぼす。ボールが僅かに回転することで縫い目の位置が変化して上下左右に後流が乱れ、それに応じて揚力・抗力が発生し、ボールが不規則に変化する。また、縫い目の位置によって後流の大きさも変化する為に減速効果も変化してボールの速度も乱れることになる。ナックルボールや無回転のフォークボールなどの変化がこれにあたる。ボールの回転が多い場合は縫い目の入れ替わりが速過ぎて一様な状態に近くなり、この効果は現れない。
※この「無回転」の解説は、「球種 (野球)」の解説の一部です。
「無回転」を含む「球種 (野球)」の記事については、「球種 (野球)」の概要を参照ください。
- 無回転のページへのリンク