弱肉強食とは? わかりやすく解説

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じゃくにく‐きょうしょく〔‐キヤウシヨク〕【弱肉強食】

読み方:じゃくにくきょうしょく

韓愈「送浮屠文暢師序」による語。弱い者の肉が強い者の食料となる意から》弱者強者犠牲になること。強い者が弱い者を餌食(えじき)にして栄えること。


弱肉強食

作者森春樹

収載図書ハンセン病文学全集 第2巻 小説2
出版社皓星社
刊行年月2002.10


弱肉強食

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/17 09:03 UTC 版)

弱肉強食(じゃくにくきょうしょく)は、の時代の中国からの言葉。

概要

の弱い生き物は、力の強い生き物の食料となるということである。このことから転じて、この言葉は人間社会においては力の強い者が力の弱い物を打倒することによって、力の強い者が社会において栄えるということを意味する[1]

由来

この言葉は韓愈によって書かれた『送浮屠文暢師序』が由来である。ここでは、を捜し求めるために首を上げて四方を見渡し、は深い山奥に潜んでいるがたまに出てきて獲物を探す。このようになれば他の動物は自らが害されるかもしれないと不安になるのであるが、こうなっても害されるということを免れることはできずに弱肉強食となるということが述べられている。原文ではこのことに続いて、このような動物の弱肉強食に対して、今の人間というのは安心して暮らすことができて、落ち着いて食事をすることができて、呑気に生きて死んでいくということが述べられている[2]

脚注

関連項目

  • 焼肉定食 - パロディとしてしばしば用いられる。

弱肉強食

出典:『Wiktionary』 (2019/06/20 08:37 UTC 版)

成句

じゃくにくきょうしょく

  1. 弱い者が強い者の犠牲になるような、実力違いが、そのまま結果違い生ず闘争状態世界

由来

  • 韓愈『送浮屠文暢師序』中の句「夫深居而簡出。懼物之為己害也。猶且不脫焉。弱之肉、強之食。」より。

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