したたかと友好的なクラスメイト
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/11/30 14:06 UTC 版)
「ボクはしたたか君」の記事における「したたかと友好的なクラスメイト」の解説
第1話にてしたたかとあざやかに出会い、そこから関わり合いだした本郷勇一をリーダーとした面々。したたかやあざやかとは同じ班。連載初期はしたたかとは険悪だったが、連載が進むにつれて打ち解けて友好的な関係を築くことになる。 本郷 勇一(ほんごう ゆういち) 3組で1番の健康優良児。頭脳明晰、スポーツ万能、おまけにスタイルもルックスもよいクラスの女子たちの憧れの的。少年野球ではエースをつとめリレーではクラス代表に選出され、テストでは常に高得点。その優秀さからか、したたかからは勝手に「宿命のライバル」視されているが、当の本人はあまり意に介していない。この年齢の子供にしてはしっかりしていて割と大人びており、周囲からの信頼も厚い。基本的にはあざやかと共にしたたかやコタローの抑え役だが、時にはしたたかの悪巧みに乗ったり、彼らに巻き込まれて暴走したり、決して優等生という枠には収まらない行動も見られる。 したたかの妹のあざやかとはかなりの親密さで、色んなところに行ったりよく家に招いていたりしており、とことんモテる割に他の女性に浮気したりはせず、かなり一途。家族には共働きの両親と飼い犬がいる。 なお、彼と同姓同名で同じ姿形をした登場人物が新沢の読切作品『ミラクル探偵天野J』に登場している。 大貫 アキラ(おおぬき アキラ) 本郷の友人で、主人公グループの一人。背が高く筋肉質で怪力。テストの成績はかなり悪いが、少年野球では4番でキャッチャー、運動会のリレーのクラス代表に選出されるなど、運動神経はなかなかのもの。性格は粗暴で、第一話にて本郷のラジコンのヘリコプターを無理やり奪い、したたかの部屋に突っ込ませた張本人。 斉藤つとむと共にしたたかと一緒につるんでいることが多いが、したたかにとっては一の子分扱い。 家の稼業は大工で、顔立ちのよく似ている父親が、授業参観や運動会の話で登場している。 斉藤 つとむ(さいとう つとむ) 本郷の友人で、同じく主人公グループの一人。アキラと行動をよく共にする。 テストの成績はまずまずだが、小柄で泳げない上に少年野球では補欠。反面、手先はかなり器用で、図工の授業では繊巧な粘土細工を作っていた。アキラ同様、したたかからは一の子分扱いされているが、嫌々ながらも宜しくやっている。本編にて明らかになっている家族には、よく似た顔立ちと体格の父親がいる。また、過去に猫を飼っていたこともある。普段はアキラと一緒に、本郷と行動を共にすることが多い。 本田原 海(ほんだわら うみ) あざやかの親友の女の子。本郷家の近所に住んでいる幼馴染として紹介された。無邪気で心優しく、いつも笑顔を絶やさない陽気な性格だが、かなりマイペースで筋金入りの天然ボケ、加えて反応が他人より鈍く、世間知らずと呼べる部分も見られる。お絵描きや童謡を歌うことが大好きで、少しあどけない雰囲気を放っている。しかし、あざやかからノートを借りて勉強しており、テストの成績はアキラやつとむらよりも良かったりする。一方、主要キャラクターでは運動神経は一番悪く、疲れると眠ってしまう癖もある。 本編で明らかになっている家族には、美人の母と年齢の離れた自動車整備工の兄の空がいる。 本作のヒロイン的扱いで、したたかやコタローから密かに想いを寄せられているのだが、それには全く気づいていない。ただ、クラスメイト(特に女子)から嫌われているしたたかに唯一好意的であり、教科書を忘れたしたたかに教科書を見せてあげたり、バレンタインデーに自分から嬉々としてチョコを贈ったりするなど、満更でもない部分もある。 佐々木 コタロー(ささき コタロー) したたかを追って大亜晴(おおあばれ)小学校から転校してきた自称・永遠のライバル。一人称は「おいら」で、語尾に「〜でい!」を付ける、江戸っ子風な喋り方が特徴。カラー設定では髪の毛の色はピンク。 したたかに負けないぐらいの妄想癖と奇行癖の持ち主で、自分を「スタジャンの狼」と呼んでいる。したたかとは無意味かつ低レベルな張り合いを繰り広げる間柄であるが、当のしたたかからでさえ「一緒にされたくない」と思われている。 大亜晴小学校時代は低学年でありながらしたたかと学園一の嫌われ者の座を争っていた。頭身、成績、運動神経はしたたかとさほど変わらないが、生まれた環境が環境だけに社会常識はしたたか以下。しかし、根に持つ性格のしたたかとは異なって根に持たないカラッとしたところがある。また、本郷に対抗意識を持ち続けているしたたかと異なり、敵わない相手には歯向かわないなど自身を達観した部分がある。校内での服装が体操着に統一されてからも、したたか同様、体操着を着ていない。本田原海に想いを寄せており、「恋人のような女性」と勝手にみなしているが、まるで彼女に気づかれていない。また、あざやかを「姉のような女性」、水越先生を「母親のような女性」と勝手に見なしている。 父子家庭で食を含め極貧。家は川の上に建てたバラックであり、コタローはそれを「秘密基地」とごまかしている。そのため作中で最も厚かましく、おまけに欲につられやすい。家に風呂が無いせいで月に一度くらいしか入浴しておらず、クラスメイトからは「体が臭いため、たまには風呂に入ってください」というクレームが来ており、壁画作業の時も落書きで書かれている。 後述する親父のいい加減さのせいで食糧危機に陥り、流石家の冷蔵庫で冬眠状態となって救急病院へ直行、結果的にそのまま退場となった(そのため小堺ミカとは共演していない)。 小堺 ミカ(こさかい ミカ) 連載終了直前に大阪から転校してきた関西人の女の子。したたかや本郷が尻尾を巻いて逃げるほどのマイペースの持ち主。実は田所校長の姪。黙っていればルックス・スタイル共に良いかなり可愛らしい女の子。
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