守護騎士
守護騎士
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/10/19 09:44 UTC 版)
「アリアンロッド2E・リプレイ・ヴァイス/シュヴァルツ」の記事における「守護騎士」の解説
薔薇の巫女を守護する役目を持った騎士。刻印ごとに一人存在し、当代においては“紅”はガーベラ、“黒”はイリス、“白”はアメリア、“蒼”はゼロが該当。なお、ロイドはかつてこの騎士達の筆頭だった。
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守護騎士
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/14 21:41 UTC 版)
「NG騎士ラムネ&40」の記事における「守護騎士」の解説
チェスのコマがモチーフとなっている。キングスカッシャーとクイーンサイダロンを除く守護騎士が心を持っているのは、人間の心をボディに移植しているため。そのため、守護騎士は傷つけば痛みを感じる。移植の際に肉体のボディは空蝉となり生命活動を停止するので人間としての体はアララ城地下に冷凍保存されているが、そのことを守護騎士たちは覚えていないようである。通常はタマQ内部の異次元的場所に安置されるカプセル状の物体を媒体に召喚。タマQ内部は機体回復効果があるが周期ごとにオーバーホールが必要。その場合一時的な人間へと戻される。 守護騎士の中では2体のみが、人(勇者)の搭乗によって100%の性能を発揮する。人間としての心がないという描写があるが、クィーンサイダロンが呪いを避けるために自己封印したことや、ドン・ハルマゲが悪の心とするための呪いを掛けることが可能だったことから、キングとクイーンの守護騎士のみ別の形での意志をもつらしい。その証拠としては『EX』で落下するラムネとミルクをキングスカッシャーが搭乗ビームで救出していることが挙げられる。 キングスカッシャー 声 - 大塚明夫 ラムネスの乗る黄金の守護騎士。胸当てに装備された熱血メーター(本編前半ではアナログ式、後半ではデジタル式)が最高潮に達する(メーターがふりきれる)とコックピット天井に逆T字型のレバーが出現、それを「チェィンジ、サムライ・オーン!」の掛け声と共に前方に押し込むことでサムライオンに変形する。ヒューマノイド形態の武器は剣、射出式メイス、楯から変形するブーメラン、リモコン式フリスビー。変形後のサムライオン時は赤い炎を身にまとい、相手に突進する体当たりを最強必殺技とする。召喚時の決め台詞は「シュパーン!!」 熱血メーターがレッドゾーンまで達して発動する「セイントボム」は聖なる光でドン・ハルマゲ、ゴブーリキによってモンスカーとなった守護騎士の呪いを解くことが可能。しかし守護騎士が元となっていないモンスカーは凶暴化させてしまうため、守護騎士が全て揃っていない(=セイントボムで確認せざるを得ない)序盤〜中盤ではこの技のためにピンチに追い込まれることもあった。『EX』ではラムネスとミルクの愛の力で熱血メーターが、最高潮を超えて、キングスカッシャーEXになった。 名前はチェスの駒のキングから。 クィーンサイダロン 声 - 松本保典 ダ・サイダーの乗る漆黒の守護騎士。当初、ダ・サイダーがドン・ハルマゲの配下だったため、唯一タマQが管理していない守護騎士となった。その後ラムネス側に加わるが、結局クイーンサイダロンはダ・サイダー専用機ということで、ヘビメタコが管理し続けている。ダ・サイダーの血圧メーターが無限大を越えたとき、「やぁってやるぜ、ヤリパンサー!」の掛け声と共にヤリパンサーに変形する。ダ・サイダーは血圧を上げるために、頭に巨大なお灸を乗せたり、ハンマーで手を叩いたり、色々と妙なことをする。武器はハルバード、ムチ、クィーンシューター(胸から発射する手裏剣)、パンサークロー。ドン・ハルマゲ配下時代は、「ブラックボム」で守護騎士に再び呪いをかけることもあった。ヤリパンサーの時は青い炎を身に纏い、相手に突進する体当たり攻撃を必殺技とする。召喚時の決め台詞は「ジュワーッ!!」。 チェスのクィーン同様に全守護騎士中最強の戦闘能力を持ち、ドン・ハルマゲ配下時代にラムネスを何度も敗北寸前まで追い込む。しかし止めを刺そうとする度に洗脳が解けかけて作動不良を起こし、撤退していた。 サムライオン形態とヤリパンサー形態、それぞれの最強技である体当たり攻撃だが、それらを両者が密着した状態で同じ目標に対して放つことで攻撃力を爆発的に増大させる合体技「ロイヤルスカッシュ」が最初の破壊戦士戦の中で偶然編み出された。 打ち切られなければ、ロイヤルスカッシュは中盤専用の技であり、後半はキングスカッシャーとクイーンサイダロンが合体する予定であったとされている。 名前はチェスの駒のクイーンから。 セイローム 声 - 飛田展男 青いナイトの守護騎士。バンビの長城で鹿型モンスカーに変えられていたがセイントボムで復活。律儀すぎる騎士道精神の持ち主だが、「私が正義だ」と豪語する凄まじい面もある。ナイトの動きで敵を翻弄する。得意技は「セイローム大電撃」。召喚出現時のセリフは「ティーパックーン!」。 アッサーム 声 - 梅津秀行 セイロームと対を成す赤いナイトの守護騎士。セイントボムで復活はしたものの武士道を持つがゆえにスケベなペガサスになってしまったことを悔やみ死に場所を求めていた。しかしそれをココアに救われたことから、それ以後はココア(のみ)を姫と呼んでに忠義を尽くす。実は先代ココア姫と身分を越えた恋をしていた。そのためにココアに対し絶大の信義を貫いている。召喚出現時のセリフは「コウチャッチャーッ!」。必殺技は頭部の刃で突き刺す「電磁剣スパーク」。 シルコーン 声 - 菅原淳一 ビショップの守護騎士。ビッグホラミッドの肩車獅子モンスカーに変えられていたがセイントボムで復活。江戸弁で喧嘩っぱやい江戸っ子気質。必殺技は「シルコーンタイフーン」。召喚出現時のセリフは「モチ、ペッターン!」。ラムネスを「若」と呼ぶ。 ゼンザイン 声 - 中原茂 ビショップの守護騎士。南の果てコオリンランドにある聖地ラムネッカへと通ずる門・アンナモンコンナ門の警護についていたモンスカーに変えられていたが、セイントボムで復活。難波の商人弁をつかう大阪商人気質。火力は守護騎士一で、十字砲火を得意とする。召喚出現時のセリフは「アンコロリーン!」。変形完了時のセリフは「モウカリマッカー!」。 シルコーンとゼンザインの名前はあかほりさとるが自動販売機に入っている缶ジュースを見て思いついたという。 ブルマン&キリマン 声 - 真柴摩利 / ならはしみき ルークの守護騎士。守護騎士で唯一の複合合体を行う。双子の守護騎士でブルマンが兄で、キリマンが弟。メタルコインは1枚から2体を召喚する。 イースカー島で双子のモンスカーに変えられていたがセイントボムで復活。召喚出現時のセリフは「カン、パッカーン!!」。友情や怒りなどといった感情のパワーでブレンドンに合体する。 「子供」「青二才」などと侮辱すると怒るが、時には自分たちで子供と表現したりもする。 ブレンドン 声 - 梁田清之 ブルマンとキリマンが「ビルドイン・ブレンドーン!」の掛け声で上下に合体した姿(ブルマンが上で、キリマンが下。等身が高く、合体シーンを見たラムネスは別の番組みたいと評した)。守護騎士一のパワーを誇り、合体したツインメイスを武器とする。薩摩隼人気質で、自分を「おいどん」と呼ぶなど薩摩弁口調。
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守護騎士(フォーティーズ)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/14 21:42 UTC 版)
「VS騎士ラムネ&40炎」の記事における「守護騎士(フォーティーズ)」の解説
コミック版のみ登場。ダ・サイダーの反アブラーム組織に参加して、ダ・サイダーもクィーン・サイダロンに搭乗している。前作『NG騎士ラムネ&40』参照。守護騎士の他、(TVでは洗脳されて敵として登場した)シンゲーンやコテツーンなど破壊戦士の姿も数体確認出来る。
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守護騎士(ドミニオン)
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「英雄伝説 軌跡シリーズ」の記事における「守護騎士(ドミニオン)」の解説
《星杯騎士団》を束ねる存在であり、第一位から第十二位の12人の星杯騎士。それぞれが独自に決めた二つ名を持つ。
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守護騎士(ドミニオン)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 01:07 UTC 版)
「英雄伝説 軌跡シリーズの登場人物」の記事における「守護騎士(ドミニオン)」の解説
全12人で構成される騎士団生え抜きのエリート。任じられるには《聖痕(スティグマ)》の顕現が必須となる。《聖痕》は深層意識に刻まれ、解放することによって真の力を引き出すことが可能で、その力は人間のみならず悪魔をも圧倒する。 アイン・セルナート 登場作:「the 3rd」 声:中友子 《守護騎士(ドミニオン)》第一位にして星杯騎士団の総長。《紅耀石(カーネリア)》の異名で知られ、作中に登場する娯楽小説『カーネリア』のヒロインのモデルでもある。 ケビン・グラハムとリース・アルジェントを星杯騎士として鍛えた師であり、リースの姉ルフィナとは友人関係にあった。 来歴 ケビンが身ひとつでアルテリア法国の聖堂に押しかけ入団を懇願していたところにたまたま居合わせて彼を拾い、以後、彼の教官となり、彼が従騎士となるまで指導を行う(1197年まで)。 「零」の7年ほど前(1197年頃)、古代遺物の石板を《神》として崇めていた隠れ里にアッバスとともに赴き、そこで《巫子》の役目をしていた少年ワジに石板が古代遺物であることを教える。石板を砕いた彼が《聖痕》を顕現させたため、《神》を砕いたことで村を追われた彼を騎士団に迎える。 「the 3rd」の5年前(1198年)、友人でもあった正騎士ルフィナが任務中に殉職する。その事件においてケビンが《聖痕》を発現させたことから、アルテリア法国に戻ってきた彼に《守護騎士》になるか意向を問う。ルフィナの死後、彼女の妹リースも騎士団に入り、アインはリースの《法剣(テンプルソード)》の師となる。 ある古代遺物を巡る事件でトヴァルとかかわることになり、彼に導力魔法の素質を見出すとともに、彼が遊撃士になるきっかけを与える。 「the 3rd」 - ケビンに《輝く環》の残骸から発見された古代遺物の回収のためリベール王国のグランセル大聖堂に赴くよう命じ、それにあたって新人従騎士のリースを(名前は伏せた上で)彼の配下に加える。《影の国》事件が終わった後、ケビン・グラハムから事件の報告を受け、二つ名を変更したいという彼の申し出を、名前はリースとも相談するよう助言を与えつつ、認める。そのほか、各話プロローグで過去の出来事が語られる際にそのいくつかに登場している。 『審判の指環』 - 物語終盤、古代遺物《審判の指輪》を回収するために登場し、この事件の解決をトヴァルに依頼した依頼主であることが明かされ、エステルたちにはレンの潜伏先がクロスベルであるという未確認情報を99.9%のみの保証を付けて教える。 「閃IV」 - 本編には登場しない。エンディングのみ登場しており、オリヴァルト皇子とシェラザードの結婚式に参加し、酒杯を片手にオーレリアとサシで話し合う姿が描かれている。 プロフィール 年齢:29歳(「the 3rd」) 人物 騎士団で「鋼の聖女」に太刀打ちできるとしたら彼女くらいだと言われているほか、トヴァルからはその強さはオーレリア、ヴィクター、ヴィータと同格と見られている。 本編でその人となりはほとんど明かされていないが、柄の悪い人物で喫煙者と設定されており、「閃III」の10年くらい前(1196年頃)、帝都ヘイムダルに滞在し、ヴァンクール大通りの百貨店で買い物中に強盗と出くわし、取り押さえた上でその場で説法を行い改心させたという喫煙者のシスターは彼女のことと思われる。 「FC」の作中小説『カーネリア』に同名の人物(下記)が登場しているが、「FC」の制作時点ではゲーム本編中に登場させる予定はなかったという。 『カーネリア』中のアイン・セルナート 「シスター・カーネリア」と呼ばれる七耀教会のシスター。30代半ば。薄茶色の髪をしており、瞳は茶色だが、光が当たると赤く見えることからから“紅耀石(カーネリア)”という呼び名になったとトビーには推測されている。 元は《猟兵団(イェーガー)》の構成員だったが、どうせ死ぬなら何かのために戦い、生きた証を立てて死にたいと思ったため、団を抜ける。 帝国で確認されたある古代遺物(アーティファクト)を保護するためにトビーのもとを訪れ、それを狙う猟兵団と争うことになる。 事件の3年後に死亡したとされる。 トマス・ライサンダー 登場作:『閃』・『創』 声:松本考平 《守護騎士》第二位にして星杯騎士団の副長。対象とそれ以外を時空間ごと断絶する《匣(はこ)》の使い手で、《匣使い(はこつかい)》の異名を持つ。 来歴 帝国を発生源として大陸全土の七耀脈に乱れが生じていたことから潜入調査の任務に就き、教官としてトールズ士官学院に潜伏する。 「閃I」 - トールズ士官学院で帝国史・文学を担当する教官として登場。そのつかみどころのない立ち振る舞いと歴史談義で、しばしばリィンらを困惑させる。物語の終盤、決起した領邦軍がトリスタに攻め込んでくると、中世の魔導士に憧れていたと称して汎用魔導杖を持って他の教官とともに迎撃に当たり、高位アーツを使用できる技量を持つことを明かす。 「閃II」 - 内戦が始まって以降、ヴァンダイク学院長の命を受け各地に散らばった生徒たちの安全を確保するために士官学院から抜け出し、フードを被って素性を隠し生徒たちに陰ながら協力していた。この頃になると実力を隠していることをマカロフには勘づかれており、共闘した際に「そろそろ本気、出さないのか?」と問われている。 (周回プレイ時) - 《黒の史書》の解読を依頼することができる。終盤、リィンが今後の展開で重要な役目を担うことになる可能性が高いと判断し、協力を求めるため、リィンだけに自分とロジーヌの正体と、帝国に来た目的を明かす。 「閃II」と「閃III」の間、内戦の翌年度も教官として引き続き務め、その傍ら、バルクホルンから《聖痕》を受け継いだガイウスをアルテリア法国に連れていき、守護騎士になるための修練に協力している。 「閃III」 - トールズ士官学院・本校を前年度限りで去り、《巨イナル黄昏》を阻止するために従騎士とともに黒の史書の解読を行い、《魔女の眷属》と接触するなどの活動を行う。夏至祭に際して帝都ヘイムダルに現れ、VII組らをヘイムダル大聖堂に集めて正体を明かし、ローゼリアとともに、過去に帝国で起きた数々の事件の裏面と今後想定される事態について説明する。帝都近郊に《黒キ星杯》が出現すると、《匣》の力を使って新旧VII組の《黒キ星杯》への突入を助け、自らは《黒キ星杯》の外で交戦する。 「閃IV」 - 《黒キ星杯》の消滅に際して、ローゼリアとともに一行の脱出を助け、VII組以外の面々を《匣》の力を使って脱出させる。その後は帝国内で活動を続け、アガット、ランディと合流し、行動をともにし、《黒の工房》でリィン救出に成功したVII組を、《匣》の力で退路を作ることで支援する。《黒の工房》でリィンらを助けた後、一行とともに隠れ里エリンに立ち寄るが、自分のメルカバで帝国東部をカバーしつつ騎士団本部と連携を取るべく、リィンらと一旦別れる。真エンドのイシュメルガ=ローゲとの最終決戦では、戦闘には参加しないが、《匣》の力で全員の足場を作って支援する。 プロフィール 年齢:32歳(「閃III」・「閃IV」) 人物 のほほんとした性格だが、各地の伝承に造詣が深く、興奮するとつい話が長くなってしまう。そのためサラやナイトハルトからは敬遠されている。また、けっこうな絡み酒である。 士官学院時代に見せていた歴史学マニアとしての姿は擬態ではなく、禁書コレクターでもあり、エリンの里の万屋《レムリック》では教会指定の禁書が陳列されていることを知り喜ぶが、値段が高すぎたため購入できず再訪を決意している。士官学院でたびたび絡んでいたナイトハルトのことも本心から気に入っている。 士官学院での授業はわかりやすく興味深いもので、生徒には評判だったらしい。 新VII組に対しても飄々とした様子で初対面では偽りの身分を名乗ったが、足の運びにムダがないことからクルトからはそれが仮初めの姿であることに勘づかれている。 武器として《匣(はこ)》を使うことは「閃I」の初期設定の段階で決まっていた。この能力は異能の一種で、《結社》に属するデュバリィや《魔女の眷属》のセリーヌでもどういう能力なのかを知らない。 セリス・オルテシア 登場作:『黎』 声:ファイルーズあい 《守護騎士》第四位。 プロフィール 年齢:27歳。 ケビン・グラハム 登場作:「SC」P・「the 3rd」P・「碧」 声:中尾良平 「SC」から登場するキャラクターで、「the 3rd」では主人公となる。武器はボウガン。 《守護騎士》第五位。登場当初の二つ名は《外法狩り(げほうがり)》で、その名の通り教会より外法と認定された存在の抹殺を主な任務としていた。 来歴 両親とも健在だが、金持ちの父親は別に家族を持っていたことから、母一人、子一人の環境で育てられる。 7歳の頃(1189年頃頃)、父から捨てられ心中を図った母から殺されかけ逃げ出すが、小一時間さまよった末に家に帰り、自殺を遂げた母の亡骸を見つける(ケビンの主観ではこの時に《聖痕》が刻まれた)。母の死に呆然としてうずくまっていた時にルフィナとリースの姉妹に見つかり、七耀教会の福音施設《紫苑の家》に入り、以降、同施設で育つ。 1194年頃、星杯騎士団の従騎士となったルフィナが《紫苑の家》を離れる。その後、ケビンもルフィナを守るために星杯騎士を目指し、身ひとつでアルテリア法国の聖堂に押しかけ入団を懇願し、たまたま居合わせたアイン・セルナートに拾われ、以後、彼女に師事する。 16歳の時(1197年頃)、星杯騎士団の従騎士を異例の若さで拝命する。 「the 3rd」の5年前(1198年)、《紫苑の家》に帰省した際、同施設が何者かに雇われた猟兵団に占拠され、単独で猟兵の掃討をほぼ達成する。連れ去られたリースを追って地下の《始まりの地》に下り、そこで封印されていた古代遺物《ロアの魔槍》の力を《聖痕》が取り込んでしまい、《聖痕》の暴走により、加勢に来たルフィナを無数の《魔槍》で射抜いて殺害してしまう。星杯騎士を殺害したということで独房に入れられるが、事故として処理され罪には問われず、《聖痕》が顕れたことで、それまで長らく空位だった《守護騎士》第五位の座をアインから提示され、それを拝命し、二つ名は《外法狩り》とする。《守護騎士》第五位の座が埋められたことは表向き伏せられ、以降、《紫苑の家》を猟兵たちに襲わせた典礼省の元司教オーウェンを手始めに、教会に外法認定された者たちを密かに抹殺する役目を一手に引き受ける。 「碧」の4年前(1200年頃)、《D∴G教団》残党の教団ロッジのひとつを制圧する任務を遂行し、その中で遊撃士アリオス・マクレインに大いに助けられて借りを作る。 「SC」の直前(1202年後半)、ゲオルグ・ワイスマン抹殺の密命を帯び、表向きは《輝く環》の調査のためと偽ってリベール王国へ赴く。 「SC」 - 七耀教会の巡回神父として登場。ヨシュアが失踪したことで傷心していたエステルと偶然出会い、様子がおかしいことに気づいて気を回し、彼女が立ち直るのに一役買う。その後、修行を終えたエステルと再会し、星杯騎士団に所属していることを明かして各地で彼女らを助けつつ、《輝く環》の封印にかかわりがあると当たりをつけた《四輪の塔》を調査するため王国内を巡る。エステルとヨシュアの存在はワイスマンらの動向を探ることや自身の任務を糊塗する目くらましとして都合がよかったこともあり、彼女たちに同行して《リベル=アーク》における最終決戦まで協力を続ける。この際、カシウスからの頼みもあってヨシュアに埋め込まれた《聖痕》を解く暗示を施し、ヨシュアが指定した条件が満たされた時に彼の《聖痕》が砕けるよう細工する。物語の最終盤、エステルらと決戦して満身創痍となり逃走したワイスマンの前に現れ、正体を明かすと同時に《塩の杭》から作られた矢を射ち込み、彼を「外法」として抹殺するという真の任務を果たす。 この際、《リベル=アーク》から《輝く環》が失われたことにより、そのサブシステムである《影の国》は自らを律する存在を失って混乱し、崩壊時に居合わせた者たちの中でもっとも深いトラウマを持つケビンを本人も知らぬ内に新たな「王」に選びだした。《影の国》はケビンの奥底に眠る《聖痕》をコピーすることで《影の王》を密かに作りだし、《影の王》は《影の国》内の《星層》を再構築するという事態が密かに進行していく。 「the 3rd」 - 本作の主人公として登場。「SC」の任務達成後は引き続き外法狩りを続けていたが、《リベル=アーク》の残骸から発見された古代遺物を回収するためリベール王国を再訪し、《レクルスの方石》を回収する。《方石》を回収するに際して、星杯騎士となりケビンの下に従騎士と配属されてきたリースと5年ぶりに再会するが、直後にリースとともに《影の国》に取り込まれてしまう。そこで自らの過去と向き合うこととなり、「SC」でかかわった面々が再結集し、仮面で素顔を隠した謎の《影の王》と対峙することとなる。《影の国》の《星層》を攻略していく内に、《影の国》はルフィナを殺害してしまったトラウマに起因して生み出されたもので、「罰」を受けたいという自分の願望を反映したものであることにケビンは気づく。罰を受けることを受け入れかけるが、リースの支えにより克服して《影の国》から脱出することを決意し、仲間たちにもあらためて協力を心から求める。《影の王》はケビンのトラウマを刺激するため、仮面の下の正体は当初ルフィナの姿をして現れたが、ケビンはその真の正体が自身の《聖痕》をコピーしたものであることを見破り、決戦の末にこれを撃破する。《意思(アニマ)》(《影の王》)の力が弱まったことで依り代であるルフィナの複製体が現れ、彼女と言葉を交わし、リースとともに射ち抜くことで《意思》を完全に消滅させ、《影の国》から脱出を果たす。この《影の国》での経験を経て自分の在り方についても考えを改め、外法狩り以外の任務もしたくなったことから、脱出後、アインに二つ名の変更を申し出る。 「碧」 - アリオスの要請により、かつて《D∴G》教団の拠点のひとつだった旧アルタイル・ロッジに駆けつけ、そこで潜入捜査にあたっていたロイドの窮地を救い、彼と面識を得る。その後、クロスベル独立国による事態が進行し、教会として《零の至宝》に対処するため、ワジとともにクロスベルに赴く。この時点で二つ名は《千の護手(せんのまもりて)》を名乗り、ワジとともにロイドの前に現れ、守護騎士としての身分を明かす。《零の至宝》は《古代遺物》でもなければ本来の《七の至宝(セプト=テリオン)》でもなく、七耀教会としては介入の口実がないため、ロイドに協力するという形を取り、ワジとアッバスが彼らのメルカバ玖号機でロイドを直接補佐し、ケビンは自身のメルカバ伍号機で牽制役を引き受ける。ロイドが仲間たちと合流した後、クロスベル市解放作戦が敢行され、《神機》アイオーンTYPE-βとの交戦を引き受けてメルカバで空中戦を演じ、苦戦の末、《聖痕砲》メギデルスを初使用して辛くもこれを破る。しかし、この戦闘でメルカバ伍号機は大破し、自身も力を使い果たしてしまったため、《碧の大樹》攻略には参加できなくなる。 「閃IV」 - 本編には登場しない。本来はワジとともに帝国に来るはずだったが、別の問題のため(伍号機が)来られなくなったことが語られている。エンディングのみ登場しており、オリヴァルト皇子とシェラザードの結婚式に参加している。 プロフィール 年齢:21歳(「SC」)→22歳(「the 3rd」)→23歳(「碧」) 身長:178cm(「碧」) 出身:大陸中西部・エメローゼ市 人物 常に陽気で軽いノリをしている。緑色の髪を逆立てたその風貌からも聖職者らしからぬ雰囲気を漂わせている。母親譲りの、独特な訛り(関西弁)で話す。礼儀はわきまえており、相手によってくだけた口調と敬語を使い分けている。 ふだんの軽さと陽気さは地だが、その裏で非情で冷徹な抹殺者としての顔を持ち、「SC」でエステルらに近づいたのもリベールを訪れた真の狙いであるワイスマン抹殺のための擬態であり、全ては目的のために彼女らを利用するためだった。 リースからはワガママで自分勝手で傍若無人で独りよがりで、無駄に強がりで根本的にヘタレと評されている。 《外法狩り》を名乗っていた頃は基本的に単独行動をしており、《メルカバ》や従騎士たちのバックアップはほとんど受けていなかった。この時期も外法の抹殺専門というわけでもなく、古代遺物を悪用している者の生け捕りであるとか、《D∴G教団》残党の掃討のような、ほかの星杯騎士と同様の任務もこなしている。 力を解放した時の《聖痕》の色はワジとガイウスは金色だが、ケビンのそれは当初は真紅で、後に青白い輝きを帯びるようになる。 「the 3rd」は「過去を乗り越える強さ」がテーマとして設定されており、ケビンを主人公とすれば人間の内面的な方向に向けて物語を作っていけるということで主人公に選ばれた。 「碧」以降の変化 ルフィナの《千の腕》にあやかり二つ名を《千の護手(せんのまもりて)》に変更している。 「the 3rd」の最終ボスが使用した《聖痕砲》メギデルスも使えるようになり、ケビンの《聖痕》の潜在能力をメルカバ伍号機を介して解放するという形で使用している。 古代遺物《ロアの魔槍》 手にする者の体を化け物に変えてしまう槍で、《紫苑の家》地下の《始まりの地》(複製)に安置されていた。 その力はケビンの《聖痕》によって取り込まれ、力を数十倍に増幅され、ケビンに《魔槍ロア》の力を与え、数十本の魔槍を相手に叩きこむ強力な技として行使されるようになる。この力を手に入れた時、ケビンは《聖痕》の暴走を止められず、ルフィナを殺害してしまい、深いトラウマを負うことになる。 ケビンは当初《魔槍ロア》の力しか使えなかったが、《影の国》でかつてのトラウマを克服したことで、《聖痕》にある闇の側面だけではなく光の側面も使えるようになり、《聖槍ウル》の力も使えるようになる。 容姿/外見 緑色の髪型を逆立てていることから、しばしばネギにたとえられている。この髪型は生まれつきのクセっ毛でこうなっている。 ゲーム上の性能 オーブメントの属性は「時」。クラフトは味方を援助するスキルが多い。 グンター・バルクホルン 登場作:「the 3rd」(名前のみ登場)・「閃II」(名前のみ登場)・「閃III」(名前のみ登場)・「閃IV」(名前のみ登場)・『黎』P 声:大塚明夫 《守護騎士》第八位で、《吼天獅子(こうてんしし)》の二つ名を持つ。本編中に登場する星杯騎士団では最古参の人物で、顎鬚を蓄えた老神父。詳細は#ベルガルド・ゼーマンを参照。 ガイウス・ウォーゼル バルクホルンの跡を継いだ第八位の《守護騎士》で《絶空鳳翼(ぜっくうほうよく)》の渾名を持つ。詳細は「#ガイウス・ウォーゼル」を参照。 ワジ・ヘミスフィア 登場作:「零」S・「碧」P・『暁』・『創』P 声:皆川純子 《守護騎士》第九位で、《蒼の聖典(あおのせいてん)》の二つ名を持つ。 初登場した「零」では知性派を気取る不良チーム「テスタメンツ」のリーダーとして登場。 来歴 ゼムリア大陸辺境のとある隠れ里出身で、その里では《古代遺物》の石板をそうとは知らずに《神》として崇めており、ワジは物心ついた頃にその《神》の声を聞く《巫子》に選ばれる。 「零」の7年ほど前(1197年頃)、その《神》が暴走して地脈を通じて精気を奪い取り里の者たちを昏睡状態に陥らせ、そんな時に外界からやってきたアインやアッバスら星杯騎士によって《神》が古代遺物の一種であることを知らされる。真実を知ったワジは石板を破壊しようとするが、抵抗にあい力を根こそぎ奪われそうになった際、《聖痕》が顕れ、その石板の力を逆に全て奪い取ってしまう。力を失った石板は砕け散り、ワジは《神》を奪った大罪人として里を追われ、星杯騎士たちに誘われてアルテリア法国に向かい、そこで《守護騎士》として迎えられる。 「零」の2年前(1202年)、極秘のクロスベル潜入任務に就き、クロスベル市の旧市街で《テスタメンツ》を立ち上げる。その際、元々旧市街を仕切っていたヴァルドに絡まれ、返り撃ちにして、喧嘩友達のような関係が始まる。 「零」 - 旧市街の不良グループ《テスタメンツ》のリーダーとして登場。テスタメンツを率いている目的、素性、戦闘能力の高さの理由など、ワジに関しての詳細は「零」ではほとんど語られない。「零」の終盤ではヴァルドたちとともに洗脳された警備隊と戦い、ロイドたちを援護した。 「碧」 - 新市長に就任したばかりのディーターから推薦状をもらい、特務支援課に新メンバーとして加入する。その際、自分との決着を着けずに旧市街を去ろうとするワジに納得いかないヴァルドが絡んできたため、彼への誠意として《聖痕》込みの力を出すことで一方的にねじ伏せ、最後はアッパーカットを繰り出して彼を一蹴する。それまで手加減されていたことを知ったヴァルドはこの出来事以降しばらく自暴自棄な日々を送ることになる。これによりヴァルドはマリアベルの計画に取り込まれ、特務支援課の一員として活動していたワジも、《グノーシス》を服用し魔人と化したヴァルドと対峙することとなる。クロスベルの運命の日、野暮用と称して支援課ビルから外出し、アッバスとともにクロスベルを去る。その後、クロスベル独立国による事態が進行し、教会としても《輝く環》以上の脅威となりかねない《零の至宝》と結社の暗躍を看過することはできなくなり、ケビン、アッバス、リースらともに再びクロスベルに赴く。《神狼》ツァイトからの連絡もあり、拘置所から脱走したロイドの前に現れ、守護騎士としての身分を明かす。そして、《零の至宝》は《古代遺物》でもなければ本来の《七の至宝(セプト=テリオン)》でもなく、七耀教会としては介入の口実がないという事情をロイドに伝え、彼に協力するという形を取ることでクロスベルの事態に介入したいということで交渉を行う。ロイドが出した「キーアの処遇を勝手に決めない」という条件を最大限飲むことで彼を納得させ、自身のメルカバ玖号機を提供し、再び彼と行動をともにする。物語の最終局面では《碧の大樹》にて魔人と化したヴァルドと再び対峙し、自らのケジメをつけるべく、彼と一騎討ちを行う。ロイドらとの戦闘で体力も尽き気力だけで立ち向かってきた魔人ヴァルドに《聖痕》の力を解放して連続攻撃を見舞い、最後はアッパーカットを繰り出して勝利する。最終決戦の後、ヴァルドの薬物による後遺症を治すため、彼を連れてアルテリア法国に帰ったことがエンディングで語られている。 「閃IV」 - 本編には登場しない。本来はケビンとともに帝国に来るはずだったが、別の問題のため(玖号機が)来られなくなったことが語られている。星杯騎士団のひとりとして《黄昏》への抵抗のため活動しており、自身のメルカバにヴァルドとスカーレットを乗せていること、クロスベル組にも協力していることが語られている。エンディングのみ登場しており、オリヴァルト皇子とシェラザードの結婚式に参加している。 プロフィール 年齢:17歳(「零」・「碧」) 身長:168cm(「零」・「碧」) 出身:ゼムリア大陸辺境の隠れ里 人物 中性的な容貌をしたミステリアスな少年。 皮肉屋で口は悪く、人を食ったようなところがある。ふだんは不真面目な様子で飄々とした態度を崩さず、真面目なロイドやノエルのことをしばしばからかって愉しむ。 知性派と名乗るだけあり、洞察力は高い。星杯騎士であることから聖典の知識は豊富で、「碧」でその正体を明かす前から、その知識を披露している。 見た目通りフットワークが軽く、戦闘では空中戦を主体にした格闘術を得意とする。 星杯騎士だけあって教会に伝わる《法術》にも長けており、「碧」の終盤ではその力を存分に振るってロイドを助ける。 ロイドのことは「零」で初めて会った時から気に入っており、「碧」では「愛しているといっても過言じゃない」と言うなど彼のことをかなり買っている。 ランディをはじめ、さまざまな人に性別を疑われるが、頑として語ろうとしない。「男が不器用」とか、自分がまるで男ではないような発言もすることもあり、実際のところは謎である。特にランディは幾度もワジの性別を疑っており、尋ねてもはぐらかされ、確認しように肌を露出させないので謎のままであった。 ケビンと同様、自らの《聖痕》にはトラウマを持っており、「この聖痕が現れたとき、家族も友人も自身の未来さえも失った」と語る。ワジの《聖痕》は生まれ故郷の里の《神》である石板に刻まれた文様と同じ形をしている。 「零」と「碧」のキャラクター造形として、単にミステリアスというだけだと特務支援課の中でも浮いてしまうので、親しみやすさも意識されたという。「碧」でセパレートタイプの水着を着ているが、これは性別を隠すためというより、《聖痕》を隠すためという意味合いがある。 《テスタメンツ》 クロスベル大聖堂のエラルダ大司教は《封聖省》を快く思っておらず自治州内での星杯騎士団の活動を制限していたため、ワジとアッバスがクロスベルで潜入任務を始めるにあたって活動の隠れ蓑として旧市街で結成した不良グループ。ワジがリーダーをしており、その高いカリスマ性から、メンバーたちからは神のように崇拝されている。 表向きには、旧市街で好き勝手をしていたサーベルバイパーへの抑止力にするためという理由でチームを設立したことにしている。最初はひ弱だったメンバーも「碧」開始時点で成長しており、ワジなしでもやっていけるくらいになっているため、リーダーとしての自分の役目は終わっているとワジは判断している。サーベルバイパーと同様、「碧」の後で解散したようで、2年後の「閃III」では元メンバーたちは自分たちの道を歩み出しつつある。 ワジはグループの名前はなんでもよかったが、形式を重んじるアッバスに促され、「テスタメンツ」という名前はワジの異名から《聖典(テスタメント)》の部分をもじって名付けられた。アッバスによれば、「不謹慎さ」をかもし出すことで教会の人間とは縁遠く思わせる狙いがあった。 ゲーム上の性能 オーブメントの属性は「空」、ラインはエリィと同じタイプ。1回の攻撃で数回攻撃するため、セピスを稼ぎやすい。 「碧」終章ではSクラフト「アカシックアーム」が追加される。 リオン・バルタザール 登場作:『黎』 声:斉藤壮馬 《守護騎士》第十一位。 プロフィール 年齢:24歳
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