エステルとは? わかりやすく解説

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エステル【ester】

読み方:えすてる

酸とアルコールとから、分離し縮合して生成する化合物総称酢酸エチルアルコールとから得られる酢酸エチルなど。


エステル(えすてる)

酸とアルコールからがとれて結合したもの。有機酸エチルエステルは、酒類重要な芳香成分であるものが多い。

エステル(えすてる)

発酵中に有機酸類とアルコール類結合して生じ成分総称してエステル類という。エステル種類有機酸類とアルコール類種類組み合わせ数だけ存在するので、その種類が非常に多くなり、焼酎など酒類複雑な風味形成役立っている。一般に果実様の芳香有するものが多く焼酎香気成分として重要である。有機酸脂肪酸)の分子量大きくなると、そのエステルは無臭近くなるが、味に丸味、濃醇味を付与する風味特性がある。

エステル

名前 Esterl; EstelleEsther; Estel; EsterEstēr; Esthelle

エステル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/04 13:18 UTC 版)

エステル: ester)は、有機酸または無機酸オキソ酸と、アルコールまたはフェノールのようなヒドロキシ基を含む化合物との縮合反応で得られる化合物である[1]。単にエステルと呼ぶときはカルボン酸とアルコールから成るカルボン酸エステル (carboxylate ester) を指すことが多く、カルボン酸エステルの特性基 (R−COO−R') をエステル結合 (ester bond) と呼ぶ事が多い。エステル結合による重合体ポリエステル (polyester) と呼ばれる。また、低分子量のカルボン酸エステルは果実臭をもち、バナナマンゴーなどに含まれている。


  1. ^ IUPAC, Compendium of Chemical Terminology, 2nd ed. (the "Gold Book") (1997). オンライン版:  (2006-) "esters".
  2. ^ Leopold Gmelin, Handbuch der Chemie, vol. 4: Handbuch der organischen Chemie (vol. 1) (Heidelberg, Baden (Germany): Karl Winter, 1848), page 182.
    原文:

    b. Ester oder sauerstoffsäure Aetherarten.
    Ethers du troisième genre.

    Viele mineralische und organische Sauerstoffsäuren treten mit einer Alkohol-Art unter Ausscheidung von Wasser zu neutralen flüchtigen ätherischen Verbindungen zusammen, welche man als gepaarte Verbindungen von Alkohol und Säuren-Wasser oder, nach der Radicaltheorie, als Salze betrachten kann, in welchen eine Säure mit einem Aether verbunden ist.

    和訳:

    b. エステルまたはオキシ酸エーテル
    第三のエーテル

    酸素を結合するいくつかの無機酸および有機酸をアルコールと共存されると水を脱離して中性の揮発性エーテル化合物が形成する。これはアルコールと酸が結合した化合物、または、ラジカル理論で言うところの酸にエーテルが結合した塩と見ることができる。

  3. ^ 慣習上多価アルコールのエステルの場合 RO3(COR')3 ではなく R(OCOR')3 のように表記される


「エステル」の続きの解説一覧

エステル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 13:36 UTC 版)

86-エイティシックス-」の記事における「エステル」の解説

ステラマリス副長女性階級大佐征海艦隊慣わしから年下イシュマエルを「兄上」と呼び彼もまた彼女を「妹」と呼ぶ。

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エステル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/16 02:45 UTC 版)

田中〜年齢イコール彼女いない歴の魔法使い〜」の記事における「エステル」の解説

本名は「エリザベス・フィッツクラレンス」。本文中の呼称は「金髪ロリータ」。種族は「サキュバスハーフ」。

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エステル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/26 18:00 UTC 版)

ティアリングサーガ ユトナ英雄戦記」の記事における「エステル」の解説

マーロンの娘で、女性騎士

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エステル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 04:19 UTC 版)

IUPAC命名法」の記事における「エステル」の解説

エステル(RCO-OR' アルコールと酸が脱水縮合した形)(ester) は、アルコールOH取り除いたアルキル基カルボン酸語尾ic acidカルボン酸プロトン脱離イオンate変えてつなげることで命名するC 2 H 5COOC 2 H 5 {\displaystyle {\ce {C2H5-COO-C2H5}}} 〔慣用名 プロピオン酸エチルプロパン酸エチル (ethyl propanoate)

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エステル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/08/20 04:29 UTC 版)

メタンスルホン酸」の記事における「エステル」の解説

メタンスルホン酸エステルはメシラート(mesylate)とも総称されアルキル化試剤脱離基として使用される

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エステル

出典:『Wiktionary』 (2021/07/16 13:32 UTC 版)

語源

ドイツ語:Ester転写

名詞

  1. アルコールとが脱水反応により生成する化合物

語源


「エステル」の例文・使い方・用例・文例

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