ジノフラゲラート
分子式: | C33H40N4O5 |
その他の名称: | (3S)-2-[2-[3-Ethyl-4-methyl-5-(3-vinyl-4-methyl-5-oxo-3-pyrroline-2-ylmethyl)-2-pyrrolylmethyl]-3-methyl-4-oxo-1,4,5,6-tetrahydrocyclopenta[b]pyrrole-6-ylidene]-4α-methyl-5β-carboxylatopyrrolidine-3β-propylate、ジノフラゲラート、Dinoflagellate |
体系名: | (3S)-2-[2-[3-エチル-4-メチル-5-(3-ビニル-4-メチル-5-オキソ-3-ピロリン-2-イルメチル)-2-ピロリルメチル]-3-メチル-4-オキソ-1,4,5,6-テトラヒドロシクロペンタ[b]ピロール-6-イリデン]-4α-メチル-5β-カルボキシラトピロリジン-3β-プロピラート |
双べん毛藻類
アレキサンドリウム属渦鞭毛藻 [Dinoflagellate,Alexandrium]
ギムノジニウム属渦鞭毛藻 [Dinoflagellate,Gymnodinium catenatum]
ディノフィシス属渦鞭毛藻 [Dinoflagellate,Dinophysis]
ディノフィシス属の渦鞭毛藻は扁平な細胞で種によって楕円形、ナス形や突起がある場合などさまざまであるが、細胞の上殻は漏斗型で、下殻には鰭(ひれ)状の翼片が発達しているので、他の渦鞭毛藻とは容易に区別できる。細胞の大きさも種によって違い、細胞の長さは30-110μmで多様である。今のところ、この渦鞭毛藻の休眠胞子は認められていない。また、多くのディノフィシス属の渦鞭毛藻は沿岸や外洋に生息し、内湾に生息する藻種は少ないが、中には内湾で赤潮*の状態にまで増殖する藻種もある。
プロロセントラム属渦鞭毛藻 [Dinoflagellate,Prorocentrum lima]
最近、この藻種はスペインやカナダなどの温帯や寒帯域にも分布することが明らかにされつつある。わが国では沖縄を中心に生息しているとされていたが、ごく最近、東北地方とくに岩手県の太平洋沿岸でも出現したことがある。どの場合もオカダ酸を産生することが認められている。また、この藻種は付着性であるから、貝類の毒化との関係が明らかにされてはいなかったが、給餌実験で貝類が毒化することが判り、スペインやカナダでもこの渦鞭毛藻による貝毒*が発生する可能性が検討されている。
渦鞭毛藻類 [Dinoflagellate,Dinophyceae]
約半数の種が葉緑体をもち光合成を行うが、残りは餌を捕食して栄養を得ている。このことから、この生物を藻類すなわち植物として扱わず、動物に分類する意見もある。実際に近年の分子生物学的研究によると、渦鞭毛藻は他の植物、藻類とは全く違う進化を遂げており、むしろゾウリムシなどの繊毛虫類と近縁であるとされている。捕食生活を営む"動物性"の渦鞭毛藻は自らの細胞内に他の微細藻を共生させ光合成を行わせるという、植物のような種も存在する。渦鞭毛藻のほとんどの種は浮遊生活を営むが、自らが他の生物に共生や寄生する例も多い。サンゴやシャコガイなどに寄生していることで有名なゾーザンテラは渦鞭毛藻のシンビオジニウムに属している。渦鞭毛藻には有毒・有害種が多く存在し、貝毒や赤潮の原因となることが多いので、経済上や保健衛生上でも重要な生物群である。
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