やこう‐ちゅう〔ヤクワウ‐〕【夜光虫】
読み方:やこうちゅう
渦鞭毛虫(うずべんもうちゅう)目ヤコウチュウ科の原生動物。暖海を浮遊し、体は球形で直径1〜2ミリ、淡紅色。2本の鞭毛をもつ。波などの刺激で青白い光を発する。ひかりむし。《季 夏》「—闇をおそれて光りけり/万太郎」
やこうちゅう〔ヤクワウチユウ〕【夜光虫】
ヤコウチュウ(夜光虫) [Noctiluca miliaris]
夜光虫
ヤコウチュウ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/14 00:25 UTC 版)
ヤコウチュウ(夜光虫、Noctiluca scintillans)は、海洋性のプランクトン。大発生すると夜に光り輝いて見える事からこの名(ラテン語で noctis '夜'+lucens '光る')が付いたが、昼には赤潮として姿を見せる。赤潮原因生物としては属名カナ書きでノクチルカと表記されることが多い。動物分類学では古くは植物性鞭毛虫綱渦鞭毛虫目、最近では渦鞭毛虫門に、植物分類学では渦鞭毛植物門に所属させる。一般的な渦鞭毛藻とは異なり葉緑体は持たず、専ら他の生物を捕食する従属栄養性の生物である。
- ^ 「Fisheries Science Vol.78 No.3 掲載報文要旨、夜光虫がもたらす養殖エビ高斃死率の Noctiluca 殺滅細菌による軽減」 『日本水産学会誌』 2012年 78巻 4号 p.842-846, doi:10.2331/suisan.78.842, 日本水産学会
- 1 ヤコウチュウとは
- 2 ヤコウチュウの概要
- 3 細胞構造
- 4 生活環
- 5 外部リンク
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