ヤコウチュウとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > ヤコウチュウの意味・解説 

やこう‐ちゅう〔ヤクワウ‐〕【夜光虫】

読み方:やこうちゅう

渦鞭毛虫(うずべんもうちゅう)目ヤコウチュウ科の原生動物暖海浮遊し、体は球形直径1〜2ミリ淡紅色。2本の鞭毛をもつ。波などの刺激青白い光発する。ひかりむし。《 夏》「—闇をおそれて光りけり/万太郎

[補説] 書名別項。→夜光虫


やこうちゅう〔ヤクワウチユウ〕【夜光虫】

読み方:やこうちゅう

馳星周長編犯罪小説台湾渡ったプロ野球選手八百長手を染め転落していく姿を描く。平成10年1998刊行


ヤコウチュウ(夜光虫) [Noctiluca miliaris]

 海水中に生息する渦鞭毛藻類(鞭毛虫類)の1種である。夜間水中発光するのでこの名がある。形はほぼ球形(直径1-2mm)で、淡紅色をしているが光合成色素もたない単細胞性で大き液胞と1個のがある。体には短い縦鞭毛があり、ほかにわずかに突起状の横鞭毛がある。また、凹状の深い縦溝があり、その底にある口で単細胞性の藻類原虫(原生動物)などを餌にする。二分裂による無性生殖配偶子による有性生殖を行う。しばしば異常増殖して赤潮原因にもなる。光合成行わず従属栄養を営むことから、動物性鞭毛虫類(原虫)として扱われることもあるが、配偶子ができる過程中核よばれる渦鞭毛藻できることから、渦鞭毛藻一員とされる

夜光虫

読み方:ヤコウチュウ(yakouchuu)

ヤコウチュウ科の海産プランクトン

学名 Noctiluca miliaris


夜光虫

読み方:ヤコウチュウ(yakouchuu)

有帯類に属す動物直径ミリほどの球体で、体中発光体をもつ

季節

分類 動物


ヤコウチュウ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/14 00:25 UTC 版)

ヤコウチュウ(夜光虫、Noctiluca scintillans)は、海洋性のプランクトン。大発生すると夜に光り輝いて見える事からこの名(ラテン語で noctis '夜'+lucens '光る')が付いたが、昼には赤潮として姿を見せる。赤潮原因生物としては属名カナ書きでノクチルカと表記されることが多い。動物分類学では古くは植物性鞭毛虫綱渦鞭毛虫目、最近では渦鞭毛虫門に、植物分類学では渦鞭毛植物門に所属させる。一般的な渦鞭毛藻とは異なり葉緑体は持たず、専ら他の生物を捕食する従属栄養性の生物である。




「ヤコウチュウ」の続きの解説一覧


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ヤコウチュウ」の関連用語

ヤコウチュウのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ヤコウチュウのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
微生物管理機構微生物管理機構
Microbes Control Organization Ver 1.0 (C)1999-2024 Fumiaki Taguchi
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのヤコウチュウ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS