TX及びそれを取り巻く状況とは? わかりやすく解説

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TX及びそれを取り巻く状況

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/24 01:08 UTC 版)

いすゞ・TX」の記事における「TX及びそれを取り巻く状況」の解説

1931年昭和6年) - 昭和恐慌下の日本ノックダウン生産始めていた外国車勢に価格的にも太刀打できず、石川島を含む国産3社は、経営的に苦し状況続いていた。そこで国産自動車工業確立調査委員会設置され国産各社トラック性能試験を受け分解検査行った結果、3社協力して基本車種造りそれを商工省標準形式自動車とする事となった。設計鉄道省島秀雄)がシャーシボディー内外装石川島エンジン同年スミダX型ガソリンエンジン完成)、ダット自動車製造トランスミッション東京瓦斯電気工業車軸系担当しトラック系TX35/40、バス系BX35/40/45の試作が3社分担開始される。これが後の「いすゞ」となる。 1932年昭和7年) - 石川島自動車製作所ダット自動車製造合併し自動車工業株式会社となる 1933年昭和8年) - 自動車工業株式会社東京瓦斯電気工業株式会社自動車部共同出資販売会社発足し協同国産自動車株会社となる。同年TX40型2t積(オンロード/ダート用)と、TX35型1.5トン積みオフロード用トラック発売どちらも水冷サイドバルブ・7ベアリング直列6気筒、4.39LガソリンエンジンGA40型65ps搭載乾燥単板クラッチ前進4速常時噛合変速機備える。全長6.64m/軸距4m/全幅2.19m/全高2.11m。一方バスはBX35が16-20人乗、BX40が21-29人乗、BX45が25-33人乗という仕様この年社長加納友之介国情鑑み当時欧州でも研究が著についたばかりのディーゼルエンジン研究会発足させる1934年昭和9年) - 商工省標準形式自動車を「いすゞ」と命名同年TX系派生6x4のTU10型が日本陸軍初の国産制式トラック九四式六輪自動貨車として制式採用される。全長5.4/軸距?m/全幅1.9m/全高2.25m。後にディーゼルエンジン搭載されガソリン車甲型ディーゼル車乙型呼んだ軍用型テスト精度検査基準厳しく信頼性高かったが、コスト民間型トラックの3倍以上かかった)。また、4x4トラックVA型完成する1937年昭和12年) - 自動車工業株式会社東京瓦斯電気工業協同国産自動車株会社含む)が合併し東京自動車工業株式会社となる。同年TX40改良 4t積み72ps軸距4mのまま。更に軍用幌型ボディーと34x2タイヤ施し七式四輪自動貨車として陸軍制式採用され、九四式と共に主力トラックとして使用された。 1938年昭和13年) - 川崎製造所後の川工場第1号車、TX40型トラックラインオフ同年九四式トラックベースにした4x4モデル試製四輪起動貨車造られ翌年から過酷な走行試験が始まる。また、DA30型空冷V12ディーゼルエンジン造られる1939年昭和14年) - ディーゼルエンジンDA40型(水冷直列6気筒・5.1L)が量産化軍用トラック用統制エンジンとなる。同年三菱重工池貝自動車神戸製鋼新潟鉄工共同出資によりヂーゼル機器(後のゼクセル)を設立1940年昭和15年) - TX40を元にDA40ディーゼルエンジン搭載したTX50型を発売1941年昭和16年) - 東京自動車工業株式会社から「ヂーゼル自動車工業株式会社」と改称DA40ベース4気筒にしたDA70型が造られ、PK50型九八式四輪起動乗用車乙に搭載された(甲はJC型を経てPK10型となる)。更にボアストローク拡大したDA60型(水冷直列6気筒、8.55L)の開発開始同年TX40積載量拡大目的車軸強化などを施したTX80型を一式四輪車甲、同ディーゼルエンジン搭載TX60型を一式四輪車乙として陸軍に正式採用された。同様にTU10/20型6x4系にも軸距4m化などの積載量拡大施されTU30型(ガソリン)とTU50型(ディーゼル)が一式六輪貨車甲/乙として先行採用同時にテストされ後にTU80型が一式六輪貨車改良型甲、TU60型が同乙型として正式採用される1942年昭和17年) - DA10型空冷ディーゼル装軌車両生産規模拡大するため日野製造所分離日野重工業(株)設立同年積載量拡大した7t積みのTB60型(全長7.8m/全幅2.3m/DA60型・統制型8Lディーゼル110ps搭載)が二式大型自動貸車として陸軍制式採用同系大型バスシャーシモデルのBB60型も発売されるまた、6x6トラックのTG10型が試作されたが、試製四輪起動貨車研究結果から4x4TC20型が二式四輪起動貨車として正式採用された。 1943年昭和18年) - 20t積み大型ダンプカーTH10発売軸距4.2m、DA60搭載同年陸軍から戦時規格簡素トラック試作命じられ即製A案に対しTB60型で対応。 1945年昭和20年) - 8月B-29波状攻撃を受け、機械工場が爆撃を受ける。

※この「TX及びそれを取り巻く状況」の解説は、「いすゞ・TX」の解説の一部です。
「TX及びそれを取り巻く状況」を含む「いすゞ・TX」の記事については、「いすゞ・TX」の概要を参照ください。

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