TYOの連結子会社化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 19:50 UTC 版)
「円谷プロダクション」の記事における「TYOの連結子会社化」の解説
円谷プロダクションは銀行からの融資がストップしたため、30億円の累積赤字を抱えて倒産危機の直面になった。10月、非常勤取締役の森島恒行の紹介により、CM映像のコンテンツ製作などを手がける映像会社のTYOから当面の資金繰りのため、数千万円の融資を受けた。しかし、それを返済できなかったため、担保になっていた円谷エンタープライズの株をTYOが過半数取得。さらに、TYOが第三者割当増資で取得した株と合わせて、円谷エンタープライズの株80%を保有して筆頭株主になった。また、円谷一夫が保有していた円谷プロダクションの株22.5%を円谷エンタープライズに譲渡することにより、円谷エンタープライズにおける円谷プロダクションの株保有比率を45.5%から68%に引き上げた。これらのプロセスを経て、円谷プロダクションの経営権はTYOが取得してTYOのグループ入りした。円谷一夫の解任により、森島が9代目社長に就任。TYOの経営参画後は、円谷一夫が円谷プロダクションと円谷エンタープライズの会長として残ったものの、円谷プロダクションの設立から続いてきた設立者一族の円谷家による同族経営に終止符が打たれることとなった。
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