OFAの歴代継承者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 22:17 UTC 版)
「僕のヒーローアカデミア」の記事における「OFAの歴代継承者」の解説
与一(よいち) 声 - 保志総一朗 「ワン・フォー・オール」のオリジン(初代)で、“オール・フォー・ワン”の弟。故人。フルネームは不明。 “無個性”だと思われており、体は虚弱で小柄だったため、兄の“オール・フォー・ワン”から歪んだ愛情を向けられた。正義感が強く、兄の所業に心を痛めながらも抗い続けた。 ある時、兄から「力をストックする“個性”」を無理やり譲渡されたが、実は「“個性”を与える“個性”」を持っており、「力をストックする“個性”」と混ざり合ったことで「ワン・フォー・オール」が誕生した。オール・フォー・ワンによって監禁されるも、後の二代目継承者と三代目継承者によって救出される。兄に抗うも敗北し、半永久的に生き続けていく兄を止めるために「ワン・フォー・オール」を後世に託したとされる。蛇腔市での戦いで、出久の精神世界に侵食してきた死柄木弔とオール・フォー・ワンを止めるために志村菜奈と共に現れて、自分たちは「助けたい」という思いにとりつかれた出久についてくると兄のオール・フォー・ワンと死柄木弔に語った。蛇腔市での戦いの後、出久の精神世界で他の歴代継承者たちと共に出久の前に現れて、蛇腔市での戦いの数か月前にオール・フォー・ワンの出現に呼応して、自身の個性のワン・フォー・オールが急速に成長し始めたことで、ワン・フォー・オールの個性因子に取り込まれていた歴代継承者たちの意識が明瞭となって互いの意思疎通が可能となり、さらに先の戦いでオール・フォー・ワンに意識を接触されて引っ張られたことで出久との接触が容易になったことを告げた。そして、最早ワン・フォー・オールは個性持ちに継承させると生命力を消費して寿命を縮めてしまうために、無個性にしか継承できないことを告げた後、出久が死柄木弔を救いたいと告げたことに賛同し、だから出久について行くと告げて、出久に背を向ける2代目と3代目に力を全開放するために出久への協力を求めた。その後、出久への協力を拒む2代目と3代目を自身をかつて宿敵の弟だと知りつつも救出した事を引き合いに出して彼らを説得した。与一によると、ワン・フォー・オールの中の意識の部屋は、かつて与一が監禁されていた部屋に酷似している。“個性”:“個性”の譲渡 “個性”を他者に与える“個性”。しかし、“個性”を与えることしかできない無意味な“個性”であり、彼が“無個性”だと思われる要因になっていた。 “個性”:力のストック “オール・フォー・ワン”が他者から奪い、強引に彼に与えた“個性”。 リーダー(仮) ワン・フォー・オールの2代目継承者で、顔に斜め傷のある青年。仲間(後のワン・フォー・オール3代目継承者)からは「リーダー」と呼ばれており、本名は不明。生来の個性は不明。 オール・フォー・ワンの肉体的全盛期で支配が進んでいた最も苛烈な時代に、未来を危惧してオール・フォー・ワンの支配に打ち勝つ為に仲間を率いて戦った。その過程で多くの仲間の命を犠牲にしてきたことから、戦いの果てにあるのは勝つか負けるかだけ(生きるか死ぬか)という考えに至った。後の3代目継承者と共に与一と初めて遭遇した際には、与一がオール・フォー・ワンの弟と知りながら手を差し伸べて救助した。 蛇腔市での戦いの後、出久の精神世界で当初は出久の「死柄木を救いたい」という想いを「イカレた幻想」と言い出久に賛同できず、出久に自分達の積み重ねて来た歩みを委ねるのに否定的で、当初は3代目継承者と共に背を向けていたが、与一から自身を助け出してくれた理由を問いかけられ、自分が与一に手を差し伸べたからワン・フォー・オールは始まったことを告げられた説得によって、3代目継承者と共に出久に協力する姿勢を見せた。出久の自身の身体を顧みない無理な行動には正しいと言い、ワン・フォー・オールを持っているからこそ立ち止まることは許されないと言いつつも、今の出久を補完できるものを示唆した。“個性”:ワン・フォー・オール 3代目(仮) ワン・フォー・オールの3代目継承者で、バンダナを額に装着し髪を後ろに束ねた青年。2代目継承者の仲間の一人で、2代目のことを「リーダー」と呼んでいる。本名は不明。 オール・フォー・ワンの支配が進んでいた時代に、「リーダー」の仲間としてオール・フォー・ワンと戦い、与一と初めて遭遇した際にも「リーダー」と行動を共にしていた。 蛇腔市での戦いの後、出久の精神世界で当初は出久の「死柄木を救いたい」という想いには「リーダー」と共に賛同できずに背を向けており、与一に最も苛烈な時代を生きた一人として「リーダー」がオール・フォー・ワンと戦った理由を説明し、与一の説得を受けたその後に「リーダー」と共に出久に協力する姿勢を見せた。“個性”:ワン・フォー・オール “個性”:発勁 一定の動作を繰り返すことで、運動エネルギーを一時的に蓄積し、蓄積したエネルギーを少ない動きで放出することのできる個性。出久は、レディ・ナガンとの戦闘で初めて使用した。 四ノ森 避影(しのもり ひかげ) 4代目継承者。顔に大きなヒビがある。ワン・フォー・オール継承者の中では、オールマイトに次いで18年間保持していた継承者。万縄からは「俗気に嫌気がさして仙人みたいな生活をしてた変人」と言われているが、自身は「私以外の人間がだった」と語っている。「ワン・フォー・オール」を継承した時に自分ではAFOは到底倒せないと悟って、自分の役割を力を培うことに割り切って「ワン・フォー・オール」を鍛え続けることに専念して、AFOから逃げ続けひたすら力を蓄える生活を送っていた。晩年に身体にヒビが入り、その後40歳の若さで老衰で亡くなった。なお、四ノ森と8代目継承者オールマイトと出久を除く歴代継承者たちは、全員オール・フォー・ワンに殺されたことが、31巻の解説コーナーで判明する。“個性”:ワン・フォー・オール “個性”:危機感知 危機を感知する個性で、危険度が高いほど頭に強く響く。出久は、蛇腔市での戦いで気絶した際に自動的に発動し、目が覚める程の頭痛を感じた。 ラリアット / 万縄 大悟郎(ばんじょう だいごろう) 声 - 安元洋貴 5代目継承者。「-さ」が口癖のファンキーで筋骨隆々な男性。 クラス対抗戦の際に、精神世界で出久に「ワン・フォー・オール」の詳細を伝え、心を制することが肝心と説き「『ワン・フォー・オール』を完遂させるのはおまえだ」と告げた。なお、万縄と6代目継承者の煙はワン・フォー・オールを所持している時に、オール・フォー・ワンにワン・フォー・オールを奪われそうになったが、いずれも失敗していると蛇腔市での戦いの後、精神世界で出久に説明している。“個性”:ワン・フォー・オール “個性”:黒鞭 身体から放出するヒモ状のエネルギーで捕縛と空中機動を得意とした。 煙(エン) 6代目継承者。口元を覆った服装の黒髪の青年で、万縄のことを先輩と呼んでいる。7代目継承者の志村菜奈が、オールマイトに語った自身の前の継承者の「黒髪の青年」とは煙のことである。出久との意識の疎通が出来るようになってからは度々、自身の個性の煙幕を出しすぎないよう出久に忠告しており、個性を尊重しすぎている出久へ、自身ら歴代の継承者の個性を道具だと考えるよう助言をする。“個性”:煙幕 煙幕を発生させる個性。出久は雄英高校を去った後、マスキュラーとの再戦で初めて使用した。 志村 菜奈 7代目継承者。「#志村菜奈」を参照 オールマイト / 八木 俊典 8代目継承者。「#オールマイト」を参照 緑谷 出久 / デク 9代目継承者。「#緑谷出久」を参照
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