OE(オー・イー)名義での活動の開始
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「オオエタツヤ」の記事における「OE(オー・イー)名義での活動の開始」の解説
2002年 、『Here and You』のリリースを契機に、オオエは自身の苗字から名付けたもう一つのアーティスト名義OE(オー・イー)を開始した。オオエはOEにおける活動について、「Captain Funk はメインのソロプロジェクトで、OEはより革新的で内省的な分身だ」と述べている。Metropolis誌も『Here and You』のレビューとして、「彼の過去のリリースSongs of the Sirenに精通したリスナー達は、このアルバムを過去2年に日本からリリースされたもっともオリジナルで音楽的に革新的なものの一つにしている多くの要素に気づくことだろう」と説明しているとおり、OE名義の活動ではCaptain Funkとは趣向の異なる楽曲制作をしていることが特徴だ。OE名義においても、バンドとしてのライブ活動も積極的に行う。2014年に出演したNHK-FM放送、 「Live beat」のライブレポートは、そのサウンドの描写としてTodd Rundgrenやアラン・パーソンズ・プロジェクトなどを引き合いに出しつつ、「その構築度と完成度と緊張感は恐るべきものだが、決して難解なものではなく、洗練されたポップな手触りを感じさせてくれる」と評した。 OE名義での活動中、彼は菊地成孔のプロジェクト、dCprGやスパンク・ハッピーへの制作協力、クラフトワーク、ホルガー・シューカイらの日本公演サポート、またGroove Syndicate名義で松井常松、岸利至と共にデヴィッド・ボウイの「A Reality Tour」武道館公演のオープニングアクトを務めた。さらに、大友良英ニュー・ジャズ・クインテットとのコラボレーション・アルバム『ONJQ+OE』を制作したのち、『Physical Fiction』、『Director’s Cut'』の2枚のアルバムをリリースするなどしている。 2018年、OE名義での新曲と過去の作品の新ミックスを収録した、集大成的なアルバム『New Classics Vol.1 & 2』を二枚同時リリースした。
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