OFDMA
読み方:オーエフディーエムエー
別名:直交周波数分割多元接続
OFDMAとは、無線通信方式の一種で、複数ユーザーをOFDM(直交波周波数分割多重)によってアクセスできるようにする方式のことである。直交周波数分割「多元」接続と和訳される。
OFDMAとOFDMとの間に技術的な違いはあまりないが、OFDM方式が個別の利用者ごとに時分割方式でサブキャリアを割り当てているのに対し、OFDMAでは複数のユーザーがサブキャリアを共有し、それぞれのユーザーにとって最も伝送効率のよいサブキャリアを割り当てる技術が採用されている。これによって、ユーザーにとってはその都度もっとも効率のよいサブキャリアを利用することができ、また事業者にとっては周波数利用効率を向上させることができる。
OFDMAは2000年にRuncom社によって提唱された技術であり、IEEE 802.16 WirelessMAN(モバイルWiMAX)などで採用されている。
参照リンク
OFDMA Overview - runcom.com(英文)
直交周波数分割多元接続
(OFDMA から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/22 23:46 UTC 版)
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直交周波数分割多元接続(ちょっこうしゅうはすうぶんかつたげんせつぞく、英: Orthogonal frequency-division multiple access、OFDMA)は、OFDMの特徴を生かして多元接続を行う。直交周波数分割多重接続、直交周波数(多元)接続とも。
概要
携帯電話、無線通信方式の一種でサブキャリアをグループ化にしてノードに割り当て、複数のユーザーがサブキャリアを共有し、それぞれのユーザーにとって一番伝送効率の良いサブキャリアを割り当てる技術である。ユーザーだけでなく、事業者等にとっても周波数の利用効率の向上にもある事からIMT-2000 (WiMAX) でこの方式が採用されている。
実用例
OFDMA は以下のように実用化されている。
- WiMAX - IEEE 802.16のモバイルモード無線LAN規格
- MBWA - IEEE 802.20 モバイル無線MAN規格
- MoCA 2.0
- 第4世代移動通信システム・3GPP・Long Term Evolution (LTE)・5G NR - 無線インターフェースは、以前はHigh Speed OFDM Packet Access (HSOPA) と呼ばれたが、現在は Evolved UMTS Terrestrial Radio Access (E-UTRA) と呼ばれる。
- Wi-Fi6 - IEEE802.11ax無線LAN
- FLASH-OFDM
また、OFDMAはIEEE802.22地域無線ネットワーク (WRAN) のアクセス方法の候補である。プロジェクトはコグニティブ無線ベースの規格を設計することを目的としている。
関連項目
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OFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiplexing Access)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/28 14:27 UTC 版)
「WiMAX」の記事における「OFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiplexing Access)」の解説
OFDMの変形型。シンボル長を長くするためにキャリア信号を複数のサブキャリアで分割伝送し分割されたサブキャリアをグループ化する仕組みを持つ。なお、グループ内のサブキャリアをサブチャネルと呼びこれらサブチャネルを複数ユーザーの通信で共有することが出来るのが特徴。他に利用ユーザーがいない場合は、サブチャネルを占有して伝送速度を上げることも出来る。
※この「OFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiplexing Access)」の解説は、「WiMAX」の解説の一部です。
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