じぶんかつ‐ふくしん【時分割複信】
読み方:じぶんかつふくしん
TDD
読み方:ティーディーディー
別名:時分割複信
TDDとは、通信に用いる周波数を一定時間ごとに分割して、送信と受信を交互に行う手法である。
TDDは、同時に送受信を行う全二重通信のように見えるが、周波数を時間軸で分割して送信専用と受信専用に切替えているため、半二重通信である。半二重通信の場合だと、会話が途切れると思われがちだが、TDDでは、周波数の高い帯域を利用して、データを高速に送受信している。そのため、利用者は、スムーズに同時会話をすることができる。また、TDDでは、同一搬送周波数で送信と受信が可能なので、周波数帯利用効率が高いと言われている。
TDDは、第3世代携帯電話では、TD-CDMAやTD-SCDMAなどが採用している他、PHSでも同じ方式を採用している。
なお、TDDのように同時送受信を実現する手法としては、他に周波数分割複信(FDD)があり、第3世代携帯電話では、W-CDMAやCDMA2000が採用されている。
接続方式: | スタンドアローン 垂直パリティチェック 水平パリティチェック TDD TTY ダウンストリーム ダウンロード |
時分割複信
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/07 01:28 UTC 版)
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時分割複信(じぶんかつふくしん : Time Division Duplex)は、時間軸圧縮を行い送信・受信を時間ごとに切り替えて、全二重通信を同一周波数帯域で可能にする電気通信技術である。複信の一方式であり、時分割双方向伝送とも言う。
特徴
次のような特徴がある。
また、無線通信の場合、時間軸圧縮を行っているため、フェージング対策技術として時間ダイバシティが利用できる。 さらに、マルチチャネルアクセス無線の場合、送信・受信に同じ周波数を使えるため、アダプティブアレイアンテナと組み合わせて空間分割多元接続を各子局ごと向けに使え、電波周波数帯域利用効率を高められる。
用途
なお、TCM-ISDNもTDDに該当する。
関連項目
時分割複信と同じ種類の言葉
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