CSMA/CDとは? わかりやすく解説

CSMA/CD

フルスペル:Carrier Sense Multiple Access with Collision Detection
読み方シーエスエムエーシーディー

CSMA/CDとは、LANネットワーク用いられる媒体アクセス制御MAC方式のひとつで、通信路使用状況監視し伝送路空きを見つけてデータ伝送を行う方式のことである。IEEE 802.3標準規格とされており、Ethernetでも採用されている。

複数端末同時にデータ発信すると、送信ケーブル内でデータ衝突コリジョン)が発生しデータ破損する。そのため、CSMA/CDではあらかじめ伝送路上に他のキャリアがあるかどうか確認し存在していることを確認した際には両者とも送信中止し一旦待機する。バックオフアルゴリズムと呼ばれるアルゴリズムによってランダムな時間待機しその後送信再開する

ランダムに待機して時間をずらすことによって、単一伝送路でも相互に通信経路用いることが可能になるアクセス権制御などは個々端末ごとに行われるので、比較簡単に実現できるという利点もある。ただし、CSMA/CD方式トラフィック一気増大する待ち時間膨れ上がってしまう難点持ち、もともとデータ伝送遅延大き場合、特に通信衛星どのように通信装置同士遠く離れている場合には、伝送路使用効率高めることが困難である。

接続インターフェースのほかの用語一覧
IEEE:  イーサネット型LAN  Bluetooth  CSMA/CA  CSMA/CD  DPP  DV端子  DTCP

CSMA/CD

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/22 22:57 UTC 版)

CSMA/CDCarrier Sense Multiple Access/Collision Detection搬送波感知多重アクセス/衝突検出[1])は、有線LAN規格であるイーサネットにおいて初期に実装された制御方式である。


  1. ^ e-words「CSMA-CD」 2016/9/29閲覧
  2. ^ IEEE 802.3-2018, 4.1.2
  3. ^ IEEE 802.3-2018, 4.2.3.2.4
  4. ^ IEEE 802.3-2018, 4.2.3.2.5
  5. ^ IEEE 802.3-2018, 4.2.3.2
  6. ^ IEEE 802.3-2018, 8.1.1.2
  7. ^ IEEE 802.3-2018, Annex B.1.2, B.1.3
  8. ^ IEEE 802.3-2018, Clause 4.2.3.4
  9. ^ IEEE 802.3-2018, Clause 42.3
  10. ^ IEEE 802.3-2018, Clause 4.2.3.2.7
  11. ^ IEEE 802.3-2018, Clause 4.4.2


「CSMA/CD」の続きの解説一覧

CSMA/CD

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/25 14:54 UTC 版)

イーサネット」の記事における「CSMA/CD」の解説

初期イーサネット特徴づけるものとして採用され制御方式複数端末を1本の共有バス接続するバス構成では、1つ端末からの送出信号バス上の全端末へ届き信号内容に応じて必要な端末のみがそれを処理する複数端末がほぼ同時に送信するバス上の信号正しく読み取れなくなる。これを衝突コリジョン)と呼び、CSMA/CDではバス上の衝突検出時に送信中断し待機後にフレーム再送することで対応している

※この「CSMA/CD」の解説は、「イーサネット」の解説の一部です。
「CSMA/CD」を含む「イーサネット」の記事については、「イーサネット」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「CSMA/CD」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「CSMA/CD」の関連用語

CSMA/CDのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



CSMA/CDのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
アライドテレシス株式会社アライドテレシス株式会社
Copyright(c)2024 Allied Telesis K.K. All Rights Reserved.
IT用語辞典バイナリIT用語辞典バイナリ
Copyright © 2005-2024 Weblio 辞書 IT用語辞典バイナリさくいん。 この記事は、IT用語辞典バイナリCSMA/CDの記事を利用しております。
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのCSMA/CD (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのイーサネット (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS