ジャンボフレームとは? わかりやすく解説

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ジャンボ‐フレーム【jumbo frame】


ジャンボフレーム

イーサネット最大フレームサイズ(最大ペイロード1500バイト)の1518バイト越えフレームのこと。有効にすることで、ペイロードサイズを大きくして通信効率良くして、スループットの向上が期待される。GigabitEthrenetのNICなどで用いられる

ジャンボフレーム

【英】Jumbo Frame

ジャンボフレームとは、Gigabit EthernetGbE)用のデータ伝送使われるフレーム形式である。

ジャンボフレームは、フレームサイズ900016000バイトにすることで、一般的なEthernetフレームサイズである1518バイトでの伝送よりも実効速度を向上させている。

なお、ジャンボフレームを利用する場合注意点としては、ネットワークカードスイッチングハブなど伝送経路にある機器すべてが、ジャンボフレームに対応していることが挙げられる


ジャンボフレーム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/05 07:51 UTC 版)

コンピュータネットワークにおいて、ジャンボフレーム英語: jumbo frame)とは、IEEE 802.3規格で規定されている、1500バイト以上のペイロードを持つイーサネットフレームのことである[1]。一般的には、ジャンボフレームは最大9000バイトのペイロードを持つことができるが、これより小さいものや大きいものも存在するため、この用語の使用には注意が必要である。




  1. ^ 総送信サイズは、ペイロードサイズと全てのオーバーヘッドサイズの合計。
  2. ^ 効率は、ペイロードサイズを総送信サイズで割ったもの。

注釈

  1. ^ Matt Mathisは、これが実際に問題になるかどうかを検討し、ジャンボフレームにすることによりパケット数が減ることで、検出されないエラーの確率が高くなることが打ち消されると主張している[11]
  2. ^ 以下の表は、レイヤごとのオーバーヘッドをまとめて記載するものであり、実際のフレームにおけるデータの順番を示すものではない。実際のフレームでは、FCSとIPGはペイロードの後である。

出典

  1. ^ Ethernet Jumbo Frames”. Ethernet Alliance (2009年11月12日). 2015年6月18日閲覧。
  2. ^ a b Jumbo/Giant Frame Support on Catalyst Switches Configuration Example”. Cisco. 2011年8月22日閲覧。 “Catalyst 3750/3560 Series switches support an MTU of 1998 bytes for all 10/100 interfaces”
  3. ^ Ethernet Jumbo Frames”. EthernetAlliance.org. 2017年4月28日閲覧。
  4. ^ Jeff Caruso (1998年10月22日). “Alteon still stumping for Jumbo Frames”. Network World. http://www.networkworld.com/news/1022alteon.html 2011年7月4日閲覧。 
  5. ^ Foong, A; T. Huff; H. Hum; J. Patwardhan; G. Regnier (2003). “TCP Performance Re-visited”. 2003 IEEE International Symposium on Performance Analysis of Systems and Software. ISPASS 2003. pp. 70–79. doi:10.1109/ISPASS.2003.1190234. ISBN 978-0-7803-7756-1 
  6. ^ D Murray; T Koziniec; K Lee; M Dixon (2012). “Large MTUs and internet performance”. 2012 IEEE 13th International Conference on High Performance Switching and Routing. pp. 82–87. doi:10.1109/HPSR.2012.6260832. ISBN 978-1-4577-0833-6. https://researchrepository.murdoch.edu.au/id/eprint/9920/ 
  7. ^ Rick Summerhill (17 Feb 2003), rrsum-almes-mtu, Internet2, https://noc.net.internet2.edu/i2network/jumbo-frames/rrsum-almes-mtu.html 
  8. ^ Scott Hogg (2013-03-06), Jumbo Frames, Network World, https://www.networkworld.com/article/2224722/jumbo-frames.html 2013年8月5日閲覧, "Most network devices support a jumbo frame size of 9216 bytes." 
  9. ^ IEEE 802.3 79.3.4 Maximum Frame Size TLV
  10. ^ IEEE 802.3 3.2.7 MAC Client Data field
  11. ^ Mathis, Matt (2016年10月8日). “Arguments about Internet MTU”. web.archive.org. 2019年8月23日閲覧。
  12. ^ Philip Koopman. “32-Bit Cyclic Redundancy Codes for Internet Applications”. ECE Department & ICES, Carnegie Mellon University. 2021年4月5日閲覧。
  13. ^ Guidance on the use of jumbo frames”. Netgear. 2020年3月21日閲覧。
  14. ^ Philip (2016年10月20日). “Wireless Network Speed Tweaks”. speedguide.net. https://www.speedguide.net/articles/wireless-network-speed-tweaks-5681 2016年10月20日閲覧。 
  15. ^ IEEE 802.11-2012 8.2.3 General frame format
  16. ^ Rutherford, W.; Jorgenson, L.; Siegert, M.; Van Epp, P.; Liu, L. (2007). “16000–64000 B pMTU experiments with simulation: The case for super jumbo frames at Supercomputing '05”. Optical Switching and Networking 4 (2): 121–130. doi:10.1016/j.osn.2006.10.001. 
  17. ^ RFC-3032, MPLS Label Stack Encoding
  18. ^ Ceragon, Jumbo Frames: The Microwave Perspective, Technical brief Archived 2012-09-15 at the Wayback Machine.


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