HDリマスタープロジェクト
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「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」の記事における「HDリマスタープロジェクト」の解説
前作『機動戦士ガンダムSEED HDリマスター』から始まったリマスタリングを中心とするリバイバル企画第2弾として、本作もHDリマスターされた。『機動戦士ガンダムSEED HDリマスター』の最終話配信終了直後に「DESTINY IS COMING」と表示され、リマスタープロジェクト公式サイトでも同様の画像が公開された。 前作『SEED』と同様に、既存映像のHDリマスター作業と、一部新規作画への差し替えが施されている(詳細は機動戦士ガンダムSEED#HDリマスタープロジェクトを参照)。 新規要素としては、ストライクルージュの新たなストライカーパック「オオトリ」が原典におけるエールパックに代わって登場する(詳細はストライカーパック#オオトリを参照)。 本放送時の最終話の部分に当たる、HDリマスター版の最終2話は、本放送時とは構成が大きく異なる。 本放送時の最終話。 本放送最終話後に制作された最終話の完全版「FINAL-PLUS」。 「スペシャルエディション完結編」 スペシャルPV「PHASE-IMPULSE」より一部シーンの流用(PV初出の新規作画によるシンのカットイン、デストロイへの突撃シーンなどの3DCGカットなど) 以上の4つの映像素材を用いると共に、一部新規作画を追加して再構成され、2話分の分量に拡大して制作された。
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HDリマスタープロジェクト
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「機動戦士ガンダムSEED」の記事における「HDリマスタープロジェクト」の解説
2002年10月5日の番組放送から10周年を数えた2011年10月に発表され始まった、続編『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』も含めたリマスタリングを中心とするリバイバル企画の総称。 正式タイトルは『機動戦士ガンダムSEED HDリマスター』となっており、TVシリーズ(以下、この節では「本放送版」と表記)とはあくまでも別作品扱いとなっている。また、製作クレジットは「サンライズ」のみで著作権表示は「©創通・サンライズ」「©2002,2011 SUNRISE INC.」となっている。 SD素材の再撮影またはアップコンバートといった本来のHDリマスターとは異なり、画面アスペクト比を4:3ノーマル・サイズの原画から上下部分をカットした16:9ワイド・サイズでの高精細度=High Definition(ハイデフィニション)化とリニアPCM音源化などを施して新撮され、一部音楽のリミックス版採用や後半のエンディングの差し替え、新作カットとの差し替え・部分的加筆、各エフェクト・背景などの処理変更、本放送版・VHS&DVD版(以下「原典」)およびスペシャルエディション3部作、そして『DESTINY』とのセル画の統合・再編集といった大幅な変更がされている。原典の第14話・第26話は未放送となり、「01.PHASE-01 偽りの平和」(略)「14.PHASE-15+ それぞれの孤独」「15.PHASE-16 燃える砂塵」(略)「24.PHASE-25 平和の国へ」「25.PHASE-27 果てなき輪舞」(略)「48.FINAL-PHASE 終わらない明日へ」などの話数表記に改定され、第24話(旧25話)を「平和の国へ」と改題した全48話構成となった。 ストーリー構成は本放送版に沿っているが、「14.PHASE-15+ それぞれの孤独」で第1話・第2話を回想しているシーンでは、第1部「虚空の戦場」でのコールドオープン(ラスティの出撃シーン)やメビウスゼロとシグーの交戦シーン(リニアガン斬りをしない決着描写)を、「38.PHASE-40 暁の宇宙へ」のエンディング映像には、第2部「遥かなる暁」のものを採用したりしている。また、「36.PHASE-38 決意の砲火」からムウが搭乗するようになったストライクが前編新規カットによるマルチプルアサルトストライカーを装備したパーフェクトストライクへと改定されたり、シホ・ハーネンフースが「39.PHASE-41 ゆれる世界」におけるカーペンタリア基地でのクルーゼ隊談話シーンに新規カットで追加されており、初登場のタイミングが変更されたりもしている。 一方、続編の『DESTINY』への繋がりを意識した伏線も追加されており、「36.PHASE-38 決意の砲火」には『DESTINY』第1話におけるコールドオープンでの港へ走るシン・アスカと家族の1カットが挿入され、「39.PHASE-41 ゆれる世界」にはパトリックの演説中継シーンにアカデミー入学直後と思しきシン、ルナマリア・ホークとメイリン・ホークの姉妹、レイ・ザ・バレルが一堂に会している新規カットが加えられるなどしている。細かい所ではオーブ解放作戦での対空砲や補給艦のカットや、フリーダムのクスィフィアス レール砲の射撃シーンが追加・差し替えなどで流用されている。 2011年12月23日から公式ウェブサイト(バンダイチャンネル)・バンダイナムコライブTVなどのインターネット動画で先行配信され、次いで年明け2012年1月1日にBS11で衛星放送、翌々日の3日にTOKYO MXで地上波放送がスタートし、最終話後からは「HDリマスターセレクション」と題し視聴者人気投票などで上位を獲得したエピソードのスポット再放送が行われた。 商業展開では、バンダイのプラモデル 1/144スケール HG SEED HGシリーズのリニューアルおよび新規キットの発売、ビクターから発売された主題歌・挿入歌をリメイクした「Reunion Series」のCD・ダウンロード販売、コミカライズ版の連載などが行われている。 スタッフも「リマスター・スタッフ」としてエンディングクレジットに別記されており、「HDリマスタリング」など原典では存在しなかった役職もある。 HDリマスター版の展開以降、現在はCS放送やインターネットの動画配信サイト・ローカル局での放送でもこちらの素材が標準となっており、本放送版の視聴手段が少なくなっている。
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