シホ・ハーネンフース
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 05:03 UTC 版)
「機動戦士ガンダムSEEDの登場人物」の記事における「シホ・ハーネンフース」の解説
Shiho Hahnenfuß 声 - 大本眞基子 【人種:コーディネイター・女性 / 年齢:不明(推定16歳) / 所属:ザフト・地上部隊→クルーゼ隊→ジュール隊 / 搭乗機:シグーディープアームズ、ザクウォーリア専用機 / 異名:ホウセンカ】 クルーゼ隊に補充されたエリート兵の1人で、同隊初の女性ザフトレッド(赤服)。愛機は当時の最新鋭機であったゲイツではなく、シグーの派生機・YFX-200 シグーディープアームズであり、元々は指向性高エネルギー発振システムの開発に従事する研究技術者であったが、ディープアームズのテストパイロットに任命されたことで自らも操縦桿を握るようになったのがその背景。 『SEED』本篇では「PHASE-43 立ちはだかるもの」(HDリマスター版では「39.PHASE-41 ゆれる世界」)から登場。当初は単なるモブキャラクターの1人にすぎない存在だったが、プラモデル『HG 1/144 シグー・ディープアームズ』、ゲームソフト『機動戦士ガンダムSEED 終わらない明日へ』、『機動戦士ガンダムSEED MSV戦記』、漫画『機動戦士ガンダムSEED DESTINY ASTRAY』などの他メディアで次第に設定が膨らんでいったため、下記の解説にはアニメ以外のエピソードが多く混在している人物像になっている。 モデルは第3 - 4期オープニング主題歌を唄った玉置成実で、設定面はアニメーション『機動戦士ガンダムSEED』のシリーズ構成である両澤千晶のアイデアとなる。性格は「普段は勝ち気だけど根は女の子」という設定だが、『MSV戦記』や『DESTINY ASTRAY』などを見る限り「生真面目で実直」といった方が相応しいキャラクターとして描かれている。名前の「ß」はドイツ字のSであり、ギリシャ字のβではない。 エースの証として乗機の左肩に「ホウセンカ」のマーキングを施すのが特徴。これはファンの間で拡大解釈されそのまま準公式(周知の事実)となっていった「イザークに好意を抱いている」という描写をベースに、そのイザークが彼女の戦闘技術と機体の特徴を鳳仙花の種に例えたことで用いるようになったという説と、彼女をイメージしたメカニック達の独断によるペイントという説の二つがある。ゆえに「ホウセンカのシホ」のような異名で呼ばれるとされるのも、正しい意味では不詳。 地球上にて試作ビーム兵器の運用テストを行っていた頃、ロウ・ギュールがバザーで落札したバクゥ戦術偵察タイプの頭部に極秘データが残っていたことが分かり、それを回収・抹消するために数機のシグーと共に出撃。レッドフレームと市街地での空中戦に突入するが、殺生をしないポリシーのロウらしい応戦でグゥルのみを破壊、飛行手段を失い追跡不能となったところで戦闘終了となった。この後のパーツの動向は不明だったが、後にさらに別の人間に拾われたことから任務の達成はできなかったものと思われる。 クルーゼ隊に転属してからほどなくして勃発した三隻同盟とドミニオン隊を交えたコロニー・メンデル宙域での戦闘後は、隊長のクルーゼ自身が本国の特務隊へ異動となったことで、第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦ではジュール隊の一員として出撃。その中で連合軍のレナ・イメリア駆るバスターダガーと交戦するが、停戦まで戦い抜き生還した。 戦後はザフトから離れ研究技術者に復帰していたが、南アメリカ独立戦争の終盤では南米軍を支援するMS部隊の一員として活動した。 デュランダルが議長に就任した『DESTINY』では完全にザフトへ復隊しており、ユニウスセブンの破砕作業に向ったジュール隊パイロットとして専用ザクウォーリアで出撃。その際、レッドフレームMJが、ガーベラ・ストレートで破砕作業を続けながら大気圏突入していくのを目撃している。なお、アニメ本篇では第1期エンディングを経て「PHASE-09 驕れる牙」から登場。以降も少ないながらイザーク、ディアッカらと共にいる姿が描かれ、プラントとオーブが終戦の協議に入った頃には、プラント本国へ戻るラクスに随行するようにエターナルに乗艦していた。『スペシャルエディション完結編 自由の代償』で追加されたエピローグの新規カットでは、抱き合うキラとラクスの2人を見て微笑んでいた。 [先頭へ戻る]
※この「シホ・ハーネンフース」の解説は、「機動戦士ガンダムSEEDの登場人物」の解説の一部です。
「シホ・ハーネンフース」を含む「機動戦士ガンダムSEEDの登場人物」の記事については、「機動戦士ガンダムSEEDの登場人物」の概要を参照ください。
- シホ・ハーネンフースのページへのリンク