HDシリーズ
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「ウォークマンの製品一覧」の記事における「HDシリーズ」の解説
2004年7月から展開されたハードディスクタイプのウォークマン。特徴は他社のハードディスクプレイヤーを引き離す抜群のスタミナで、NW-HD3までのモデルは最大で連続30時間再生、NW-HD5/HD5Hではハードディスクプレイヤーでは世界最長の連続40時間再生を実現した。一方でNW-HD1・HD2では当初MP3非対応だったことから大きな批判を呼び、HD3以降のNWウォークマンがMP3をはじめとする非ATRAC系コーデックへの対応を進めるきっかけとなった。 また、不意の衝撃によるハードディスクの破損対策として、重力加速度センサーと耐衝撃ダンパーを搭載。重力加速度センサーが本体の落下を検知すると瞬時にヘッドが退避し、ハードディスクを衝撃から守り、さらに耐衝撃ダンパーがハードディスクにかかる物理的な衝撃を和らげる。 だが、NW-HD5のみ十字キーのボタンがすぐに割れるとの報告が多数寄せられた。 第1世代 NW-HD1(ハードディスクタイプ/20GB) NW-HD2(ハードディスクタイプ/20GB) NW-HD3(ハードディスクタイプ/20GB)2004年7月1日から順次発売。1.8インチHDD搭載プレーヤーとして世界最小最軽量(110g)。NW-HD1はウォークマン25周年記念モデルで、本体に緑色のバックライトを採用し、インストールCD-ROM(SonicStage Ver.2.1 for ATRAC HDD)が付属。USB充電クレードル(BCA-NWHD1)、スティック・コントローラー(RM-MC35ELK)が付属。NW-HD2とNW-HD3は本体に青色のバックライトを採用、クレードルとスティック・コントローラーが付属しなくなり、代わりに変換アダプターを介してPCと接続が可能で、いずれも別売りのスティック・コントローラー(RM-MC35ELK)及びジョグダイヤル付リモコン(RM-MC40ELK)との接続に対応している。 NW-HD1とNW-HD2は当初再生可能なフォーマットはATRAC3/ATRAC3plusのみだったが、NW-HD3はMP3に標準で対応し、NW-HD1とNW-HD2も有償アップグレードで対応した。 第2世代 NW-HD5(ハードディスクタイプ/20GB) NW-HD5H(ハードディスクタイプ/30GB)デザインが大きく変更され、新たに十字キーを採用した。Gセンサーを利用し本体の方向によって表示が変化するようになった。本体にUSBミニ端子を装備したほか、バッテリー交換がユーザー自身で行える。NW-HD5Hはネット直販サイト「ソニースタイル」限定。
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