イタヤカエデとは? わかりやすく解説

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いたや‐かえで〔‐かへで〕【板屋×楓】

読み方:いたやかえで

ムクロジ科落葉高木山地自生手のひら状に浅く切れ込み秋に黄葉する。花は淡黄色実には翼が二つある。ときわかえでつたもみじ


板谷槭

読み方:イタヤカエデ(itayakaede)

カエデ科落葉高木高山植物


イタヤカエデ

別名:イタヤ
【英】:Acer mono
(カエデ科)


北海道本州四国九州分布しており、サハリン千島朝鮮中国東北部北部にも知られています。日本には20数種あります。さらに、公園庭園鑑賞用として植えられることがおおいので、園芸品種数多くありますまた、おなじ目的で、外国産のカエデ類が導入されています。木材として考えると、このイタヤカエデが代表的なもので、その外はあまり目立ちません。

木材
カエデ木材大きく、軽軟な木材と重硬な木材二つグループ分けることが出来ますが、イタヤカエデは後者含まれています。辺材心材の色の差はほとんどありません。木材の色はやや紅色帯びた白色淡紅褐色です。年輪どちらかというとやや見にくいいえます。肌目は精ですが、木理不規則なことが多く、そのために、美し縮れ、波鳥眼杢などがあります)をもつことが多いといえますまた、そのこと切削などの加工難しくしています。気乾比重は0.58-0.65(平均値)-0.77でやや重硬な木材いえます曲木のできる樹種です。加工仕上がりのよい木材です。

用途
家具器具運動用具、建築楽器などに用いられます。また、コケシ材料としてもよく知られています。


板屋楓

読み方:イタヤカエデ(itayakaede)

カエデ科落葉高木高山植物

学名 Acer mono var.marmoratum


板谷槭

読み方:イタヤカエデ(itayakaede)

カエデ科落葉高木高山植物

学名 Acer mono var.marmoratum


板屋かえで

読み方:イタヤカエデ(itayakaede)

一種

季節

分類 植物


イタヤカエデ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/07 04:56 UTC 版)

イタヤカエデ(板屋楓[9]学名: Acer pictum〈広義〉、Acer pictum subsp. dissectum〈狭義〉)は、ムクロジ科カエデ属の各地の山地に生える落葉高木である。イタヤカエデは変種が多く、葉の切れ込みや深さ、毛のあるなしで多くの亜種や変種に分けることもある[9]。一般に葉が5 - 7裂して鋸歯がないカエデで、黄色から橙色に黄葉するものがイタヤカエデとよばれる[9]。北海道産のものはエゾイタヤ(蝦夷板屋)とも。他に別名としてトキワカエデ(常磐楓)。山地に多く生えるが、平地でもふつうに見られる[9]。公園樹や街路樹として利用される。


  1. ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Acer pictum Thunb. subsp. dissectum (Wesm.) H.Ohashi イタヤカエデ(狭義)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2023年12月9日閲覧。
  2. ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Acer pictum Thunb. イタヤカエデ(広義)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2023年12月9日閲覧。
  3. ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Acer mono Maxim. f. heterophyllum Nakai エンコウカエデ(シノニム)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2023年12月9日閲覧。
  4. ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Acer cappadocicum Gled. var. dissectum (Wesm.) A.E.Murray エンコウカエデ(シノニム)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2023年12月9日閲覧。
  5. ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Acer mono Maxim. subsp. marmoratum (G.Nicholson) Kitam., excl. typo. イタヤカエデ(シノニム)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2023年12月9日閲覧。
  6. ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Acer mono Maxim. var. marmoratum (G.Nicholson) H.Hara f. dissectum (Wesm.) Rehder エンコウカエデ(シノニム)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2023年12月9日閲覧。
  7. ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Acer mono Maxim. var. marmoratum (G.Nicholson) H.Hara f. marmoratum (G.Nicholson) Rehder フイリイタヤカエデ(シノニム)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2023年12月9日閲覧。
  8. ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Acer mono Maxim. var. dissectum (Wesm.) Honda エンコウカエデ(シノニム)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2023年12月9日閲覧。
  9. ^ a b c d e f g h i 亀田龍吉 2014, p. 70.
  10. ^ a b 辻井達一 1995, p. 237.
  11. ^ a b c d e f g h i 林将之 2008, p. 54.
  12. ^ 辻井達一 1995, p. 236.
  13. ^ a b c d e f g h i 鈴木庸夫・高橋冬・安延尚文 2014, p. 111
  14. ^ a b c d e 辻井達一 1995, p. 238.
  15. ^ 辻井達一・梅沢俊・佐藤孝夫『北海道の樹』(新版)北海道大学出版会、1992年5月。ISBN 4-8329-1032-9 [要ページ番号]
  16. ^ 小野寺賢介. “日本生態学会全国大会 ESJ55 講演要旨「樹種と胸高直径構成からの樹洞密度推定」”. 2014年3月1日閲覧。
  17. ^ 亀田龍吉 2014, p. 71.
  18. ^ イタヤカエデ”. アイヌと自然デジタル図鑑. アイヌ民族博物館. 2020年12月26日閲覧。
  19. ^ 橋本仁高田明和 編『砂糖の科学』朝倉書店、2006年11月20日、21頁。ISBN 978-4254430738 
  20. ^ 樹液せっけん出来ました 占冠 メープルシロップ原料使用”. 北海道新聞 どうしん電子版. 2020年12月26日閲覧。
  21. ^ 霧降高原の恵み 日光メープル販売:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル. 2020年12月26日閲覧。
  22. ^ 宇目産メープルシロップ誕生 自生するカエデ利用、商品化目指す - 大分のニュースなら 大分合同新聞プレミアムオンライン Gate”. www.oita-press.co.jp. 2020年12月26日閲覧。
  23. ^ ブルータス, カーサ (2015年11月24日). “裂く、編む、作る。小京都・角館のイタヤ細工。|行くぜ、東北。”. カーサ ブルータス Casa BRUTUS. 2020年12月26日閲覧。
  24. ^ イタヤ細工(秋田県指定伝統的工芸品) 観光情報”. 仙北市. 2020年12月26日閲覧。


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「イタヤカエデ」の例文・使い方・用例・文例

  • イタヤカエデという植物
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