邪の目七人番長
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/07 10:02 UTC 版)
「邪の目(じゃのめ)七人番長」は東京周辺で活動する住所不定の不良集団(既に学生ではない様である)。異形の外見や超人的能力を持つ者達。強姦、殺人、極悪非道の限りを尽くすが、その証拠となるものは隠蔽するため警察には捕まらない。犯罪を行う場所は主に人のいない海岸である。中学時代の零をイジメにイジメ抜いた。 作中では彼らがしばしば自らの性器を露出させるシーンがあるが、その場合(表現の都合上)妙なデザインのコンドームを装着していることが多い。 カメレ男(カメレお) カメレオンに似た外見を持つ17歳の男。13歳のころ両親をバット葬にした。伸縮自在の舌と鋭い嗅覚、カエルの様なジャンプ力を持つ。人体を容易に溶解させることのできる胃液(『ゲロビーム』)を吐くことができ、攻撃や殺人の証拠隠滅手段として利用する。 下校中のスミレ達を襲うが、「邪の目」の手掛りを求めて周囲をパトロール中だった零に阻まれる。酒浸りで弱っていた肝臓を攻められ敗北、逮捕される。その後8人もの殺人を自供し、新聞で「怪獣少年」と報道された。 ジャッカル ジャッカル顔のモヒカンリーゼント。普段はサングラスをしている。「ジャッカルタイム」と称しステロイド剤を打って肉体を部分的に強化する。 カメレ男を倒した零への報復のため、サドラー、キカイ田と明鏡高校へ討ち入りした。明鏡高校の女教師(星野先生)を殴り飛ばし、校長から装備を没収させられ有効な打撃手段を失った零をステロイドで増強させた右腕で痛めつけた。その後零が装備を取り戻すと一気に形勢は逆転。股間を踏みつけられ悶絶、そして頭部を壁にめり込ませられ失神、敗北した。 キカイ田(キカイだ) ライダージャケットを着たサイボーグ(らしき)男。金属の身体を持つために、生身による攻撃では逆に攻撃側が負傷する。指先はマシンガンになっており、腕そのものもいわゆるロケットパンチである。「ギギギ」と笑ったり端々で「バッキャオーン」と叫んだりするが、非常時には普通に喋る。 サドラー、ジャッカルらと明鏡高校へお礼参り。校内を暴れまわるも、校長から装備を奪取した零にマシンガンは防御され、ロケットパンチも蹴落とされた。頭部の鉄兜を回転蹴りで刈り取られると、脳みそと目玉だけの貧弱な“本体”が露出した。強靭な肉体を失って戦意を喪失したキカイ田は、脳幹をヘビの様にしならせながら逃げて行った。 サドラー ボンデージを身に付けた長髪の男。七人番長の中でも目立っており、魔天郎に続くNo.2と思われる。なぜか女性的な体つきで乳房も持っているが、素手で人間の頭蓋骨をぶち抜く自称「空手五百段」の強者である。回想シーンで、学生時代に零をレイプしている姿が描かれていた。 股間の男性器は鮫の姿に変化し、自由に操ることが可能。目潰しとして液状の何かを吐き出すこともできる。 ジャッカル、キカイ田と共に明鏡高校へ攻め入り、反撃しようとした右手番長を教室の壁ごと打ち抜く。ジャッカル達が零に負けると、態度を一変させて彼に許しを請うが、通用しないと見るや再び攻撃に転じた。零の隙をついて彼を気絶させ、さらに乱入してきたスミレも打ち負かすも、先の一撃から復活した右手番長に頭部を真っ二つにされる。それでも生きていたが戦闘不能(頭部を常に両手で押さえていなければならない状態)となり、敗北した。 作中唯一「平成武装正義団」のタイトルにふさわしい、主人公勢の協力(?)によって倒された敵である。 サメ島(サメじま) 頭部が鮫。自称「生まれた時からキックボクサー」で、どんな蹴り技も完璧にディフェンスできると豪語する。 アタマ田と2人で看護婦の姿に化け、サドラー達との戦いによる負傷で入院中だった零に接近、奇襲をかける。零の蹴りをことごとくガードするも、この局面において彼が初めて放った手技(下アゴへの右ストレート)に対処できず顔面を割られる。さらなる追い討ち(踏みつけ)によって胴部も破壊され、内臓をぶちまけ敗北。まともな出番はわずか数ページという不遇な敵であった。 アタマ田(アタマだ) 念動力や瞬間移動といった超能力を持つ二頭身の男。詰め襟の学生服に袈裟の様なものを身につけている。攻撃の際は口から超音波によるものらしい直線的軌道の衝撃波を放ち、対象を破裂させる。肉体の鍛錬の必要なく、安全地帯から相手をいたぶることのできる自らの能力に優越感を持っている。 サメ島と共に入院中の零を奇襲し、彼を海岸へテレポートさせ殺害しようとした。衝撃波による攻撃を背中の皮一枚で避けた零の“浴びせ蹴り”で顔面を削がれ、続けざまのヒザ蹴りで頭部を割られて敗北。 魔天郎(まてんろう) 作中では邪の目の中でもボス的な扱いで、身の丈5メートル以上(シーンによって変動)はある大男。巨大すぎる体のせいか、普段は海中に潜んでいる。2メートルはあるという股間は龍の姿になり、攻撃に使ったり会話も可能だったりする逸品である。 サメ島、アタマ田を海岸で倒した零の前に現れ降伏を要求するが、逆に挑発的な態度で宣戦布告した零に怒り、一騎討ちとなる。股間の龍を使って攻撃を仕掛けるも、その頭部を踏み台にした零の飛び肘鉄を食らって、頭頂から胸部にかけてを割られる。それでもなお魔天郎は生きており、二股に分かれた頭部を両手で押さえながら海の中へと逃げ帰って行った。
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