私立明鏡高等学校
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/07 10:02 UTC 版)
神風 零(かみかぜ ぜろ) 主人公。知能指数173で成績優秀な通称「インテリ番長」。中学時代、邪の目七人番長達から凄惨なイジメを受けた過去があり、身体にはそのころにできた無数の傷跡が残っている。名門「大阪インテリ学園」から東京の「私立明鏡高校」2年D組へ転校するという形で、かつて暮らしていた町に舞い戻ってきた。その目的は「邪の目」への復讐である。 威圧的な白詰襟(白ラン)の下には深紅のボディプロテクター(ポリ・カーボネイトとファイン・セラミック製)を身につけ、さらにアームガードと一体化したグローブおよび鉄キン入りのレガースも装着している。基本的に足技を主体とした格闘スタイルだが、奥の手的に手技(パンチ等)による攻撃法も習得している。 「邪の目」以外に自分から喧嘩を売ることはないが、喧嘩を売られた場合には「自らに降りかかる火の粉は自分で払う」主義のもと、暴力も辞さない。当初は軍人を思わせる自己抑制的な振る舞いを見せることが多かったが、次第にそれはバンカラ風のものに変化していった。実際は剣崎スミレと意地の張り合いをするなど、歳相応の(というよりはむしろ子供っぽい)性格をしている。 “明鏡高校『邪の目』来襲事件”後の入院をきっかけに、眼鏡からコンタクトに変えた。 剣崎 スミレ(けんざき スミレ) 明鏡高校のPTA会長の娘で、頭に結んだ大きなリボンが特徴の零のクラスメイト。偏差値75、実践合気剣道五段(他に剣道三段であるという描写もある)のスーパーヒロインで、クラスではリーダー格。武器としては主に特殊警棒や竹刀を用いる。自称「リボンの武士」。 気が強く自信家だが年相応に見えない容姿をかなり気にしており、子ども扱いされると逆上する。変態には容赦しないと言うものの、不測の事態には対応しきれず失神してしまう面もある。零とは主義主張の違いから反目することも多いが、本心ではお互い憎からず思っている。 右手番長(みぎてばんちょう) 同じく零のクラスメイト。「空手部」に所属しているようだが使用武器は日本刀。同部を私物化して「右手部」に改め、部室を根城に“右手一代”手淫に勤しむ明鏡高校の不良。過去数度にわたって問題を起こしているらしいが、先生には割と素直である。 ホモセクシャルであり、零に絡んで返り討ちにされた舎弟の仇を取るべく挑んだ果し合い(顔面へのハイキックを零が寸止めするという形で敗北)をきっかけに彼に惚れる。以降零と揃いの白ランを着たり、学生生活上で色々と世話を焼こうとするなど、意外に純情な一面を見せる。その一方で「女、殴るヤツは許せねえ!」などと、男気を感じさせる発言も確認できる。 犬山(いぬやま) 右手の舎弟その1。耳が長い。 石山とふたりで校内の見慣れない人物に対しよく絡むが、毎回返り討ちに遭う。 石川(いしかわ) 右手の舎弟その2。僧兵の様な格好をしている。 犬山とふたりで校内の見慣れない人物に対しよく絡むが、毎回返り討ちに遭う。 2年D組の先生 数学の答案を背中に張られていても気付かない男性教師。零のクラスの担任。 「邪の目」への復讐に燃え、頑なに「防衛のための武装」を主張する零を静かに諭すが、「邪の目」による明鏡高校襲撃の際は何もできず、その「平和思想」のていたらくぶりを非難する学生らに対して逆切れした。 校長先生 「武装解除が平和への道」であると信じ、逆の主張を通そうとする零と対立する。 校長としての権限で零の装備を没収するも、それは「邪の目」襲撃を受けて零に無理矢理奪い返されることになる。 星野先生(ほしのせんせい) 校長先生の考えに同調し、「武装解除」の思想を唱える女性教師。スミレに「考えが甘い」と批判されるが、構わず生徒達に自分の考えを訴える。直後に乱入してきたジャッカル達に殴られ、教室の端から端まで吹っ飛ぶ。 零の母 息子思いの母親。美人。零も彼女の前では大人しい。
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