過去の列車における使用車両
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 11:21 UTC 版)
「カムイ (列車)」の記事における「過去の列車における使用車両」の解説
過去の列車の編成図 ← 旭川/新千歳空港・室蘭 札幌 → いしかり・ライラック485系(1975年7月 - 1980年6月)781系(1979年3月 - 1986年10月)6 5 4 3 2 1 自 自 自 自 指 自 ライラック・ホワイトアロー781系(1986年11月 - 1992年6月)4 3 2 1 自 自 自 指 自 スーパーホワイトアロー・ライラック785系(1990年9月 - 2002年4月)1 2 3 4 5 6 自 自 自 自 指 自 自 札幌側5・6号車は札幌側に付属編成を連結した一部列車のみ。このときに4号車は全室指定席になる場合あり。増結は札幌側のみではなく旭川側にも付属編成を連結した事例もあり、その場合は、中間となる4号車を指定席とした運用の他、札幌側6号車(基本編成では4号車となる)を指定席とした運用もなされていた。 モーニングエクスプレス785系(1990年10月 - 1998年4月)5 6 自 自 ライラック781系(1992年7月 - 2007年9月)1 2 3 4 自 自 自 自 指 指定席は2001年からuシートに変更。 スーパーホワイトアロー・スーパーカムイ785系(2001年 - 2017年3月)789系1000番台(2007年10月 - 2017年3月)1 2 3 4 5 自 自 自 (u) 自 2002年以降は全車両禁煙 座席種別凡例 指=普通車座席指定席 u=普通車座席指定席「uシート」 自=普通車自由席 ()=バリアフリー対応設備設置車 485系1500番台電車:1975年(昭和50年)7月18日 - 1980年(昭和55年)6月エル特急「いしかり」で使用された。普通車のみの6両編成で、2号車が指定席、1号車と3 - 6号車が自由席であった。 元々は本州向けの485系電車を北海道向けに設計変更したものであり、北海道専用の特急形電車が登場するまでの、言わば「つなぎ」であった。そのため、冬季に入ると耐寒・耐雪性能の不備を次々と露呈し、不具合や故障が頻発した。次の冬からは、編成両数の4両への減車による予備車の確保と、日中1時間ヘッドから2時間ヘッドへの運転本数の半減による整備時間の確保という、「計画的間引き」による対策にまで追い込まれたが、なおもトラブルは完治せず、それまでの711系によって築かれた、冬季における国鉄への信頼を失墜させた。1979年(昭和54年)3月19日から781系電車が登場し、1980年(昭和55年)6月までに全て置き換えられた。 781系電車:1979年(昭和54年)3月19日 - 2007年(平成19年)9月30日1979年(昭和54年)3月19日からエル特急「いしかり」で営業運転を開始し、1980年(昭和55年)6月までに順次485系1500番台を置き換えた。同年10月1日から2007年(平成19年)9月30日までエル特急「ライラック」(「いしかり」から改称)、1986年(昭和61年)3月6日から1990年(平成2年)8月31日までエル特急「ホワイトアロー」に充当された。 当初はすべて6両編成で運転され、座席種別・号車ともに485系1500番台と同じだった。1986年(昭和61年)3月6日には「ライラック」「ホワイトアロー」の一部列車が4両編成で運転されるようになり、同年11月1日からは「ライラック」「ホワイトアロー」の全列車が4両編成での運転となった。 4両編成の列車は、1986年(昭和61年)3月6日から1992年(平成4年)6月30日までは2号車の半室が指定席、2号車の半室と1・3・4号車が自由席だったが、1992年(平成4年)7月1日からは4号車の半室が指定席、1 - 3号車と4号車の半室が自由席とされた。ただし、繁忙期には4両編成を2本連結した8両編成や、自由席2両を増結した6両編成で運転されることもあった。また、指定席については2001年(平成13年)以降に順次「uシート」に変更された。 また、785系に事故・トラブルが発生した場合は、代走として「スーパーホワイトアロー」の運用に入る場合もあった。この場合の表示幕は、従来の「ホワイトアロー」幕を基準とした意匠の上部に小さく「スーパー」を介した専用表示幕による運行であった。 785系電車:1990年(平成2年)9月1日 - 2017年(平成29年)3月3日1990年(平成2年)9月1日から1998年(平成10年)4月10日までエル特急「ライラック」のうち1往復に、1990年(平成2年)9月1日から2007年(平成19年)9月30日までエル特急「スーパーホワイトアロー」に、2007年(平成19年)10月1日から2017年(平成29年)3月3日までエル特急「スーパーカムイ」にそれぞれ充当された。 「スーパーホワイトアロー」運行開始当初は、通常期は4両編成、早朝・夕方等のラッシュ時や繁忙期または団体予約がされた日に限り6両編成で運転を行っており、普通車指定席は編成中札幌寄り半室を原則として指定席として運用していた他は、シートカバーに「指定席」と刺繍されたものを被す事で自由席と区別していた。なお、増結編成を連結した6両編成時では1両全席を指定席扱いとすることもあり、この場合はシートカバー以外に車両に「指定席」のステッカーを貼って対応していた。なお、「ライラック」の運用は旭川駅発の始発列車および札幌駅発の最終列車の1往復で、原則として6両編成が充当された。 2002年(平成14年)3月16日のダイヤ改正からは編成が組み換えられ、4号車が指定席「uシート」、1 - 3号車と5号車が自由席とされた。この編成は2007年(平成19年)10月1日から共通運用が組まれた789系1000番台電車と同一であった。
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