週刊誌が報じた厚労省などからの批判、および反論とは? わかりやすく解説

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週刊誌が報じた厚労省などからの批判、および反論

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 00:38 UTC 版)

嘉山孝正」の記事における「週刊誌が報じた厚労省などからの批判、および反論」の解説

2010年4月嘉山国立がん研究センター理事長就任同時に長年におよぶ財政悪化元凶と言われる厚生労働省からの出向ポストをほぼ排除し借金大幅に圧縮した。これに対し厚労省サイドからは「仙谷由人グループお手盛り人事ではないか」などと批判起きたほか、さまざまな情報長妻昭厚労相当時)やマスコミ流された。『週刊現代』の記事のなかで大村秀章自民党国会対策副委員長当時)も、嘉山理事長就任を「極めて不可解」とし、国会で嘉山民主党支持者仙谷人脈脳外科専門でがん研究ではほとんど実績がない。選んだメンバーの名前も出せない、経過言えないとは行政私物化だ」などと追及した長妻厚労相は「理事長人事おかしなところはない」、嘉山も「人事がおかしいとかくだらないことを言う人はいるがフェア選考だ。これまで厚労省人事権からカネまで全部握られ現場にはなんの権限もない状態だった。そこを一から変えるためずっとヒアリング続けている。アホなことを言う職員もいるが、『やる気になった』という職員からのメールいっぱい来ている」「世界で初めて人がんの低酸素状態を証明するなど、脳腫瘍分野では基礎研究手術含めて業績は十分。『民主党支持者』とあるが、舛添要一厚労相時に政府委員務めており、大村発言事実捉えていない」などと反論した。 また『週刊新潮』によると、国立がん研究センターのある医師の話として「三顧の礼迎え入れた医師非正規のまま放置し、その医師数カ月袂を分かった」とあり、嘉山理事長就任直後センター離れた別の医師も「破壊必要だが(嘉山の)方針には再建策が見当たらない理事長院長兼務国立病院では通常ありえないこと。もっと部下信頼すべきなのにイエスマンばかりで優秀な職員がいなくなる。独善的で『築地金正日』と揶揄する職員もいる」と批判2010年11月厚生労働省関係審議会がん対策推進協議会運営に不満を持った患者代表委員垣添忠生会長当時)の解任動議提出した際、嘉山は「この協議会は私が出た公の協議会の中で最低。トップが代わればやり方いくらでもある」と垣添公然と批判した自身解任動議への投票棄権結局動議否決されたものの、他の委員から「言行不一致信用できない」と批判された。2011年5月がん対策推進協議会会長選挙では、投票直前に「あなたは人徳がない」「会議の中で怒鳴ったりしないでほしい」「話が長い」などと他の委員から言われたことなどもあり、対立候補門田守人大阪大学副学長大差敗れた。 これについて記事の中で嘉山は「門田のほうが長く委員務めているので選挙結果予想通り人徳がないと言った人こそ人徳がない。金正日と言うが、職員説得し納得してもらってリーダーシップ発揮している。私が理事長になって様々なことを公開しているし、権威持って命令したことなどなく以前よりも民主的だ」と反論した。 さらにその後、『週刊新潮記事引用され発言は「エビデンス基づいていないものであるため、記事自体エビデンス基づかない内容になっている」とし、『三顧の礼迎え入れた医師非正規のままで放置し数カ月袂を分かった』について「該当する考えられる医師については辞職をしていないセンターでは医師非正規のまま放置するということはない」、『(これまでの組織を)破壊』し、『方針には再建策が見当たらない』という記載については、数々改革の成果挙げた上で発言者国立がん研究センターが行ってきた取り組み十分に知らないためなのか、悪意持って事実乖離した発言をしているかの様感じる」、『トップが代われば、やり方いくらでもあります』との発言は「『会の運営やり方変えてほしい』という提言行ったものであり、罵ったものではない」、『あなたは人徳がない』発言については「がん対策推進協議会においてそのような発言はなく事実無根である」とする見解発表した2012年4月から2年間を任期とする次期がん研究センター理事長公募には、嘉山を含む3名が応募国立病院機構名古屋医療センター院長堀田知光次期理事長選ばれた。これについて厚労省選考理由選考委員の名前等を一切明らかにせず、選考過程極めて不透明指摘されているが、これは嘉山政治主導理事長選ばれたことのまさに裏返しであり、政治主導当初のように機能しないなか、ノンキャリア官僚天下り企業を切るなどの嘉山一挙手一投足を「煙たく感じていた厚労省理事長交代企てたとみる向きもある。 一連の改革の取り組みについて取材した毎日新聞記者前田洋平は、その著書国立がんセンターでなぜガン治らない? 闇に葬られ改革』のなかで、再任阻む勢力生み出した原因が、この改革が単に一つ病院立て直しとどまらず(もちろん、それによる既得権益との対立さることながら)、日本の医療政治構造全体影響与えるものであったことにあると指摘している。つまり、それまで医療政治の要をなしていた厚生労働省医療産業界に代わって医療現場ネットワーク化する司令塔機能立ち上げようとする構想日本版NIH構想)まで掲げ実現向けて動き出したために、医療政治仕組み根底から覆されてしまうことへの危機感広がったというのである

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