記事・企画
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/06/20 04:20 UTC 版)
独自棋戦 「新鋭三羽烏勝抜争覇戦」1943年、藤沢朋斎、高川格、坂田栄男による総当戦(優勝坂田)。 「棋道チャンピオン戦」1977-78年、プロトップ棋士による勝ち抜き戦。 「共立住販杯争奪プロアマ8強オープン戦」1987-88年、若手プロとアマ強豪各8名によるトーナメント、第2回まで実施。(優勝結城聡、趙善津) 「荏原製作所・暁星グループ杯世界頂上対決三番勝負」1990年に800号記念企画として、前年の応昌期杯優勝の曺薫鉉と富士通杯優勝の武宮正樹の三番勝負を行った(武宮2-0)。 「32時間一番勝負」1996年、持時間各16時間、打ち継ぎ4回の一番勝負を主催。棋戦の持ち時間が短縮される傾向にあり、三大タイトルの挑戦手合も各8時間、国際棋戦では3時間が主流となっている時世へのアンチテーゼとして「挑戦!平成の名局」と銘打って企画された。第1局は依田紀基-結城聡(中押勝)戦が1-4月号に掲載。第2局は山田規三生-羽根直樹(半目勝)を6-9月号に掲載。 読み物・講座 「昭和新法互先布陣」1928年連載。本因坊秀甫『方円新法』を上回る布石体系を築こうと本因坊秀哉、中川亀三郎、岩佐銈、瀬越憲作、鈴木為次郎などの合議による布石講座。過去に比して足早で戦い方が厳しく、四線への着手でバランスを取ろうという手法が見られる。 「秀格棋話」1977年に、高川秀格名誉本因坊のエッセイを連載。 「中国囲碁外史」1986年9月号から1991年12月号まで連載。古代から清代までの中国の囲碁の歴史、エピソード。田振林・祝士維。 「棋道ミニ博物館」1993年1月号から1995年12月号に連載、囲碁に関する文化事物の紹介。文は相楽十梧、資料提供は水口藤夫で、切手、浮世絵から古代発掘品まで幅広く掲載された。 「ぶらり囲碁紀行」1996年1月号から1999年7月号まで連載した、早稲田大学教授三浦修により、全国各地の囲碁にまつわる史跡、文化を訪ね、写真と共に紹介するエッセイ。 「由紀のイタリア日記」1997年4月号から、ヨーロッパでの囲碁普及のためにイタリアに長期滞在する重野由紀の近況報告エッセイを連載。「碁ワールド」でも引き続き連載。 その他 「日本棋院全棋士年間総合星取表」毎月の棋士の成績を掲載。 「詰碁コーナー」詰碁の新題2問を毎号掲載し、解答正解者に賞品を贈呈。1999年6月号まで掲載。戦後復刊以後の一部は「昭和の詰碁」(全3巻、日本棋院 1990年)として出版された。 「段位認定テスト」誌上に掲載された問題に綴じ込み葉書で回答し、得点に応じて段位(六段まで)を認定する。 「県百傑戦」1983年に各県の日本棋院会員による100位までの順位戦を企画、掲載した。しかし各県支部、幹事による運営負担が大きく、1984年6月号で掲載は終了、自然消滅となった。 「プロの一手グランプリ」1985-87年、プロ棋士の毎月の対戦の中から「現代版耳赤の一手」を選考し、年間最優秀一手賞を選出。最優秀作品の賞金は30万円。選考は石田章(85)、高木祥一(86)、片岡聡(87)、選考委員は藤沢秀行、坂田栄男。
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