蝦夷地・松前藩・アイヌの人口変遷とは? わかりやすく解説

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蝦夷地・松前藩(福山藩/館藩)・アイヌの人口変遷

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 16:09 UTC 版)

江戸時代の日本の人口統計」の記事における「蝦夷地松前藩福山藩/館藩)・アイヌ人口変遷」の解説

松前藩蝦夷福山藩)はアイヌとの交易収入独占するため(場所請負制)、和人地蝦夷地設置して往来取締しまったが、19初頭まで蝦夷地人口調査対象外であった宝暦10年1760年)の幕府巡検使への報告において和人地人口和人21647人を数えたほか、東在47人、西在50人、合計97人のアイヌ和人地暮らしていた。また、福山城下人口安永6年1777年)において、諸士1526人、寺社方170人、町方4308人であった18世紀松前藩和人地和人人口変遷元号西暦和人人口領民人口城下東在西在享保6年 1721年 15,615 寛延3年 1750年 21,807 宝暦6年 1756年 22,631 宝暦10年家中寺社共) 1760年 21,647 5,456 7,208 8,983 天明6年 1786年 26,310 寛政4年 1792年 27,409 寛政10年 1798年 28,711 通商求め来航する外国船が後を絶たずロシア南下警戒した幕府は、寛政11年1799年)に東蝦夷地を、文化4年1807年)に西蝦夷地天領とし、アイヌに対して人別帳作成行った文献ごとに数字異なり千島アイヌ北海道アイヌとまとめられているなど大まかな集計ではあるが、千島・樺太交換条約1875年)により北海道へ移住する前の樺太アイヌ人口記録しているなど貴重な資料となっている。 19世紀蝦夷地松前藩和人アイヌ人人口変遷元号西暦蝦夷地松前藩全域領民人口和人アイヌ合計北海道アイヌ北蝦夷地樺太合計六箇場所(松前藩領内東蝦夷地千島を含む)西蝦夷地樺太を除く)文化元年家中寺社共) 1804年 56,461 32,664 23,797 21,697 526 12,227 8,944 2,100 文化年中 1810年58,540 31,740 26,800 450 文政5年 1822年 61,948 37,138 24,810 22,239 472 12,119 9,648 2,571 文政11年 1828年 65,023 天保5年 1834年 67,862 天保10年 1839年 65,263 41,886 23,377 20,771 422 12,900 7,449 2,606 天保11年 1840年 64,346 弘化3年 1846年 70,887 嘉永元年 1848年 20,627 395 10,912 9,320 安政元年 1854年 82,639 63,834 18,805 15,759 377 10,506 5,253 2,669 明治6年総人口1873年 123,688 105,058 18,630 16,272 259 12,532 3,481 2,358 蝦夷地天領になってからは和人人口増加し始めるが、一方でアイヌ人口減少傾向見せる。これは和人との接触により天然痘梅毒などの感染症広がったことによる文化4年1821年)には蝦夷地大藩松前藩返却されたが、ペリー来航後の安政2年1855年)には再び蝦夷地天領となり、松前藩には陸奥国伊達郡出羽国村山郡内の飛び地与えられた。松前藩慶応4年1868年)に居城福山城から館城移した明治3年1870年旧暦5月調の館藩族籍別人口は以下の通りである。 館藩族籍別人口(明治3年旧暦5月調)族籍合計男女士族 5,703 2,770 2,933 卒族 3,559 1,780 1,779 社家 122 68 54 僧・修験 459 410 49 平民 69,949 35,196 34,753人員 79,792 40,223 39,569典拠は葭田光三(1989年)、白山友正 (1971年)、関根達人2010年)、『新北海道史』)

※この「蝦夷地・松前藩(福山藩/館藩)・アイヌの人口変遷」の解説は、「江戸時代の日本の人口統計」の解説の一部です。
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