第八世界ファー・ジ・アース
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2011/05/10 11:30 UTC 版)
「セブン=フォートレス V3」の記事における「第八世界ファー・ジ・アース」の解説
第八世界ファー・ジ・アースは菊池たけし製作のテーブルトークRPG『ナイトウィザード』の舞台となった世界である。 第八世界ファー・ジ・アースは、我々の住む現代地球に対応する世界である。ファー・ジ・アースという名前は異世界の人間がこの世界を呼ぶ言葉であり、現地の人間はこの世界を「地球」と呼ぶ。この世界では魔法や怪物といった「ファンタジーな存在」は巧妙に隠蔽されており、代わりに科学が発展している世界となっている。 ファー・ジ・アースは「裏界」といわれる別の異世界と隣り合わせになっており、現在、ファー・ジ・アースは裏界からやってくる謎の精神寄生体「エミュレイター」の静かなる侵略にあっている。このエミュレイターはプラーナの採取を目的とする生命体であり、地球の人間たちにとりつき肉体を乗っ取り、普段は人間たちの社会に混じりながらもより多くの人間のプラーナを吸収すべく陰謀を働いているのである。そしてこのエミュレイターたちはプラーナが豊富なラース=フェリアにも魔手を伸ばしたのである。 より正確な詳細は、主八界#第八世界ファー・ジ・アースおよび主八界#裏界の節を参照。
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第八世界ファー・ジ・アース
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「主八界」の記事における「第八世界ファー・ジ・アース」の解説
主要登場作品 : 『Dear... ~この歌をあなたに~』(読者参加企画)、『ナイトウィザード』(TRPG) 管理者 : 幻夢神 守護者 : アンゼロット(代行:赤羽くれは) 守護天使 : 「使徒」のキャラクタークラスを持つ一部のプレイヤーキャラクターたち 我々が住む現代地球に酷似した世界。もしくは地球そのものかもしれない世界。「第八世界ファー・ジ・アース」という名前は異世界から見た場合の呼び名で、住人はこの世界を「地球」と呼ぶ。 第八世界ファー・ジ・アースは現在、二つの異世界からの侵略を受けている。侵略者の一つは裏界といわれる異世界よりプラーナ(生命エネルギー)を狙ってやってくる精神寄生体「エミュレイター(侵魔)」。侵略者のもう一つが、宇宙を混沌に返すべく闇界といわれる異世界より招来してくる虚無の怪物「冥魔」である。これら侵略者に対抗するために第八世界の周囲には「世界結界」というものが幻夢神により張られている。 この世界結界とは、結界に包まれた内部の世界の「常識」を決定することができる強固な結界である、例えば「幽霊なんているわけない」と言う常識が結界にプログラムされるとこの結界の内部では幽霊は存在を許されなくなり力ある幽霊でない限り消滅する。幻夢神や守護者はこの結界の力を用い、神々、魔物、魔法などといった「ファンタジーな要素」を否定する常識をプログラミングすることで、異界のバケモノたちからの侵略を防いでいる。この世界結界の力により、仮に異界のバケモノたちによる残忍な殺人事件があったとしても、人々の記憶が修正されてテロだの猟奇犯罪などといった「現実的な理由」が後からくっついてマスコミ報道されるようになったり、殺された被害者の家族や友人の記憶が修正され被害者そのものが「はじめからいなかった」ことになったりする。そのため、この世界の一般的な住人はエミュレイターや冥魔の存在に気づいていない、 ただしこの代償としてこの世界では魔法や精霊などの存在は否定されることになった。もっとも「もしかしているかもしれない」と言う思いが現在の人間にはあるため、魔法や精霊などが完全に否定されたわけではない。ただ、その力が強く制限されてしまっているだけである。魔法使いが魔法などを普通に使おうとしても目撃者が多い街中などでは「魔法を大量の人間に目撃されるのは不自然」なため世界結界が邪魔して魔法が使えなくなる。そのため、世界結界から否定された魔法使いや超能力者、吸血鬼や人狼などの「いるはずのない者たち」はいざというときに世界結界の中でも魔法や特殊能力が使えるように、月衣(カグヤ)といわれる小さな結界を身にまとう技を身に着けた。月衣の中では一時的にではあるが世界結界の影響を受けなくてすむのである。これは月衣そのものが小型の世界結界であり、その内部にある自身に対して「魔法は存在する」という常識を適用しているからである。このように世界結界に適応した特殊能力者たちを「ウィザード」と呼ぶ。 世界結界はエミュレイターの攻撃を防ぎ続けたが、二十数年前、黒海沿岸に「魔王」と呼ばれる高位のエミュレイター・ルー=サイファーが現出する「第三天使の喇叭事件」が発生。これにより世界結界は大きなダメージを受け弱体化した。現在ではエミュレイターは月匣(ゲッコウ)と言われる月衣に似た結界を身にまとうことで世界結界を破って侵略してくる。世界結界の中でエミュレイターが多くのプラーナを吸収にその存在力を強めていくと、世界結界はエミュレイターの存在を認めなくてはならなくなり、結界の常識が書き換えられてしまう。そうなるとこの世界はエミュレイターたちの大攻勢を受けてしまうため、潜入したエミュレイターを退治するためにウィザードが毎夜のように人知れず戦っているのである。 200X年にあらゆる願いを叶えるといわれる七つの宝珠を巡る裏界帝国とウィザードの長期間に及ぶ戦い「マジカル・ウォーフェア」が起きる。この戦いは地球を守ろうとする人間たちと、世界を侵略しようとする侵魔たちとの戦いであったのだが、マジカル・ウォーフェアの終盤において、天界の神々の勢力が干渉してくる。神々は第一世界ラース=フェリアから勃発した第二次古代神戦争が全次元に波及するのに対抗するため、幻夢神を目覚めさせることを目論んでおり、そのために両勢力の戦いを利用した。 幻夢神を目覚めさせることはすなわち世界をリセットすることにつながる。実はファー・ジ・アースという世界は幻夢神が夢を見ることで存在している、いわば夢の中の世界である。裏界という牢獄を夢の果てに閉じ込めるために幻夢神は裏界の周囲に夢の世界を作り出し封印しているのである。その夢の世界こそが現在のファー・ジ・アースである。最終的にウィザードたちは現在のファー・ジ・アースを守るために戦い、幻夢神も人間たちの希望を受け入れ目覚めないことを選んだ。 第二次古代神戦争勃発後、守護者アンゼロットが冥魔に崩されつつある第三世界エル=ネイシアの防衛に赴くという事態が発生したが、アンゼロットは彼女のもとでエミュレイターと戦っていた赤羽くれはを守護者代行に指名。現在は世界結界の存在や、くれはとルー=サイファー、ルーと並ぶ有力なエミュレイターであるベール=ゼファーとの間の暗黙の安全保障協定によって冥魔の侵攻は比較的弱めとなっている。しかし冥魔と手を結ぶエミュレイターや、世界結界の破壊を目論む謎の人物・ノアの出現、そしてエル=ネイシア戦線の膠着によるアンゼロット不在の長期化によって、状況は予断を許していない。 詳細はナイトウィザードの項目を参照。
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